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広い水面が一面に波立ち・・・(2008/5/6)
5月6日
、またしても二子。今年のゴールデンウィークは全て二子でした(笑)。で最初のポイントはいつも通り兵庫橋上。前夜から吹いていた強い風も治まり穏やかな水面が広がっている。どこにいるのか周りをキョロキョロ見回しながら最初の狙いは[虎の穴]。しかし回遊がない。キョロキョロで気が付いたのは[虎の穴]の下流の倒竹の陰での反応。枯れた倒竹の下を通してフライを振り込み、50cmも流さないうちにヒット。一気に寄せようとしたが逆に一気に走られ少し驚く。動きが落ち着いたのになかなか寄ってこない、と言うかやたらに重い。またしても大物の予感。引きに合わせてラインを送り出し、動きが止まったのを見計らって少し手繰る。やっと目の前まで来ても取り込める距離までは近寄らない。ネットを手にして、水面に頭を出そうとするとまた遠ざかる。4度も同じ事を繰り返しやっと取り込んだのはかなりの大物。陸に揚げて採寸すると77cm。1尾目から70オーバーだと気分がいい(笑)。この後1時間ちょっとで4尾追加。このままいけば・・等と考えていたが反応はドンドン少なくなっていく。こうなるとコイがどこにいるのかキョロキョロする回数が増えてくる。そしてキョロキョロしている時に限って突然フライに反応が出てそれを見逃すよくある(涙)。そんなことを繰り返しているとき目の前1m程の所の底に魚の姿が現れた。最初はよく見かける「ナマズ」だろうと思ったがナマズにしては色が白っぽいし頭部が少し細い。「それじゃライギョかな?」と思ったがライギョにしては模様がはっきりしない。しかしその魚はゆっくり泳いでいるのでじっくり観察することが出来た。よく見ると模様は薄いがライギョのようだ。いつも目の前に突然現れた魚影を撮影しようとして慌ててデジカメに手を伸ばすと、その動きに驚いて逃げてしまうから、今回は静に、出来るだけゆっくりデジカメを取り出す。ファインダーを覗く為に顔に近づけるとその動きで逃げられそうなので大まかに位置を合わせてシャッターを切るが、最初の写真はピントが合っていなかった。ライギョはゆっくり目の前を通り過ぎて上流に移動する。追いかけるように振り返り2回目のシャッターを切った時、ちょうど水面に浮き上がったところだった。水面で呼吸するタイミングだったようだ。続いてもう一度シャッターを切ろうとした瞬間、動きを関知したのか慌てて潜って行ってしまった。その直後から急に風が強くなり水面は一面に波立ち始めコイの反応は完全になくなってしまった。ここでも釣果は期待できないので本流へ移動。しかし本流はBBQや水遊び人達で賑わい、狙いの橋桁周りは期待できない。橋桁周りだけでなくその下流にも人の姿が幾つも見える。下流への移動を諦め上流へ移動する。風が強く波が高いのでF-2での釣果は期待できないがとりあえず様子を見に行く。F-2では下流に餌釣りが一人居て沖に投げ込んでいる。その後ろをパスして上流へ。中流域に立ち込みサーチするが波が高く水面の反応が見えない。と言うか反応していないようだ。仕方なく最上流部から様子を見る。しかしやはり速い流では全く反応がない。少しずつ下り広い範囲をサーチするが反応はない。反応がないからと言っても、可能性のある別のポイントがあるわけではないから風が治まるのを期待しながら反応を探す。やっと流芯横の筋に反応を見つけたが単発の反応ですぐに移動してしまう。左右に大きく移動しながら少しずつ下り、やっと狙える反応を見つけたのはここに来てから3時間経った頃。見つけたコイが移動しないことを祈りながら、ラインを出したまま距離を詰め、40ヤードまで近付いたところで立ち止まる。ラインを手繰り出してフライを送り込み、見難い水面からやっと釣り上げることが出来た。時間はまだ5時過ぎで反応さえあればもっと数を伸ばすこともできたが遠くでの単発反応だけでそれ以上釣果を伸ばすことは出来なかった。天気は良かったが風が出てきてからは最悪だった。結局、ゴールデンウィーク後半はじり貧になったが全体的にはまずまずの釣果。10尾/9尾/7尾/6尾で合計32尾で一応納得。


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