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養沢毛鉤専用釣場に行きました(2008/9/7)
9月7日
、いつものコイ釣り仲間、いないなさん、行安さんと一緒に[養沢毛鉤専用釣場]に行きました。久しぶりの本格渓流なので色々なパターンをたっぷり試作して出かけました。予報では夕方に雨が降るとのことでしたが全くその気配はなく暑いくらい。到着は6時ちょっと過ぎで受け付け番号は13番でした。一日券を購入し「初めてだから下流から始めましょう」と全員で駐車場裏からポイントへ降りる。このところ続いている雨の影響が心配だったが流れはきれいで水位も高いとは思えない。とりあえず最初のポイントでキャストを始めたが、流れにはそれほど魚の姿が見えない。行安さんの話では「ヤマメは浮いているのをドライで釣るのがいいです。沈めるとニジマスがメインになります」との事。私はヤマメ狙いだから期待して釣り開始。最初は新作のメイフライを結んでキャスト。しかし水面に見えるヤマメはフライを無視。[これはダメか。とりあえず色をTANから黒の変えてみるか]とまず一回目のフライチェンジ。上流に入ったいないなさんはすぐに1尾釣り上げている。私のフライは色を変えても無視され続け全く見向きもされない。ポイントを移動。しかし反応がない。と言うか、魚達が水面に反応していない。ドライで釣る時は水面のライズを見つけてそれを狙ってキャストするのだがそのライズが全く見えない。それでも水面に浮いている魚のうちパーマークのあるのを狙いってフライを落とす。3人が並んでキャストしているから誰が釣り上げたかよく判る。いないなさんに続いて行安さんも水飛沫をあげている。しかし私は釣れない。フライを浮力重視のニンフタイプの新パターン(#16相当)に変える。しかし反応しない。色を黒に変える。ヤマメが反応してフライを追いかける。しかしちょっと追いかけるだけですぐにUターン。大きめのフライに変えてみる。しかしこれは全く無視。今度はミッヂに替える。これも無視。ストーンフライの黒にする。これも無視。色を変える。反応ナシ。カディスに変える。またまた無視。こうなったらもうヤケクソ。[こんな色は反応しないだろうがとりあえず・・]と作ったニンフタイプのオレンジに変えてみる。何とこれに反応したのだ。しかも今まで全てのパターンを無視し続けたヤマメが。嬉しかったですね。開始から2時間、無視され続けての1尾でしたから。ここ養沢では[お持ち帰りは10尾まで]と言うことなので大きくはなかったが待望のヤマメ、即キープしました(笑)このフライが当たりでそれから20分の間にニジマスとヤマメを連続でヒット。「このフライいいですよ」と言うことで行安さんに一つお渡ししたら「3尾掛けたのですが3尾共途中でバラしてしまいました」と後でレポートを頂きました。しばらく反応する魚体を見つけることが出来ず1時間無反応のキャストを続けやっと次を釣り上げることが出来た。魚は待望のヤマメ。写真を撮るためにティペットを持ってぶら下げたままデジカメの準備をしている間にフックが外れてナチュラルリリース(悔しい!)。写真がない!しかしこのパターンそれほど期待した居なかったので4つしか作ってなかった。それなのにポイントの真上にある木の枝に次々に引っ掛けて残りが一つになってしまったところで[このパターンは参考のためキープ]と言うことにしてフライを交換。1時間後にやっと反応してくれたパターンは4本足ビートル(#16相当)。色はダークグリーンと黒の2色しか作っていない。暗い色なので上面に3mmのオレンジかピンクの目印付き(この目印は正解だった)。釣れたのは小振りのニジマス。こうなったら魚種を選んでばかり入られない。とにかく何でもいいから釣り上げたい。しかし同じポイントではいつまでも反応が続くわけもない。反応のいいポイントを求めて移動したが初めての釣り場、なかなか思い通りのポイントにたどり着けない。本格的な渓流は何十年ぶりだろう。以前はルアー(スピナー)で釣り歩いていたから流れの状態は全く気にしていなかったがドライで釣ると言うことは流れを選ばないと釣りにならないことを再確認した。上流の様子を見て厳しそうだと判断するとすぐに横の道に上がり流れを見ながら上流へ。やっと良さそうなプールを見つけるが、そこには先行者が居る。先行者を横目に上流へ。何とかなりそうな小さな巻き返しを見つけ、下りの通路を探して水辺に降りる。しかし魚は全く反応してくれない。次のポイントを探して道を歩きまた水辺に降りる。しかし反応がない。やっと反応してくれるポイントに降りたのは11時過ぎ。下流に向かってフライを送り込んでいるとフライに小さな水飛沫が上がる。水飛沫の上がった場所に向かってフライを送り込む。同じところに流れていったフライに同じように水飛沫が上がる。小さく会わせると手元に手応えが伝わる。ラインを手繰り取り込んでみると小さなウグイ。大きなフライが小さな口に掛かっている。魚種はとにかく6尾目(笑)。その直後に行安さんから電話があり「少し上流にそば屋さんがあるのでそこで昼食にしましょう」との事。その前に午前中にキープしたヤマメ2尾の腹の中味を確認した。食べている物を見て驚いた。1尾の腹の中にはピンク色の花が幾つも入っている。それに白い幼虫が2個。頭が茶色いから多分甲虫の幼虫だろうが種類は判らない。それに小さな甲虫の羽根が一枚と溶け掛かって種類の判らない小さな虫が沢山。もう1尾はほとんど何も入っていない。溶け掛かった残骸が僅かにあるだけ。行安さん、いないなさんと合流してそば屋で昼食。お昼のメニューは[とろろそば]。おいしく頂いて午後の部スタート。そば屋の裏から流れに入り3人でポイントを順番に攻める。しばらく行くと小さな橋が架かっているところに到着。横の土手から小さな流れが落ちているところの下に狭いプールが在り、よく見ると水面に魚の姿が見える。直径1m程のプールにフライを落とし2回目で水飛沫が上がる。午後一番は小さなニジマスでやっと7尾目。ところがこの周辺は他の釣り人が見落としていた場所なのか橋の下と直ぐ上流で連続で2尾ヒット。しかし好調はここまで。反応が途絶え道に上がるがなかなか望み通りのポイントに辿り着かない。行安さんが「もう少し行くとプールのあるところに着きますよ」と教えてくれたので流れを横目に上流へ。途中、道の直ぐ下の小さな緩い流れに魚の姿を見つけた。降り口を捜すよりそこからキャストした方が早そうなので道路から真下にフライを落とす。小さな水飛沫に慌てて合わすと小さなウグイが足元まで飛んできた。道からリリースして同じポイントにキャスト。今度はニジマスが喰い付いてきた。ここも他の釣り人が釣っていなかったところなのだろう。そこから上流に3人でお互いを追い越しながら順番に流れに降りて釣り、4時近くまで釣り続けてニジマスとヤマメをラバーレッグのミニ(オレンジ)で1尾ずつ追加しただけ。ヤマメは撮影直前にまたしてもナチュラルリリース(悔)。いないなさんが上流から下ってきて道上から「夕マズメは一番下のプールに行きます」と声を掛けてくれた。私もその気になり下り始める。途中行安さんに声を掛け3人で下のプールへ。間もなく降り始めた雨と鳴り響く雷鳴でお二人は姿が見えなくなり、辺りに釣り人の気配はなくなった。流れには落ち葉が増え水面近くにいるヤマメの姿も見難くなってきたが単発だがライズが出るようになってきた。薄暗い中フライをビートルに交換して粘り何とかヤマメを2尾追加することが出来た。しかし暗くて撮影することは出来ませんでした。暗くなりフライも水中の魚影も見えなくなったところで終了。1日粘ってヤマメ6尾、ニジマス8尾、ちびウグイ2尾の釣果でした。行安さんが言うには「もう少し魚影は濃かったはずですが。先週の雨で流されたのでしょうか。二日も閉場していたから」と言うことでした。とにかく反応のいいフライがあったことは収穫です。もう一度確認のために行きたいです。ここなら原付でも行けそうですから(笑)。行安さん、いないなさん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。



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