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思いがけないところで貴重な1尾(2008/12/7)
橋桁下の思わぬポイントで12月7日
、土曜日は少し風邪気味だったので自重して休養日にしました。日曜日も遠出を避けて二子へ。出掛ける時、それほど風は強くなかったので先週に引き続きF-2に直行。しかし道路を走っている時はそれほど気にならなかった風は先週と同じ北西水辺で水面を波立てながら吹いている。狙ったポイントは先週良かったF-2の最終部。しかし反応が鈍くサーチに反応するのは右岸の浅瀬に集まっているユリカモメだけ。時折1羽が偵察するように上空にやって来て水面に舞い降りる。それを見ているのだろう、5-6羽全面に波立つF-2ポイントが慌てて飛び立って上空を乱舞する。やっと見つけたコイの反応もその襲撃でストップ。しかしユリカモメの襲来は長続きせずすぐに元の浅瀬に戻っていく。風は微妙に向きを変えながら吹いているが時折弱くなり水面の波が消えることもある。流れの緩いポイントでの横風は、ラインを風下側に流して行く。安定している風ならばその移動の幅を読んで立ち位置を決めるのだが、強さが安定していないとラインの移動の幅も安定しないので水面で大きく撚れながら流れていく。強めの風に合わせた位置に立つか、弱い時に合わせた位置に立つか悩んだが、強めの風に合わせた立ち位置で頑張ることにする。ラインは少し沖目にずれて行くが全体で見れば左岸寄りを流れていく。コイはポイント中央から左岸寄りを回遊しているようだからフライに出くわす確率が確率が高いと考えた。コイの反応を探して1時間。やっと40ヤード先のフライに右側から水面に頭を出しながら飛びついこの日の初物てきた。[来た!]と喜んでラインの延長にあるはずのフライと、コイの水面に現れて沈むタイミングを合わせてロッドを大きく煽る。それとほぼ同時に半分向こう合わせでラインが引っ張られる。全体にある緩い流れに重さを感じながらゆっくり手元に寄せる。ちょうどその時、風が北東に変わって強く吹き始め、一面に激しく波立ち始めた。波が大きくなり波頭から水しぶきが飛ぶ。コイは流れの中央付近を走りながら上流側に移動。少しずつ手元に寄せながらもう少しで取り込める時にはちょうど真横に来ていた。真横までは寄ってきたが太陽が水面に反射してコイの居場所が全く見えない。水面反射のない上流側に廻し込んで頭を上げようとしたが意外に元気でなかなか手元に寄ってこない。2度ほどラインを引き出され、その度に「バレるなよ」とつぶやきながら何とか取り込むことが出来た。サイズは62cmでまずまずの大きさ。体型も太めで気持ちもいい1尾だった。リリース後同じポイントを狙ってサーチ。しかし反応がない。一時激しく吹いた風もあのときだけで元の水面に戻っていたが反応がない。しばらく様子を見ていると立ち位置から100mほど先で1尾が反応している。ちょっと遠い。ラインを出したまま下流に移動したがフライが辿り着く前に反応は消えてしまう。その後このポイントで1時間様子を見たが追加できそうにないので二子橋上に移動。兵庫島横の本流に出た時、突き出した護岸のすぐ横の巻き返しに反応を見つけた。慌ててラインを引き出し5m先にキャスト。ちょっと深めの水中にいるコイの姿がよく見える。コイはゆっくりフライに狭い場所での記念撮影近づき口を開けて浮いて来た。フライが口に入ったのを確認して合わせたが痛恨のラインブレイク。ショートレンジだったのと1時間以上ノーチェックでキャストしていたため、ウインドノットが出来ていたのに気づかなかった。釣り損ねたコイはその場で一度小さく反転し、その後慌てたように水しぶきを上げて潜っていった。周辺には幾つもコイの反応があったが、新しいフライを結び終えた時には全て消えてしまった。その後二子橋上流を諦め下流に移動。二子橋下流に行く前に橋桁下の様子を見に行く。橋桁下に登る前に右側の流れの様子を見る。橋桁のすぐ右に小さいけれど様子のいい巻き返しがある(写真:Top)。サーチして様子を見ていると巻き返しと流れの境目で反応が出た。上流のコンクリートの間からラインを流れに載せて送り込み巻き返しの横との境目を流す。来た波立つ水面と仮設橋、来た。流れの方から口を開けて一気に飛びついてきた。このポイント、今まであまり反応のなかったところでそれほど期待していたわけではなかったからうれしかった。コンクリートの端に行って取り込み、橋桁下に登って狭いスペースで記念撮影。開始から3時間でやっと2尾。お気に入りの橋桁裏側は全く反応なし。下流を眺めると仮設橋は先週と同じ状態のまま。下流のポイントは北東に変わった風が激しく吹き一面に波立っている。左岸側は兵庫橋からの流れ出しが弧を描き、その巻き返し部分は浅くなっているので右岸側を下ることにする。しかし反応が少ない。時折サーチに反応は出るが上空からユリカモメの襲撃で反応は消えてしまう。ユリカモメが日没近くになってねぐらに帰り消えたと思ったら今度はカラスだ二子玉川の夕景。ユリカモメの動きを見て覚えたのだろう。右岸の水辺に集まり流れの様子を見手いる。その内4羽ほどが水面を飛び回り水面にクチバシを刺して岸に戻る。二子橋下から仮設橋を潜りF-4終点まで行ってみたが反応ナシ。
結局この日は2尾の貧果に終わってしまった。最近の二子は本当に厳しいですね。



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