Top-Image

line

今年も鮎が解禁に(2008/6/1)
6月1日
、土曜日はお休みで日曜日だけの出漁。気温が低く水量が多そうなので少し心配しながら二子に行きました。兵庫橋に到着してみるとポイントに木村さんの姿がある。様子を聞くと「流れの透明度がすごくいいです。それと、ヘラブナが沢山いてコイと一緒に移動している。水温が低くてコイの反応は鈍いですね」とのこと。とりあえず並んで反応を見るが確かに鈍い。それでも木村さんはすぐに1尾釣り上げた。私にも1尾反応してくれたが途中でバラシてしまい反応はストップ。水温は18度しかなくてこの時期にしては2-3度ほど低い。「もう少し時間が経てば水温が上がって反応は良くなるはずですが」と木村さん。「本流へ行きます」「私ももう少しで引き上げます」「ありがとうございました」ということで本流へ。しかし予想通り本流は水量が多い。けれども濁りはなく状況は良さそうだったが風が強く波が高い。流れにはあちこちに鮎師の姿がある。そうなのだ。6月1日は鮎の解禁日。二子付近は流れに大きな石がないので鮎の釣り方はコロガシがほとんど。流れに立ち込んで長い竿を振りながらの釣りなのだ。コイ釣りの方は狙っていた橋桁周りは人が多くコイの回遊は見られない。兵庫橋からの流れ出しを越え二子橋の下流へ。もう少し水位が高いと岸辺が深くなり回遊も多く見られるのだがその水位よりも低い。しかし何処かにいるはずだとじっくり粘ってサーチしやっと岸辺の草の前に反応を見つけた。コイまでの距離は約20m。コイは上流に向かってゆっくり移動している。その上流にフライを落とし、遅い流れに載せて流す。予想通り草の前をウロウロしながら下流から一気に喰い付いてきた。開始から1時間10分後、やっと1尾目を釣り上げることが出来た。しかし反応が鈍い。水温は兵庫橋上よりは少し高く19度。それでも低い。しかも中途半端な水位で岸近くには回遊がない。流芯側にいるかと思いサーチしてみたがやはり反応がない。二子橋下流を諦め、先週好釣果を得た茶店前へ移動。しかしそこは子供達の遊び場になっていて全く期待できない。本流に戻りF-4からF-7の様子を見ようと浅い流れを下っているとき、左岸の草むらに3人の人影が座り込んで話し込んでいるのが見えた。長い竿が横の草むらに立てかけられているから鮎師だろう。鮎師がそこに居ると言うことはF-4下流部の瀬に立ち込んでいたことになる。「下の緩い流なら大丈夫だろう」と中州を下って行こうと思ったところ、それまでF-6に見えていた鮎師が中州を移動しているのが見えた。「あ〜っ、そっちへ行くのか」ということで下流への移動を諦め二子橋に戻る。二子橋下の左岸の様子を見たがコイは戻っていない。こうなったらF-2まで一気に移動するか兵庫橋上で粘るしかない。F-2も水位が高いからポイントが絞りにくい。とりあえず兵庫橋上で粘ってみるか。ということで元のポイントに移動。上流にいたオイカワ釣りも姿を消しポイントを独り占め。先に様子を見た[虎の穴]周辺は反応が鈍かったので中流から様子を見る。左岸の護岸前で幾つか反応があったが合わせ損ないが2回あっただけ。護岸の終わりの小さなワンド前でやっと2尾目を釣り上げたのは3時過ぎ。それからは順調に回遊が続き4時過ぎまでに2尾追加で1尾途中バラシ。その時久しぶりの徳永さんがやってきた。「お久しぶり」「1月半ぶりかな?」「何時頃から?」「木村さんがお帰りになるときに合いました」「どうですか?」「上流のゴム堰堤が上がっていて深い溜まりで幾つも回遊してます。堰堤の上で釣れました。今度は堰堤の下の様子を見てきます」との事。徳永さんが上流に消えた直後に5尾目を釣り上げたが次の6尾目を途中でバラしてしまう。次のヒットは取り込む事が出来たがその次をまたバラしてしまう。これを2回繰り返して8尾目「今度はしっかり口に掛かっているからバレる事はなさそうだ」と思っていたら一気に走られ、下流の倒竹の中に逃げ込もうとする。それを無理矢理止めて今度はラインブレイク!またしても途中で逃げられる。その次を無事取り込み8尾目。9尾目の前に今度は連続で4回バラしてしまう。結局9尾釣り上げることが出来たが途中バラシが8回でラインブレイク1回。ヒット後の取り込みの確率は僅か50%という悲惨な結果になってしまった。流れの透明度が良くフライの周辺への回遊とフライへの動きが見えるのは合わせに余裕が出ていいのだが、早合わせになる傾向があるようだ。もう少しコイの動きに合わせてタイミングを取るようにしないといけないことを思い知らされた。


line
サイトマップへ
Copyright © 2008 Katsumasa Fujita