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波の少ないところを選んで(2008/6/14)
6月14日
、早めに帰らなくてはいけないので遠い浅川ではなく二子に行きました。ポイント到着時は風もなく気持ちが良かったのですが、準備を終わってポイントには行った頃から風が強くなり一面に波立つ厳しい状態になってしまった。風は東からで下流から吹く形になりラインの流れを押さえてくれるのでドラッグの掛かりは押さえられた。しかし波の高い場所ではコイの反応が少なく、少しでも波のない場所を選んでの釣りになった。狙いは左岸ギリギリ。最近好調の[虎の穴]上流側の巻き返し。護岸の切れ目から始めたのだが1尾目を途中バラシ。先週の再現かな?と少し不安になって少し慎重にやりとりすることにした。その甲斐があって2尾目を取り込み1尾目を記録したのは開始から20分後。しかし次をラインブレイク。これはフライの結び目で、フライを結んでからの確認が少し甘かったのだろう。3尾目を釣り上げた後ポイントに立ち込んでいるとすぐ下流側をアオダイショウが泳いでいった。「ん?挨拶もしないで・・」と見送っているとちょうどティペットの上を通過した。「それじゃ挨拶してもらおう」とロッドを立てると上手く腹にフライが引っ掛かった。ラインを手繰りフライの掛かった写真部分のを撮ろうと思ったが、振り返ったヘビの頭が腹の所まで届きそうなのでアップの撮影は中止してリリース(笑)。ヘビは波立つ水面に水しぶきをあげながら慌てて対岸に泳ぎ去った。その後、強い風のため狙ったポイントにフライを落とすことが出来ず、何度も振り直してやっと狙いの所に落とすことが幾度もあり周囲に居るコイをずいぶん威してしまった。それでも反応は途切れることなく続き、1時間に2尾のペースで釣れ続いた。しかしだんだん反応の数が少なくなり4時前にはどこも反応が出なくなってしまった。ここで粘って出るかでないか判らない反応を待つより、増水と強風だが少しの期待をもって本流へ移動。しかし本流は予想通りの強風が吹き荒れている。いつもなら岸際には少し波の低いエリアがあるのだがそれもなく一面に激しく波立っている。ほんの僅かな石裏の波のない筋に期待してサーチしていると目の前に水しぶきが上がった。驚いた右岸の見ると岸からこちらに向かって石を投げている若者が数人居る。様子を見ているとこちらに気付いたのか石を持った手を下ろし仲間の所に合流していく。下流へ流したサーチの様子をしばらく見ているとまた石が飛んできた。今度は先程とは別のグループだ。彼らの方を向いたまま見つめていると向きを変えて下流に投げだした。この調子だといつ近くに落ちてくるか判らないので本流下りを諦め茶店前に移動。運良く水遊びの子供達は居なくてコイの反応が見える。合流点左岸のテトラ前には波のない水面が長く伸びている。ちょうど右側の流れの筋と巻き返しの間に広がっている。この波のない水面を重点的にせめて1時間頑張って3尾追加。しかしそれで反応は遠のいてしまう。再び本流へ行きF-4下流の様子を見るが波が高く反応が見えない。本流を諦め兵庫橋上に戻りながら考えた。「そう言えばあのゴム堰堤、土屋さんと徳永さんが釣っているから少し粘ってみるか」と兵庫橋上をパスしてゴム堰堤に行く。運良く人影がなく、水面もほとんど波立っていない。しかし今日はサーチのパンを使いすぎて残りはほんの一握りしかない。その半分を投げ入れしばらく様子を見ていたが全く反応ナシ。「やっぱりダメか」と諦め兵庫橋上に戻り掛け、岸辺の茂みを回り込んだ所で上流を見るとあのサーチに反応している。慌ててポイントに戻り土手の上からキャスト。すぐに喰い付かせることが出来た。それをリリースしてから残りのパンで最後のサーチ。しばらく眺めていると上流から岸沿いに回遊してきた。一度水中に消えたが下流のパンに再び浮いてきたところを狙い通りの所にフライを落として食い付かせることが出来た。半分諦めていたポイントで幸運な2尾を追加して合計13尾。先週に続いて二子でのツ抜け。やはり大漁は気持ちがいいもんだ。日没には少し時間があるが、翌日が父の日で今日は久しぶりに子供達が集まっているのでここで終了。強い風のかな気分のいい釣りが出来た。バラシも少なかったし(笑)



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