Top-Image

line

河原の様子が一変していた(2008/9/6)
9月6日
、大増水の影響を気にしながら浅川へ行きました。いつもの平山橋に到着して驚いた。床固の上流に広がっていた緑に被われた中州は消えてなくなり、枯れ草が僅かに残った小さな浅瀬になり両岸の緑もほとんど流されかすかな枯れ草になって残っているだけ。床固は変わらないように見えたが中央近くの斜め斜面のコンクリートが一部剥がれている。水の透明度は全く問題なかったが、水量は治まりきっていなくて右岸までオーバーフローの水が流れている。床固の下流側も、両岸の緑は全てなくなっているし、中州も緑が消えて全面が砂利の広がる平らなスペースに変わっている。水量が多いため右岸の細流は流れが速く釣りにならない。勿論、床固下も左右にある魚道からの流れが速く、平水なら段差のある流れも段差を確認できない位水位が高い。流れに沿って下流に下って行き、右岸の細流が合流してるところまで来たが右からの流が消えている。よく見ると流れの痕跡らしい段差が確認できたが流れはない。少し下ると細流との合流点が現れた。合流点は以前より30m程下流に変わっているから2週間前に撮影した場所の花達は全て消滅している。しかもその合流点は本流が右にカーブしているため左岸が削られて川幅が広くなり左岸前は深くて速い流れがある。細流が合流する右岸側も深くなっていて流れが速く、流れの中央部分は少し浅い。広くなった流れはしばらく続き、中央の浅場はやがて中州になって水面に現れてくる。新しく出現した中州はテトラ帯前を速い流れに変えての以前のプールの4分の1位を埋めて突然終わっている。左の流れはテトラ前を流れ速い流れのままポイント終盤まで続いている。中州の終点は右岸も少し削られていて川幅が広い。水量がまだ多いので水は中州の両側を流れているが、水位が下がると右側の流れは止まってしまいそうだ。右側の流れが止まれば中州の下流にかなり広い巻き返しのプールが出現するはずだが、右岸側は遠浅のためコイの回遊がどの位あるかちょっと予測できない。しかしこの日は水量が多く全体に流れがあり、速い流れが川幅いっぱいに流れ下流の浅場まで続いていてコイの姿を確認できなかった。唯一コイの姿を確認できたのは左岸のテトラ帯の中で、活性はよくサーチに反応してくれたがテトラ前は深く近寄れない。少し離れてキャストしてみたがテトラ前の流れが速く一瞬のうちにフライは流されてしまう。コイの反応の無いまま下流の浅場まで行ってみたが左岸のテトラ帯の中以外にコイの姿を確認できなかった。そのまま釣り下っても速い流れでコイが安定して反応してくれそうなところを思いつかなかった。ここを諦め一番橋下に移動しようと床固下まで戻ったとき、前回最後に釣り上げた床固直下の小さな流れるプールを思い出した。とりあえず様子を見に行くと流れは速いが幾つか反応する。上流のテトラ前から見ると左に小さな巻き返しがあり流れから入り込んで餌を探している。ドラッグの掛かりが一番少ない場所を探しだしてフライを流す。来た来た。すぐにフライに喰い付いてきた。小さなポイントで暴れ回ると全て沈黙するので一気に寄せようとちょっと強引に引っ張った途端に外れてしまった。コイには全く影響なく同じようにウロウロしているのでもう一度同じところにフライを落とし釣り始めて2時間掛かってやっと1尾目を釣り上げることが出来た。しかしここはこの1尾でおしまい。何とか1尾釣り上げることが出来僅かな期待と一緒に一番橋下流へ移動。一番橋下流も以前に比べて砂利が下流に押し寄せポイントが一変していた。以前確認したときよりももっと流れが速くなり、水位が下がっても[東豊田用水]との合流点は釣りの出きる流ではなくなっていた。下流部も大増水で[上田用水]の取り入れ口の土手が崩れていて水位が低い。水位は低いが水量は多くて流れが速くコイの反応してくれるポイントは左岸テトラ帯の中央から下流部だけ。テトラ帯に入り込み流芯とテトラ帯の境目をメインに粘って何とか13尾追加してやっと合計で14尾。国土交通省の水位の変化を確認すると8月28日の深夜には水位計のある高幡橋では3m近くも水位が上がっていた。それだけの増水の影響はやはり相当な物だとつくづく感心した。これからしばらくは変わってしまったポイントの再確認が必要だ。しばらくは厳しいだろうな。


line
サイトマップへ
Copyright © 2008 Katsumasa Fujita