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[T Area Games Vol.3]は準決勝で敗退(2009/10/18)今大会の上位入賞者達
10月18日、前日の様子見でフライを絞りきれないまま当日の朝になってしまった。前夜パラついていた雨も上がり快晴で風もない絶好の釣り日和。駐車場で仮眠していると「少し早けれど、今日は大会があるので開けますよ」と係の人に起こされた。さっそく入漁券を購入して3号池横に行く。スペシャルポンドの対岸にはいくつもテントが設営されていている。車の中で朝食をとり時間を待つ間、目の前の池からは湯気が立っていた。7時を回った頃から対岸に設置されているTIEMCOのテントに向かう早朝からご苦労様です人が多くなり「受け付けを開始します」のアナウンスが流れる。デジカメだけ持って3号池横の通路を通り対岸に行く。通路では前日にあった[釣り禁止]の立て札がとり外され、代わりにエリアナンバーの書かれたプレートが置いてある。通路を渡りきったとき、朝日が昇っているのに気付いた。テントに着きエントリーを確認してエントリーカードと参加賞を受け取る。TIEMCOのテントの横では、あの里見さんが「お弁当はいかがですか?」と声を掛けていた。それから車に戻りタックルの準備。前日、どのフライをメインに攻めるか決めることができず、とりあえず最初に釣れた[ゆっくり沈むフライ]とインディケーターのセットをメインにする。予備は[ラバーレッグ]を結んだセットと[コカゲロウ]エントリーの受付風景のセット。この日のために買い込んだラバーネットと一緒に再びテント前へ。「参加者は集合してください」のアナウンスと共に大会開始の挨拶があり、参加者は総勢65人とのこと。人数の関係で1回戦は従来と同じ1対1の対戦だが2回戦は3人の対戦で1番が勝ち残りとなると説明があった。説明の後、場所決めの抽選カードを引く。引いたカードは[B-17]。カード2枚に名前を書き1枚を提出し残りの1枚をネームカードにして首からぶら下げる。前日から様子を見ていた岡本プロがいらっしゃったので「釣り場はどこになるのでしょうか?両岸は厳しいから通路がいいな〜
」と話すと「番号はいくつ?」「B-17」と答える。「17だったら通路です。両側は最悪だから良かったね」とのことで一安心。暫くして対戦相手出番を待つ龍治君の発表。と言うか番号順に並ぶ。各組の取り合う番号が対戦することになり私の相手はB-18番。それは小学生と思われる山本龍治君。2組に分かれてそれぞれ釣り場に移動。私たちの釣り場は通路のほぼ中央。1回戦はA組の前半戦20分の後B組の前半戦20分が行われ、再びA組の後半20分の後B組の20分があり、合計40分での合計釣果を競う。本部からのアナウンスでカウントダウンが始まり大会スタート。私たちの組のA-17番さんが快調なスタートで、全体での1番釣果を上げ、その後も入れ食い。釣り方はインディケーターを付けて沈めるタイプでフライはオレンジっぽい物。それを見て私も最初に使うフライをオリーブからオレンジに替える。あっという間に20分が経ち、私たちの番になる。さっそくキャストを開始するがなかなか釣れない。1回戦の様子10分が経過する頃にやっと1尾目がヒット。無事ネットインして一安心。しかし対戦相手が1尾釣り上げると気が抜けなくなるので場所をあちこち変えながらキャストを繰り返すが、前半はこの1尾だけ。後半戦は場所を入れ替わっての20分がスタート。A-17番は2尾追加して合計9尾。この渋い状態の中で最高のスタートだ。後半では2尾目が釣れたらドライで様子を見ようと思っていたが後が続かず1尾のまま終了。運良く対戦相手が釣果無しだったので勝ち抜けることができた。2回戦は勝ち組と負け組が3人ずつの組み合わせになり10分ごとに釣り場を入れ替わり合計30分での勝負。釣り場は通路の一番端で私はその左端。ちょうど目の前にライズが少し見えたのでドライから始める。数カ所2回戦の様子キャストしてすぐに1尾目を釣り上げる事ができた。これは良かった。気分的に楽になった。10分経って場所を入れ替わり3人の一番右に入る。そのままドライで様子を見たが反応がないのでインディケーターに変える。その直後、隣が1尾釣り上げて並ばれる。そのすぐ後に私が2尾目。そして場所を入れ替わり最後の10分。3人とも追加することができずにタイムオーバー。2対1対0で2回戦を勝ち抜けることができた。次は午後からの準決勝。2回戦を勝ち残った勝ち組と負け組の各十数人が一斉にスタートする30分一本勝負。釣り場はナンバーカードを引いて番号順に優先的に選ぶことができる。私の番号は2番で「この中から好きな物を順番に持って行ってください」と準決勝の賞品(?)がもらえた。場所選びも2番目で良かった準決勝の賞品?のだが「どんな釣り方がいいのか」と言う事ばかり気にしていて、どの場所がどうなのかチェックする余裕が全くなかったから、何処がいいのか分からない。選べるエリアはクラブハウスの反対側でとりあえず後ろの広そうな場所を選ぶことにする。場所を決めてから他の人達の場所選びを見ていると皆さん流れ込み付近に集中している。「あっ!」と気が付いた。「そうだ!少しでも水の動いているところがいいんだ」。しかしもう遅い。アナウンスと共に準決勝がスタート。昼休みの間にマス達は落ち着いている筈だとドライで攻める事にする。開始から5分で1尾目がラバーレッグのオレンジに喰い付いてきた。近くに見える人たちに釣果はまだ無い。しかしこちらも釣果が伸びない。しかも大丈夫だと思っていた後ろの木の枝に3回もフライを引っ掛けてタイムロス。インディケーターに替えようか悩んだが「どれもそれ程変わらないはず」とドライで釣り続ける。15分経った頃に2尾目が釣れる。左隣で1尾上がるが後が続かない。結局30分の戦いが終わって僅か2尾の釣果。どの位の位置にいるのか全く分からない。本部のテントに行って集計用紙を垣間見ると[9]という数字が見える。[3]もある。「ダメだ」を確信する。本部から結果の発表。1位は10尾釣り上げた人が2名、3位は9尾。それ以下の発表は無しでランクは分からないが準決勝敗退。引き続き決勝と3位決定戦が行われる。釣り場は準決勝の時据え置かれた通路部分。半分ずつに決勝と3位決定戦の二人が並びスタート。決勝戦は凄かった。どちらの方2回戦の様子も加賀を知り尽くしているようで、椅子に座りシンキングラインを遠投し、着水と同時に一定の速度でリトリーブする。いわゆる[加賀引き]。しかもワンキャストでワンヒットのペースで釣り上げていく。1度でも釣れないキャストがあると、直ぐに差が付くシーソーゲームで、終了間際の数は10尾対11尾。「5秒前」のアナウンスと同時に一人がヒット。周辺から「オッ〜」とタイブレイクを期待しての歓声が上がる。その直後、対戦相手のロッドも曲がり再び歓声が起こる。最後の最後まで結果の分からない素晴らしい勝負でした。私には厳しかった加賀で決勝まで残るのはこんな凄い人たちなんだと改めて感心する。僅か2回の加賀で準決勝まで残れたのは幸運でした。



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