Top-Image

line

会心の一尾(2009/9/13)会心の一尾
9月13日、好天の中二子に行きました。ポイントはいつもの兵庫橋上。兵庫橋を渡るとき流れに木村さんの姿を見つけ、木村さんもこちらの姿に気付いてお互いに手を振って合図する。ヘルメットを帽子に取り替えてすぐに木村さんと合流。様子を聞くと「今日はいいですよ。4尾釣りました、しかし見切るのが居ます」とのこと。流れは前夜の雨で濁りが入っている。しかし濁りはそれほどひどくなく水深50cm位は何とか見える。この位の濁りならコイがフライを見つけるには問題なく、濁りはあるが反応はいい逆にコイにこちらの姿は察知されにくい。話が終わると木村さんは「本流の様子を見に行きます」と言って去って行かれた。私はいつもの[虎の穴]前から始める。先週見事に釣果無しを記録しているので、どうなるか少し心配だった。しかし先週に比べコイの活性はいい。倒竹下には幾つか浮いている姿が見えるし回遊もしている。とりあえず対岸狙いでキャストしていると、倒竹先端部の上流に姿が見えた。すぐ前なので動きを控えめにしてフライを上流に落とし、倒竹に向かって流す。流しながら対岸際の回遊を捜しているとフライが小さな波紋と一緒に消えるのが視界の隅に見えた。タイミングとしては遅かったがとりあえずロッドを上げてみる。「やった!」会心の合わせと言うにはちょっとお粗末だったがとにかく1尾目は開始直後に1尾目が開始から10分で釣れた。「これで今日はボXズ無し」と一安心。しかし後が続かない。水面のカメも少なく条件はいいはずなのに釣れない。フライへの反応はいい。しかし反応までで口を使わない。フライの直前まで水面に浮きながら近付いてくるのが見える。口を開けて次の瞬間には口の中に消えるはずなのにそこでストップしてしまう。フライの直前まで来るのはまだいい方で、フライに向かって水面に浮いてくるが途中で見切ってそのまま下を通過する。するとフライの周辺の水面に水の揺らめきが現れる。フライの色を変えてキャストするがはやり直前で見切って行く。中には口にフライが入っているのにフッキングしないのが居る。絶対にフッキングするタイミングなのに。小さなパターンに変えてみるが状況は変わらない。気分転換に倒竹の下流側に行ってみる。新しい倒竹は増水の影響か下流の岸側に寄っていたのを、倒竹の下に入り込み・・木村さんが元の位置に戻したらしい。お陰で倒竹下からの流れにフライを落とす事が出来た。フライを落としたまま辺りを眺めているときまたしても視界の隅でフライの所に口がに見えた。慌てて合わせると水しぶきが上がりヒット。コイは一気に倒竹の下に入り込む。倒竹の中を泳ぎ回られるとティペットが絡んでブレイクは必定。ティペットがどこまで保つか心配だったが強引に止める。引きが止まったかと思うとすぐに動き出しなかなか出てこない。無理矢理引き出そうか少し待とうか考えているとき、やっと動きが止まり寄せる事が出来るようになった。倒竹の下を出ると今度は下流に走り出す。水面下に見えるコイの様子から尾鰭へのスレ掛かりと判明。しかしそれまでの引きで外れなかったのだからと安心して寄せる尾鰭根本にしっかり刺さっていた。取り込んで見ると尾鰭の根本にしっかり刺さっていた。1尾目から1時間後だった。それから30分後。[虎の穴]の上流での反応が少ないので目の前の倒竹前を流しながら対岸近くの回遊を捜す。やっと対岸ギリギリの回遊を見つけそれに向かってキャストしようとロッドを動かした瞬間ヒットした。フライへの反応を確認しての合わせではなく、ただタイミングが合っただけの偶然ヒット。3尾連続での寂しいヒットにちょっと落ち込む。それから40分、フライへの反応はあるが直前での見切りに手を焼きながら粘る。反応があるからには絶対に釣り上げてやるぞと言う気持ちだけで粘っていた。立ち位置を色々変えながら探していると[虎の穴]からの倒竹前の下流から回遊してくるコイを発見。倒竹の上流にフライを落とし、水面に垂れ下がった倒竹前のギリギリを流す。コイは下流からフライのコースを上流に向かっている。尾鰭根本にしっかり刺さっていた倒竹に引っ掛からないように少しフライを引いて様子を見る。コイはそのまま上流に向かいフライに向かって口を開ける。「やった!」移動の筋を読み、フライを微調整しながらコイに向かって流し、コイは予定通りのコースで進みフライに喰い付く。まさに会心の一尾だった。その後傳治郎君が現れ、ちょっと話をして釣り再開。倒竹のあいだでヒットしたのだが掛かりが浅くて途中バラし。会心のヒットから40分後に5尾目をゲット。しかしその後2尾連続でバラしてしまい、活性は良かったのだが追加できず。しかし見切りが多い。全部が見切るというのではなく数尾がフライを心得ていて「絶対に喰い付かないぞ」とみきっていくようだ。兄見切って行くコイを食い付かせるために新しいフライを考えないといけないようだ。




line
サイトマップへ
Copyright © 2009 Katsumasa Fujita