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水面が波立っていて反応が見えない(2008/11/30)
ポイントF-211月30日
、 二子付近の調子が今一なので上流部の様子を見るためいつもの兵庫橋上をパスしてF-2へ行ってみました。途中護岸工事のため運動公園の端を通る道を大きく迂回しながらF-2ポイントの中央に辿り着きました。対岸には幾つも釣り竿が並び竿先から銀色にきらめく釣り糸が流れに向かって尾を引いている。そして幾人もの釣り人が集まっているのだろう、賑やかな声が聞こえてくる。左岸には一人の釣り人が立ち込んでいるがフライの仲間ではなさそうだった。近寄って見ると、パン釣りの釣り人でした。「今日は全然反応がない。いつも夕方にはこの辺りで反応が出るのだが・・」とのこと。彼は対岸の平瀬側合流付近の様子を見る、と下流に去って行った。私はここで頑張ることにする。このポイントは工事の影響がないので水の透明度は申し分ないが生憎の北西の風で一面に波立っている。釣り人と出会ったポイントでサーチしてみるが反応がない。ないというか見えない。それでも時折左岸近くで水面が僅かに変化する。ライズというよりも底の石に向かってコイが反転しているらしく、上をサーチのパンが通り過ぎても全く反応しない。仕方なくポイント最上流の流れ込みまで移動する。右岸に向かって歩きながら一粒ずつパンを流し[広域サーチ]を試みる。もうすぐ対岸と言うところまで行き、立ち止まって下流を眺める。しかし何の変化もない。今度は少し下流に向かいながら左岸に向かって歩き、同じようにサーチしてみる。しかしまたしても反応ナシ。このポイントは、全体の川幅が広く行程も長い。コイは沢山居るのだがその回遊の範囲はかなり広く、その日の回遊路を見つけ出さないことには釣果は期待できないのだが・・。左斜め後ろからの追い風にのせて少しずつサーチしながら左岸を
ゆっくり下る。最初のポイントまで戻ってみたがまだそれらしい反応は見つけられない。水面は相変わらず波立ち、狙いも定めずに流したフライはその行方を確認できない。僅かにシューティングラインの明るい色が、明るい日差しのお陰で何とか確認できるだけ。そんな時、立ち位置から30〜40m先で波が僅かに収まった水面が現れ、そこに元気の良いライズが現れた。流れに頭を出し、勢いよく横に走る。潜ったと思っているとまたすぐにその先に現れる。4度ほど水面に現れてから沈黙。確かに元気なコイは居る。しかしどちらに移動したのか回遊路が読めないし元の波立った水面に戻ってしまった。小刻みに少量のサーチを繰り返しゆっくり下流に移動する。波が少しでも収まれば反応が現れるのだがそれも期待できそうにない。しかも移動するにつれて水深が少しずつ深くなる。特に岸近くが深い。少し移動筋を沖に移して浅いところを探しながら下流に下る。ラインは40ヤードほど出ているがフライの位置が判らない。ロッドを煽ってフライに引き波を立たせて位置を確認する。一瞬見えたフライは、波の上下に合わせて見え隠れしているので、ちょっと目を離すと見見失ってしまう。後はラインを辿って大まかな場所を把握するしかない。フライのあるらしい場所を中心にその周辺を眺めている時、突然水面に小さな波が立ったように見えた。反射的にロッドを持った右手が動く。と同時に手元に重さを感じた。「やった!やっと来た」手元に感じる重量感はそれほどでもなく、大物の期待は裏切られた。というのはこのポイント、大物の実績のあるところで今回もちょっと期待していたのだが。それでも、これだけ反応がないと[とにかく1尾二子玉川ライズ]と言うことになる。2時間待ってやっとヒットした獲物、途中で外れないことを願うしかなかったがすんなり手元まで寄ってきた。獲物は予想していたよりも大きく体高もあった。取り込んでみるとかなりの重量感。寸法を測ると68cm。重量は6.5kg。まずまずのサイズだった。やっと1尾目を取り込んだが後が続く気配が全くない。流れは遅く水面への反応も見えず気配もない。とりあえず1尾釣り上げたのでここを諦めもう少し期待できそうな下流へ移動。途中兵庫橋上の様子を見たがオイカワ釣りが[虎の穴]の前で頑張っている。そのまま通過して本流へ。二子橋上のいつものポイントから始めたが反応なし。二子橋橋桁下に渡ったがここも反応なし。二子橋下流からは左岸の東急の[二子玉川ライズ]の工事用の鉄塔がよく見え、鉄塔の下に建物の一部が現れてきていた。左岸を工事用仮設橋に向かって下ったが全く反応なし。設置中の仮設橋も流れの部分はほとんど出来上がり後は左岸に降りる部分を残すのみ。しかし反応がない。前回と同じようにF-4終点まで行ってみたが風のためにコイの反応は全く見られず追加できなかった。開始が遅く、1時半過ぎからで5時前までの3時間半だったが、波立って見にくい中から何とか1尾姿を見ることがで、幸運な一日でした。



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