Top-Image

line

台風18号の増水で(2009/10/12)実も花も引きちぎられていた
10月12日、国交省の[水文水質データベース]で浅川(高幡橋)の水位を確認したがそれほど下がっていない。しかし間が2週間あいているので浅川へ行ってみる。いつもの一番橋下は予想通り下流の[上田用水取り入れ土手]が崩れている。しかも水位が高いのでテトラ前の流れが速い。流れの速い上流部をパスして下流の流れの落ち着くところに行こうと思いながら護岸を下る。そこから眺めた下流には餌釣り師が数人護岸に座り込んでいる。「あっ、ダメだ!どうしよう」水位が高くて流れが速いと悩んでしまう。「まっ、いいか。あそこまでは距離があるから、あの上流で何とか」と言う事で様子を見ながら少しずつ下る。とりあえず崩れテトラの下流の様子を見る。しかし流れが速くてコイの回遊が見られない。水面に頭を出しているテトラの上を跳びながら少し下流に居移動して様子を見る。テトラ前の流れは相変わらず速いがテトラ帯の中はかなり緩い。その緩い流れに時折コイが回遊してくる。数は多くなく1尾か2尾がフラフラとやって来る。テトラの中でヒットしてもテトラでブレイクするのは確実なので、できるだけ外側に来るのを待ってキャスト。やっと1尾目をヒットしたが流芯に逃げ込む前にテトラを回り込んでしまう。立ち位置からは外すことができないので一度護岸に上がり下流に下って回り込んだテトラ沈んだテトラの上に立ってからラインを外す。取り込みはテトラの中を誘導できないので流芯前まで移動して寄せる。しかし流れが速くてなかなか寄って来ない。少しずつ寄せてやっと取り組むことができた。回遊のあった場所に移動してしまったので次の回遊が少し心配だったが回遊は確認できた。しかしテトラの頭は水中に隠れている。水中に在るテトラの頭を確認しながら一つずつ移動して流芯前へ。横に取り込みのできる平らなテトラの窪みがあるのを確認してから、小さなテトラの上に両足で立つ。コイの回遊はほとんどテトラ帯の中なので流れの端からテトラ前を流すと、風の影響も手伝ってフライはテトラ帯の中に入っていく。コイのやって来る筋に合わせて、流の端とテトラ帯の間の落とし場所の筋を調整する。流芯に近過ぎるとテトラ帯に入っ観覧車もなくなっていくて行かないし、テトラに近いとポイントより近くでテトラに入ってしまう。微妙な筋を見分けながらラインをコントロールして次をヒット。しかしコイが流芯に走った途端にラインブレイク。ティペットを確認すると傷だらけ。掛かったコイはテトラを擦っていないので最初のコイが逃げ回ったときに傷付いたのだろう。それを確認しなかったのがブレイクの原因。悔しい。しかしコイの回遊はいつもより時間は掛かるがコンスタントにやってくる。連続で4尾釣り上げたところで思い出した。「そういえば多摩テック終わったんだな」と気付き次が釣れて護岸の上に上がったとき眺めてみた。いつも見えていた観覧車は既にゴンドラ部分がとり外されていた。[その内あれもなくなるんだな]と考えながら連続ヒット。いつもより花も実も無くなっても立っているトウワタペースは遅く20〜30分間隔で釣り上げ4時を回ったところで10尾目を釣り上げた。10尾を釣り上げたところで出掛けるときから気になっていた[フウセントウワタ]の様子を見に行く事にする。途中にある上田用水取り入れ口と浅川第五排水出口で1尾ずつ釣り上げてトウワタのところへ。[確かこの辺りにあったはず]と思われるところをキョロキョロ探してやっと見つける事ができた。浅川も2m以上の増水で全てが流されていると思っていたが[フウセントウワタ]はしっかり残っていた。しかし茎に付いていた実も花も全て流れに引きちぎられて無くなっていた。実が熟したら種を持ち帰って庭に撒いてみようと思っていたのに・・。写真を撮ってからトウワタ横の流れに入り込む。いつもより水位が高く流れが速い。コイは浅い左岸より左岸沿いが深くなっていて流れの中央部に多いのだが、この日は右岸に餌釣り師が居た影響もあるのか左岸沿いに集まっていた。浅川第五排水出口からの流れ出しの合流点から下流、左岸沿いにフライを送り込み連続で3尾釣り上げ合計15尾。もう1尾釣り上げると9月の平均が12尾になるのでそれが釣れたら引き上げようと頑張っていた。来た来た!期待通りのところでヒットしたがやけに重い。スレ掛かりで重いのではなく大型で重いという手応え。期待して寄せ、目の前まで来たのでネットを取り出し頭を水面に上げて寄せようとした瞬間に外れてしまう。もう一度流して次を狙うと暗くなってしまうので悔しいけれど切り上げる。振り返ってみると夕焼けがきれいだった。



line
サイトマップへ
Copyright © 2009 Katsumasa Fujita