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こんなに広い所でも(2009/8/30)
名前が判らない

8月30日、台風の接近でハッキリしない天気の中、二子に行きました。到着してみると傳治郎君が兵庫橋の袂で頑張っている。暫く話をしていつもの[虎の穴]前から始める。しかし渋い。渋いというか時折反応はあるが、フライの下で反転して見事に見切って行く。しかもいつも通りカメが多く、避けているにも関わらず引っ掛けてしまう。[虎の穴]前の倒竹の下に送り込んでいる時、突然波紋と同時にフライが消える。薄暗い倒竹の下なのだがしっかり見えた反応で掛かった瞬間はコイだと思ったが、その動きから直ぐにカメだと判る。手元まで寄せるとフライはしっかり口に掛かっている。カメだと判っていたら合わせなかったのに・・と悔しかった。その後は如何にカメを避けるかばかり気にしてキャストを繰り返し、コイの反応を見逃してしまう事もあった。そんな事を1時間近く続けている時傳治郎君がやって来た。二人で並んでキャストを続けるが反応が出ない。フライの色を変えて様子を見ている時、上流にいた傳治郎君がヒットし取り込み体勢に入っていた。取り込んだら写真を撮ろうと思い、一度フライを確認してから、振り返ってみるとネットを手にしているがロッドは伸びている。取り逃がしたようだ。それから1時間後、やっと釣果が出た。[虎の穴]の上流側。単独の倒竹下流の水面に反応があり、コイは上流に向かっているのが確認できた。位置は岸から2mほど離れた所で進路を予測すると倒竹の上流側にやって来そうだった。倒竹を回り込んで岸近くにやってくると確信しその位置を狙ってフライを落とすが[本当にやって来るのだろうか?]と少し疑いながら待つ。しかもカメとコイのどちらが先に来るのか少し心配だったが、運良くカメより先にコイの口が現れてやっと1尾目。しかし後が続かない。釣れるのは、と言うより引っ掛かるのはカメばかりでコイの回遊は見られない。傳治郎君は午前中に1尾釣り上げた工事用仮設橋の所に行くと言って去って行った。3時を過ぎた頃、反応もないので諦めて本流へ移動。風が少しありどこに行くか悩んだが、結局先週良かったF-2に行く事にする。到着してみると下流左からの風で水面に流したフライは少し右寄りに流れて行く。左右を広範囲にサーチし、立ち位置の右前方にライズを発見。距離は20ヤードくらいだったのでポイントを狙ってダイレクトにキャスト。フライが水面に落ち、ラインが安定すると同時に反応が出た。大きく合わせるとフッキングの手応え。先週まではポイントに入ってから最初の獲物までずいぶん時間が掛かっていたが、今日は到着直後にヒットする。さい先の良い反応に連続を期待したが続かない。反応を探して下流を眺めていると、左岸に傳治郎君の姿が見えた。こちらに来るだろうと思いそのまま釣り続けていると彼は何処かに消えてしまう。暫く同じ筋を流していると下流右岸の平瀬川合流に傳治郎君の姿が見えた。彼が流れを横切って左岸に移動しているのを確認している時フライに反応が出る。25ヤード先でヒットしたコイは一気に下流に走り、今まであまり経験のない引きで30ヤード以上ラインが引き出される。引きの強さから[多分スレ掛かり]だろうと考え慎重に寄せる。しかしラインを手繰り始めると意外に動きは落ち着いていて[スレ掛かり]にしては動きが素直。姿が見える所まで寄せてみるとしっかり口に掛かっていた。これを取り込み撮影して流れに戻り、下流に見えた傳治郎君を捜すとすぐ横の草むらの中に頭が見えた。手招きして彼を呼び、このポイントでの釣り方をレクチャーする。川幅は100m位ありどこがポイントなのか全く見当の付かない広い流れ。移動できる範囲に薄くサーチしてコイの反応を探して狙う筋を絞る。その筋を重点的に攻めるのだと話している途中、止まっていたフライに向こう合わせでヒット。「ラインを止めていると向こう合わせで掛かる事もあるよ」と話しながら取り込んでいる途中で外れてしまい「外れる事もある(笑)」。少し離れて並んで下流を攻めている時、次がヒット。コイまでの距離は40ヤード位。ゆっくり寄せ、もう少しで取り込める所まで寄せたがバラしてしまう。風向きが変わり水面の波も高くなる。気温も下がり水の方が暖かく感じられ、小雨がぱらつき始める。反応もフライも見えなくなり肌寒さすら感じてきた所で切り上げる事にする。しかしこのポイント、じっくり腰を据えて回遊を待たないとなかなか釣れない所。先週に続き反応はまずまずだったので風の弱い時は期待できそうだ。



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