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依然厳しい状態で(2009/2/14)
相変わらず水位が高く2月14日
、 前日に春一番が吹き暖かな陽気に、ダウンの上着を春用の薄いのに取り替え浅川へ行きました。ポイントはいつもの一番橋下。先週以来の高水位は変化なく餌釣り師も数多く、右岸と左岸に3人ずつが竿を立てている。こうなるとポイントがかなり制限される。彼らの糸を追いかけ何処に出ているか確認し影響の少ない場所を探す。「ここならいいかな?」と護岸の上から流れの様子を見るが、いつも回遊しているコイの姿が全く見えない。やっと姿を見つけ、護岸の途中から様子を見るが水回遊が少なく面までは浮いていない。中層をゆっくり回遊していて時折頭を底に向けている。これではどうする事も出来ない。上流の平山橋に行っても工事濁りが入っているし、下流の高幡橋上も護岸補修工事が行われているからこの周辺で粘るしかない。なかなかやって来ない回遊を待つため護岸の中程に座り込み水面をキョロキョロ眺めていた。1尾目が上流から護岸前のテトラとの間を水面に浮いてキョロキョロ餌を探している感じでやって来た。座り込んでいるところからコイの前方にフライを落とすが風のために狙ったところに落ちてくれない。後ろに通行人が居ない事を確認してキャストを繰り返し、やっとコイの進路に落とす事が出来た。コイは進路を変えずフライに向かって真っ直ぐ進み素直に喰い付いてくれた。取り込みも立ち位置が少し高いので沈んでいるテトラ帯の上でコイを誘導する事が出来難なくネットイン。しかし次がなかなかやって来ない。下流の用水取り込み土手の前まで下り、再び上流に戻りコイを探すがなかなか見つからない。流芯では少し濁りの入った流れの中で時折ライズする姿が見えるが護岸したからキャストするには後ろが斜め護岸のため届かない。岸辺の回遊を捜してうろうろしながらやっと2尾目を釣り上げたのは開始から1時間後。しかしそれ以後回遊の姿は全く見られずそこを諦める。土手道を下流に下り[浅川北第五排水出口]の水門前に行く。水面が波立ち反応が見難い静かに水門前に降りて水門前を覗き込んでみたがコイの姿は見えないのでそのまま本流へ。1月には好反応だったが前回は風のためか反応が鈍かったポイントで、今回も少し風がありやはり反応が少ない。左岸下流部にフライマンが一人岸辺からキャストしているし、その少し上流には親子連れが水辺で休息している。小さな子供が水辺に石を投げ入れていてコイの反応は期待できなかった。それでも流れの真ん中に立ち込み様子を見ていると2〜3尾の反応が出た。それに向かってフライを送り込むがフライがポイントに辿り着いた時には既にコイの姿は消えていて反応が出ない。そのまま流し続け40ヤードほどラインが出たところでやっと3尾目がヒット。開始から2時間後。それから30分の間反応を探して少しずつ下流に下る。流れの中央部(と言っても流芯は右岸寄りなの背鰭最後部へのスレ掛かりで流速はそれほど速くない)には水鳥が数羽浮いている。距離は約40ヤード。水鳥にフライをつつかれないように近付いてきたらラインを引き「食べられないぞ」と教えながらコイの反応を待つ。しかし反応がない。水鳥が飛び去った後、やっと4尾目がヒットした。しか重い。[大物かな?]と期待しながら寄せてくるがどうもおかしい。大物ならもっと左右に移動するはずなのにただ重いだけ。やと姿が見えるところまで来てその重さの理由がわかった。背鰭の最後部にスレ掛かりなのだ。鰭に刺さった場合、硬い棘の部分であれば途中でバレる事なく取り込むことが出来る。サイズは61cmでまずまずの大きさ。その後もしばらく反応がなく、狙うポイントを変えてみることにする。以前も反応の良かったことがある流芯右側の護岸前。ここは護岸が斜めに水中に入り込み,数メートルおきに垂直の壁が作られていて流れが緩くなっている。しかし流れの緩い範囲は狭く1m少しし狭い護岸前で連続4尾かない。その緩い部分を重点的に攻めることにする。サーチしてみると意外に反応がいい。右岸の護岸前数メートルまで近付き狭い範囲にライン全体が載るようにキャストしじっくり流れて行くのを待つ。時間は4時前。日没が遅くなってはいたが終了までの残り時間は2時間弱。それまでに4尾しか釣れていないのでどう頑張っても二桁には届きそうにない。それでも僅かな時間でその狭いポイントで4尾連続ヒットして合計8尾。9尾目がヒットした時「この調子で釣れたら二桁行くかな?」と考えたとたんにバラしてしまう。その為か反応がストップ。時間は5時過ぎでそれ以上待つことより戻りながら別のポイントの様子を見ることにする。[浅川北第五排水出口]の水門前に静かに近付くと水門前の浅いところに浮いている姿が見える。手すり越しにフライを落とし9尾目を釣り上げることが出来た。しかし辺りは薄暗くなり始めている。「もう居ないかな?」と同じ所を覗き込むとまだ数尾残っている。同じようにフライを落とし「やった!10尾目」と喜んだ瞬間にラインブレイク。結局そのブレイクでコイは全て沈んでしまい反応なし。辺りも暗くなり日没終了。久しぶりの二桁を釣り上げる事もできずまたしても厳しい浅川釣行。1月はあれほど好調だったのに・・。



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