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増水の影響か、本流の活性が回復(2009/8/23)じっくり顔を見るのも久しぶり
8月23日、前日が世田谷区の花火大会でその影響を気にしながら二子に行きました。花火大会のために設置されていたテント類は順次片付けが始まっていて、釣りへの影響はなさそうだった。準備しながらいつもの兵庫橋上を眺めるとウェーダーを履いた作業員風の人たちが流れに糸を張って水深を測っている。それを横目に見ながら流れに入ったとたん、後ろから声を掛けられた。振り返ると木村さんがウェーダーなしの姿で経っている。「オイカワ狙い?」「そうです。しかし釣れません」国交省の調査?とのこと。先週までは元気な反応が幾つも在ったのにどうしてだろう。流での作業は木村さんによると国交省の調査らしいとの事。暫くお話をして木村さんは帰って行かれ私は釣り開始。しかし、いつもの[
虎の穴]周辺の反応は全く無い。川幅いっぱいの作業のため下流からの回遊がストップしているのだろう。[虎の穴]付近を諦め流の新二子橋下に行ってみる。しかし反応がない。流れ込みの様子を見ている時、下流の護岸帯前に反応が幾つか見えた。反応のあった所までゆっくり下りながら対岸前の様子を見るが反応はない。反応のあった所まで来たがコイの姿は見えない。「どこに行ったのだろう」とキョロキョロしていると、下流の流れの真ん中を左右に泳ぎ回りながら水面に頭を出して餌を探している姿を発見。対岸ギリギリの回遊を見つけてゆっくり上流に向かっているからそのうちやってくるだろう、と流芯にフライを落として待つ。下流のコイはフライの筋から大きく外れて右に行ってしまう。「まずいな〜。そのうち戻ってくるかな?」と期待し、流す筋を変えずに待つ。暫く動きが見えなくなって「消えたかな?」と思っていた時突然フライの右側の水面が盛り上がった。一気に喰い付き1尾目がヒット。開始から45分後だった。渋い中早めの1尾で気分は落ち着く。しかし反応は少ない。と言うか全く見られない。流れには幾つもコイの姿が見えるのだが底近くに定位していて動きがない。[このコイ達は少し刺激して動かせば少しは活性が上がるかな?]と考えてみたがゆっくり移動するだけで活性が上がるようにも思えなかった。対岸の護岸前は下流から岸沿いに回遊してくるのでそれを探してじっくり待つ。「来た来た!」下流から引き波を立てて岸沿いを移動して来る。途中で水面に頭を出す事もなく一気に移動して来るので、慌てて上流の岸際にフライを落として待つ。移動はストレートですぐにフライの所に到着。「どうするかな?」と心配していると活性が良く反応も多いフライに向かって迷わず口を開けた。反応の少ない中、2回の反応を見つけパーフェクトに釣り上げる事ができたが、それにしても反応が少ない。結局2時過ぎまでで2尾釣り上げたが後が続きそうにないので本流へ移動。どこに行くか悩んだが風が少ないので久しぶりにF-2に行く。途中の運動公園には花火大会の跡が幾つも確認されたがゴミはきれいになり[立ち入り禁止]のフェンスとロープが残っているだけ。F-2に着いてみると波は穏やかで流れの透明度もいい。流れの中央までサーチしながら進み下流を確認する。反応があったのは一番流芯に近い所。しかしそこは水深があり筋の上流に入り込めない。立ち位置を色々探して下流の様子を見る。次に見つけた反応に向かってダウンクロスにキャストし、ライズまでフライを送り込む。30ヤード先のライズのあったところまでフライが届いた時、フライの左側から頭が現れた。一網ごとに多くの獲物が・・大きく合わせると手元に重さを感じてヒット。引きが強いので大型か?と期待したが58cmの平均サイズ。リリース後暫くすると右岸からボートが一艘、流れに入って行く。見ると投網を持った一人が船首に立ち、胴の間に一人座り、船尾に竹竿を持った漕ぎ手の3人が乗っている。ボートは下流に行き網を打ち始めた。網を引き上げてもすぐに次の準備をしているので獲物はなかったのだろう。その内少しずつ上流に向かって来るが、こちらの立ち位置を意識しているのか、右岸沿いに進んでくる。ちょうどこちらの真横まで来た辺りから様子が変わってきた。船首の打ち手が前方を指さし何やら叫び、打った網を重そうに引き上げている。網の中には白く光るのや黒い魚体が幾つも見える。しか大型ばかり。岸から流れ込みの内側でヒットしたのだが「俺の分も残しておけよ〜」と声が掛かる。その投網をチラチラ横目に見ながらフライに集中するとこちらもヒット。しかし寄せの途中でに外れてしまう。それでも反応は適度に見つかり1時間で3尾の連続釣果。前回ここに来た時は、コイの反応が少なく釣果なしだったのだが、台風9号の増水で、上流から流されてきたコイが集まっているのだろうか。4時過ぎから風の向きが変わり下流から波が立ち始めて反応はなくなる。ここを諦め中州の左側を二子橋に向かう。途中のF-2からの流れ出しでヒットしたが取り込み直前にバラしてしまう。その後は何もなく二子橋に到着。橋の直前を渡渉して左岸へ。時間は6時半近くで少し薄暗くなってきている。終了までは少し時間があるので、木村さんに会った時「兵庫島前でライズしていました」薄暗くなってきた流れからと聞いていたので様子を見る。台風の増水で兵庫島前の少し流れの様子が変わっていた。浅くなっている所に入り込んで巻き返しの様子を見ていると、すぐ横の流芯の境目をクルーズしているコイが見えた。コイの居る筋はフライの届かない位置なので[どこに行くかな?]と様子を見ていると下流に移動してキャスト範囲にやってきた。流れの緩い巻き返しの端なのでドラッグの心配はない。上流にフライを落とすとすぐに喰い付いてきてこの日の7尾目。最近、本流は良くなかったが、台風による増水が治まってきて活性が上がってきたのかな?



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