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こんなに濁るはずはないのに(2008/3/22)
3月22日
、週半ばの雨に活性が良くなっているかな?と期待して浅川へ行きました。いつもの平山橋下に着いてみると床固下右の細流は少し濁りがあるが[木曜日の雨の影響が残っているのかな?]と思う位でそれほど気にならない程度だった。最近、ここでの釣果はなかったがサーチに数尾が反応してくれた。とりあえず流れ込み上流のテトラの上から前の崩れテトラに向けてフライを送り込んでみたが反応しない。コイは崩れテトラの裏側を回遊している。立ち位置をテトラ2つ分前に移動して崩れテトラの下流にキャストし久しぶりにここでの釣果を得ることが出来た。しかし反応はそれでストップ。すぐに諦め床固下流のプールへ。流れは雨の影響が残り水量が少し多い上に濁りも残っている。しかし床固からの速い流の白泡が消える辺りには水面に浮いたコイの姿が幾つも黒い模様を描いていて今までの[掃除機ライズ]ではないはっきりしたライズだ。流が強く足元が不安なので床固を渡り左岸からキャストすることにした。ドラッグの掛かりを極力抑えるために少し上流側にラインを落としメンディングしながらコイの集団に向けてフライを送り込む。幾度か流れの読みを失敗してコイの前にフライが届かなかったが何とか喰い付かせることが出来2尾目を釣り上げた。これをリリースしてから流れを見るとあれほど浮いていたコイの姿が数尾しか見えない。しかも殆どは対岸に近い側に遠ざかっている。立ち位置を微妙に変えながらメンディングを繰り返し何とか3尾目を釣り上げたがそれで全て沈黙。数が多かったので「少し待てば幾つか浮いてくるかな?」としばらく待って見たが回復しそうにないので下流のプールに移動。下のプールも増水で少し流が速い。流れ込みの巻き返しのテトラ前に2尾ほど居たがいつもよりも巻き返しの流が速くドラッグの掛かり方が早く喰い付いてくれなかった。そこで思い出したのは「増水時はテトラ帯の中に入り込んでいる」と言うこと。少し下流のテトラの奥に距離のあるポイントに流れ込む筋にサーチ。居た居た。期待通りテトラ帯の中で餌を探している。水深のギリギリまで近付いて岸ギリギリにいるコイの目の前にフライを落とす。警戒心は全く無く、落ちたフライに向かってすぐに口を開けて喰い付いてきた。ロッドを立ててテトラ帯の中を誘導し流れに引きだして4尾目。そのすぐ下流のテトラの中からもう一尾引きずり出したがそのテトラ帯への回遊は2尾だけだった。次のテトラ帯で掛けたコイは流れに誘導する前に下流に走り痛恨のラインブレイク。その直後、テトラ帯の前で6尾目を釣り上げたが、その頃ちょっと気になったのが濁りの程度。釣り始めた頃には殆ど気にしていなかったので最初の濁り方をはっきり覚えていないが、少し濁りがきつくなったような気がした。「気のせいかな?」と思える程度だったのだが。濁っているといっても透明度は30cm程あるのでテトラ帯の中を狙うには殆ど影響がないのだが。お気に入りポイントに辿り着いてテトラ帯の中を狙い始めてコイの反応がいつもと違う事に気付いた。「見切りが多い」と言うよりも「見向きもしない」コイが多いのだ。サーチのパンは素直に喰い付くのにフライには目もくれない。いつもと同じ位置にフライを落としていて気が付いた事は「テトラ帯の中の流がいつもより速い」と言うこと。しかもテトラが並んでいて流れは左右に蛇行している。そこに真横からキャストするのだからラインが落ちた瞬間からドラッグが掛かる。しかも途中のラインが手前のテトラの間に入り込み、先端のフライは全く流れて行かない。流れの筋にラインを載せるにはテトラ帯の中に入り込むしかないがテトラの中は深くて入り込めない。途中のテトラの上にラインを載せる様にして一番奥の流れの緩いところを狙ってフライを落とし何とか喰い付かせることが出来たが一気に下流に走られて、ラインを送り出す間もなくラインブレイクの連続。しかも軽くしか合わせてないから掛かりが浅くなっていたのだろう、今度は途中バラシ。ブレイク3回、バラシが2回で1時間以上も釣果無し。その内お気に入りテトラ帯への回遊はストップ。仕方なく先週連続ブレイクした次のテトラ帯へ移動。その頃からはっきり濁りがきつくなっているのを確認できた。雨による濁りではなさそうだ。どう考えてもこれは工事の濁りとしか思えない。平山橋の上流は最近様子を見ていないのだがそれほど遠くないところで河川工事をしているとしか思えない!濁りがきつくなり透明度も10cm位しかないがコイの反応はいい。しかし流が速くテトラ帯の中でのドラッグがきつい。あちこちキャストしてやっと見つけたのはテトラ帯の一番狭いところの岸際のテトラの下流。コイは緩い流れの岸に引っ掛かっているサーチのパンに向かって口を使っている。テトラギリギリまで近寄り、対岸の岸に生えている枯れ草にティペットを引っ掛け、垂直にフライを垂らす。ラインは水面に落ちないようにロッドを目一杯前に出して回遊を待つ。この方法で連続2尾釣り上げる。その後は対岸ギリギリの流れの緩いところを狙って斜め上流からキャストして40分で5尾追加。しかしこの方法もコイの回遊が無くなったところで終了。テトラ前の流れを狙ってみたが濁りのためか反応がない。結局日没近くまで頑張ってみたがそれ以上追加することが出来ず合計13尾に終わってしまった。帰り道、床固下の様子を見たら来たときよりもやはり濁りが激しくなっていた。今、国交省のHPで確認したら長沼橋の上流で工事をやっているようだ。工事期間は3月中の予定だから間もなく終わるはずなのだが・・。


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