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台風9号の増水で、あのヒマワリは消えていた(2009/8/15)孤高のヒマワリは消えていた
8月15日、前日の貧果を挽回するために浅川へ行きました。前夜、剥がれたウェーダーのソールをタオルでくるんで水気を取りドライヤーで乾かす。両面にアクアシールを塗って接着。出掛けるまで大型クリップで圧着固定して修理完了。それを履いて浅川へ出発。到着したのはいつもの一番橋下流。こちらも台風9号の影響で下流にある[上田用水]取り入れの土手はいつものように崩れている。その為、いつものポイントは流れが速い。期待していた[東豊田用水]からの流れ出しに夏空が広がり条件は最高のテトラ帯への回遊は流れが速くて全く見られない。崩れテトラも水面に現れ、その下流のテトラ帯も頭が出ている。少し流れが緩ければ崩れテトラ帯の下流が期待できるのだが上から見た限りでは厳しそうだった。とりあえず崩れテトラの上流から様子を見ることにする。上空は青空が広がり風もなく絶好の条件。崩れテトラの上流からサーチすると下流の巻き返しでポツポツ反応がある。しかし数は少ない。流れを見るとテトラ前の緩い流れを下流から沈み気味に回遊してきてテトラの間で水面に浮く。暫く周囲をうろついた後少し沈んで次のテトラの間に移動する。下流からの姿がテトラの間に浮いたのを見つけ、少し上流にフライを落としてテトラの中に送り込む。予定通りの所で開始から15分で1尾目をゲット。流れにはコイの姿が幾つも見える土手の上に登り撮影をしながら流れを見るとテトラ前には幾つも黒い影が浮いている。ある者は流れの中の餌を探して泳ぎ回り、ある者はテトラ沿いに回遊している。護岸の斜面を下り、テトラ帯の中に入り下流に見えたコイの上流にフライを落として回遊を待つ。しかしすぐに喰い付いてはくれない。やって来たコイはテトラの中に入り込まないで沈んだまま上流に移動して行くことが多い。やっとテトラ帯に入り込んでくれるとそれを狙ってキャストする。ヒットしてからが一苦労。と言うのはこの一帯は流芯の流れが速い。流芯に入り込まれるとなかなか手元に寄せられない。しかも立ち位置がテトラ帯の中央付近なので手元に寄せるにはテトラの中を誘導してこなくてはいけない。ここから手元までが問題だ動きが落ち着いてからでないとテトラの中を走り回られるのでじっくり待つ。取り込んで土手上の作業が終わると同時に上からコイの居場所を確認してから下り、そのコイに向かってキャストする。連続とはいかないまでも途切れることなく釣果が伸び1時間で4尾。少し間が空いて5尾目を釣り上げてから1尾バラし、次はテトラの中に入り込まれてラインブレイク。下流に移動すると流れは緩くなるがコイの姿も少なくなり2尾釣り上げるのに1時間半もかかってしまう。4時近くなって釣れそうなコイの姿が無くなったので下流へ移動。用水土手が崩れているので[上田用水]への流れ込みは水量が少なそうで期待できないが[浅川北第五排水出口]は何とかなるのではないかと考えていたが、そこには親子連れの餌釣りが3人居た。上流は浅かったが・・排水出口をパスして本流との合流点へ。前回に比べて水位が下がり合流点は浅い。上流部ではコイの反応が無くポイントの中間点まで下る。やっと見つけた反応は活性はいいが移動が早い。流れは均一な水深が幅広く広がっているからだろう。川幅いっぱいにサーチしてコイの居場所を見つけ、それに向かってフライを流す。時間は掛かるが回遊しながらフライを見つけてくれたコイが3尾、喰い付いてくれた。ここでの3尾は久しぶりだ。その2尾目は尾鰭へのスレ掛かり。掛かった瞬間からの動きでスレ掛かりと言う事は判っていたから取り込みは慎重になった。コイの動きがおとなしく何とか取り込めたが、取り込んで見ると尾鰭の端に僅かに掛かっているだけで、一気に走られたら外れていただろう。良く取り込め上流は浅かったが・・たと自分でも驚いてしまった。3尾目を釣り上げた所で反応がなくなり、最初の崩れテトラ帯に戻ろうとした時、以前に見つけていた巨大な[ビロードモウズイカ]の様子が気になった。それの生えていた所を思い出しながらウロウロ探し回りやっと見つけてみればそれは惨めな姿に変わっていた。国交省の水位データによると、浅川は8月10日に約2mの増水の記録があった。当然この[ビロードモウズイカ]もあの[孤高のヒマワリ]も水没したはず。それでもこの[ビロードモウズイカ]は生き残っていた。モウズイカを撮影してから戻る途中、通りがかった排水前で「ひょっとして上田用水の方はどうかな?」と覗いてみた。すると狭いコンクリートで固められた用水取り入れ口に活性のいいコイが幾つも浮いていた。目の前のこんな惨めな姿になっていたコイの口に向かってフェンス越しにフライを落とすと、幾つものコイが争ってフライに突進して来てすぐにヒット。しかし取り入れ口に流されて集まっていた枯れ草の中に入り込まれてしまう。フェンス横の茂みをかき分けて水辺に行き、草と一緒に手元まで寄せたがコイの姿を見つける前にブレイクしてしまった。しかしコイの反応は止まらずすぐに次をヒット。背の高い草の間で引っ掛かるロッドに注意しながら今度は無事に取り込めた。ここで連続で4尾釣り上げた所で反応がストップ。最初の崩れテトラ帯に戻り対岸の[孤高のヒマワリ]を確認したが見つからなかった。後で写真を確認したら、流されてしまったようだ。前回のダブルには届かなかったが、速い流れの中狭いポイントを攻めて14尾は納得のいく結果となった。多分、次回の釣行までに用水土手は補修されているだろうな〜。


ハッカ


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