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二子を走り回って久しぶりの[つ抜け](2009/5/6)
増水でコイが集まっていた5月6日
、雨の中二子に行きました。初めは前回好調だった兵庫橋上。流れは相変わらず濁り気味でそれほど変わった様子はない。しかし水温が前回よりも低いためか産卵行動は全く見られない。流れに集まっていたコイの姿も全く見えず時折岸際で反応するだけ。その岸際の反応を見つけると進行方向にフライを落として回遊を待つ。50分粘ってやっと最初の獲物を取り込んだ。その次は直ぐに来た。10分後である。ここまでは調子が良かったが次をラインブレイクで逃してしまい波はなく様子は良かったのだが40分後にやっと3尾目。その後1尾バラしてしまい反応はストップしてしまう。兵庫橋の袂から本流の様子を見て[水量が少し多いから橋桁下には渡れそうにないか]と考えながら兵庫橋の上から下流を眺める。浅いところにコイの姿が幾つか見える。橋の上からサーチすると右岸側の下流で幾つか連続の反応が見えた。[あれだけ反応するのなら・・]と言う事で早速狙うことにする。コイまでの間合いを計り、キャスト範囲のギリギリまで下りコイの1m上流にフライを落とす。遅い流れに載ってフライはゆっくり下って行き、コイの直ぐ上流に来た時下流から波を立ててコイが突進してきて大きな口を開ける。タイミングはバッチリで理想的なヒット。流れの中央に向かって一気に走りなかなか寄って来ない。遅い流れなのにず重量感のある70cmいぶん重い。スレ掛かりの可能性は少ないので大型と判断し慎重に寄せる。取り込んでみるとでっぷり太った70cm。そのまま左岸を下っても途中で右岸へ渡渉するのは危険なのでバイクで二子橋を渡って右岸に移動。二子橋周辺をパスして一気に[いないなポイント]へ。[いないなポイント]は今までと違って風が上流から吹いているので岸からのキャストだと巻き返しが釣り難い。流れに立ち込んで上流から巻き返しの境目を狙う。流れではすぐに反応があり5尾目は簡単に釣れたが後が続かない。暫く粘ってみたが反応が鈍いのでF-4終点の瀬に行ってみる。前回の増水時、浅い流れ出しに幾つかコイの姿があったので丹念に様子を見る。小さな流れの筋の中から6尾目を引きずり出し、少し下流の瀬の横から7尾目を釣り上げた。瀬からの流れ出しの中でその前に瀬の草に絡んでいる玉浮きが気になっていた。その周辺で掛けると必ず引っかけそうなので回収に行く。玉浮きを拾い上げてみると下にはオモリと針が付いていて、針には金魚が刺さっている。金魚を釣るための針にしては大きいから餌として金魚を刺したとしか思えない。金魚を餌に釣ると言う事は、狙いはナマズかライギョ。浮きを回収して釣りやすくしては見たが反応がないので再び[いないなポイント]に戻る。反応が回復したかどうか判らないがとりあえずキャストして[反応はあるのだろうか]と辺りを見回していた時、一気に向こう合わせの当たりが出た。普通ラインが弛んでいる時には向こう合わせはほとんど無いのだが、吸い込んでから慌てて走ったのだろう。ラッキーな1尾で8尾目。こんな仕掛けで何を釣るのだろう。前回F-6の様子を見た時、右岸の崩れ護岸の巻き返しで人が居ない時にコイが集まることがあるのを思い出した。[この雨なら釣り人はいないからコイが集まっているだろう]と、バイクで移動。目的の崩れ護岸前は相変わらず大きな巻き返しがあるが、流れが速くコイの姿はない。その下流は広くて浅い流れが続いている。その浅い流れに波を立てながらコイが次々に上ってくる。それを狙うため水際まで降りて様子を見るが流れが速くコイはフライを見てくれない。下流に少し下ったところの右岸に上を金網で覆われている排水の出口がある。以前に比べて河床が高くなり水路は流れと完全に繋がっている。その上水位が少し高いので金網の途切れる辺りにコイの口が幾つも浮いている(写真Top)。これを見つけたら[釣らない訳にはいかない]と言うことで早速キャスト。キャストと言っても目の前数メートルだから簡単。コイこの時期だろう、太目が多いのはの前方を狙ってフライを落としコイの口に流れるように距離を合わせる。簡単に喰い付くと思っていたら、流れの手前に小さな巻き返しがありそこでラインが止まりドラッグが掛かり流れる筋が変わってしまい喰い付かない。少しティペットを弛ませ気味にフライを落とし2尾連続ヒット。これで念願の[つ抜け]達成。目の前の反応は途切れたが水路の中から時折コイが水面に反応しながら下ってくる。これをじっくり待って狙い撃ちして11尾目。今度は水路の中にロッドを差し込みフライを真下に垂らした状態でコイの口先にフライを落として12尾目。それ以後コイは水路の奥でしか反応しなくなり終了。一ヶ所での爆釣はなかったけれど、反応のいい場所を走り回って探し出し2008年7月5日以来の二子での[つ抜け]を達成。雨に濡れながらの好釣果で満足、満足。




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