Top-Image

line

ゴム堰堤の復活、何年ぶりだろう(2008/6/8)
6月8日
、前夜、木村さんから「兵庫橋上が好反応」との[釣果レポート]を頂き、期待して二子に出かけました。ポイントに着いてみると上流部にオイカワ釣りの姿が3人ほど見られたがコイのポイントは無人で独り占め状態。先週良かった[虎の穴]の上流部を狙うためいつもより上流から流れに入ろうとすると、水際の浅場に魚の群が見える。静に近寄って様子を見るとそれはフナの群で中にコイも数尾混じっている。タックルを準備し群を威さないように上流に移動して狙いの対岸前へ。護岸前をサーチすると左岸前ギリギリの緩い流れに反応が出た。反応しているコイの上流にフライを落とし下流からの回遊を待つ。しかしコイはフライを無視して上流へ移動。すぐにフライをピックアップして上流に移動したコイの前方にフライを落してやってくるのを待つが再び無視され、コイは水面に引き波を残して去って行く。再び下流の護岸前をサーチすると、同じように護岸前で反応がある。その前方にフライを落とすがまたしても無視される。護岸前を諦め先週の好ポイントに移動。小さな巻き返しの終わる辺りから下流を中心に狙う。コイの反応は岸際から流芯横まで範囲が広く狙いを定め切れない。こうなったらライズに合わせてフライの落とし場所を探るしかない。一回だけの反応だと移動の方向を見極めるのは難しいが、水面に広がる波紋には頭による大きな波紋と、尾鰭による小さな水の揺らめきが少し遅れて出る事がある。その小さな揺らめきの方向で移動の向きを推定出来る。移動方向にフライを落として反応を待つが、時に移動方向は変化して予想と違う場所に出ることもある。それでも幾度かに一度予測が当たりフライに向かって頭が現れる。やっと1尾目を釣り上げたのは開始から40分後。次に予測が当たったのは18分後でこれは70cmの大物だった。次は岸際から飛びついてきた69cmで16分後。ここまでは快調だったが次の2尾を連続でバラしてしまう。初めのバラシは合わせが早すぎたようで、一気に下流に走ったところで外れてしまった。次に掛かったのはフライへの反応が水しぶきと一緒でどうもスレ掛かりだったようだ。しかし2尾のバラシも短時間の連続ヒットでコイの活性はすごく良く回遊が途切れない。次も直ぐにヒットして途中バラシ2尾を含めて14分後に4尾目が釣れた。その直後に5尾目を掛けたがこれも途中でバラしてしまう。しっかりフライが口に入るのを確認して合わせたのだが浅かったようだ。それでも4尾目から21分後に5尾目を取り込めた。それから3尾を連続で途中バラシ。連続バラシの3尾目はスレ掛かりでウロコがフライに付いてきた。しかしコイの活性は良く6尾目もそれほど間をあけることなくヒットし、取り込みに入ったところで土屋さんが登場。「今日は活性がいいですよ」「木村さんが昨日、ここで11尾ですって?」ということで土屋さんと並んで釣り始めたがこのころから反応が鈍くなってきた。やっと7尾目を釣り上げたがそれ以後反応はストップ。「ゴム堰堤の様子を見に行ってきます」と言って土屋さんと別れて上流へ。ゴム堰堤に行く途中でオイカワ釣りの姿が無くなっているのを見て新二子橋下の流れ込みの様子を見る。左岸の巻き返しには水面近くに浮いているコイの姿がぼんやり見えるが動きが少ない。それでも時折水面に反応するのがいるのでしばらく様子を見ながら粘って8尾目を釣り上げた。しかしここでの反応はあまり良くないので上流のゴム堰堤に行く。ゴム堰堤は上流部の野川の流れを変更する工事のため6年前から降りたままだったのが何年かぶりに先週に復活したらしい(このゴム堰堤は堰き止めた水を横のグラウンドの下に設置された浄化設備に送り込むためのものらしいが、どこに取り入れ口があるのかよく解らない)。まっ、それはそれとして、ゴム堰堤は満々と水を湛えているが釣り人も溢れていた。堰堤の上下にはルアーを投げる若者が3人。上流には飛ばし浮きが3個水面に浮いていて岸辺に2人の釣り人。そのため、岸辺の水没した草の辺りにコイが浮いてくるはずだったが全く姿がない。ここを早々に諦め元の新二子橋下に戻る。下流では粘っている土屋さんがちょうどヒットしていて取り込みの真っ最中。私も負けずに上流から左岸沿いにゆっくり下りながらポツポツ釣果を伸ばしていく。しばらくして下流の土屋さんがヒットした直後に私もヒット。取り込んだコイを土屋さんの所に運んで[ダブルヒットの写真を・・]と考えていたら土屋さんはそれをバラしてしまった。私は途中バラシはなかったがティペットのチェックが甘くラインブレイクを2回もやってしまった。結局1時間掛けて土屋さんの所まで釣り下る間に3尾追加して何とか木村さんの記録を超える12尾を釣り上げることが出来たが余りにも途中のバラシが多すぎてちょっと悔しい。途中バラシが8尾でラインブレイクが2尾。どうも掛かりが浅くなるのはコイが警戒しながらフライに反応しているからだ中途半端な喰い付きになるのか、タイミングが少し違っているからだろう。もう少しコイに警戒されないフライを作らないといけないかも・・。


line
サイトマップへ
Copyright © 2008 Katsumasa Fujita