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コイもマルタも春たけなわ (2010/4/11)マルタポイントで釣り上げた大物
4月11日、出掛ける前にメールを見てみると、藤澤さんといないなさんから「土曜日はマルタが絶好調」との連絡が入っている。先週は低水温のため厳しい釣りになったので、とりあえずそのリベンジを済ませたらマルタに行ってみよう二子に出掛けた。いつもの兵庫橋に着いてみるとちょうど徳永さんが準備中。「マルタが良いみたいですね」と話ながら兵庫橋上のポイントを見ると、対岸の倒竹の奥で幾つも水しぶきが上がっている。「コイのバシャバシャが始まりましたね」と話対岸ではバシャバシャが始まりしながらタックルの準備。「あれが始まると反応しないから」と徳永さんは上流に行かれた。私は「バシャバシャの周りには喰い気のあるのが居るはずですから」とそのままポイントに向かう。あちこちで水しぶきが上がり、時折目の前を回遊しては来るコイは高速でフライの下を通過して行く。[絶対喰い気のあるのが居るはずだ!]とバシャバシャの多い倒竹周りを避けて少し上流の小さなワンド前で様子を見る。しかし水面に波を立てながらやって来る奴ばかりでゆっくり餌を探しながらの移動が全く無い。それらしい動きをやっと見つけ、前方にフライを落とてしやって来るのを待つ。フライに口らしいものが現れたので慌ててロッドを立てるが、スレ掛かりのようで途中で外れてしまう。しかも少し離れた所にそれらしい反応を見つけ3時間粘ってやっと1尾、慌ててピックアップすると水中のカメを引っ掛けてししまい、コイの所にフライを落とす事が出来ない。コイの反応が全く無いまま時間は過ぎていき、1時間経ったところに傳治郎君がやって来た。「受験勉強は?」「今日は燻製を渡すので来ました」「明日から勉強?」「そうです(笑)」と言う事で燻製を受け取る。話をしていると下流から木村さんが戻ってきた。「マルタですか?」「良かったです。初めてニゴイを釣りました」との事。しばらくお話をして木村さんは帰って行かれ、傳治郎君はマルタの様子を見に行き、私は兵庫橋上でコイ狙い。流れに入り込んでみるがやはり反応がない。フライの上流にコイの反応を見つけ慌ててピックアップすると、またもカメを引っ掛けてしまう。帰って調べてみるとカメは2回とも同じカメだった。開始から3時間が過ぎてやっと対岸ギリギリでフライに反応が出た。と言ってもいつもの様に水面に口が現れての喰い付き出はなくフライの所に一瞬変化があった程度の小さなお腹の大きいマルタ反応。それでも「とりあえず」と合わせたのが正解で、やっと1尾目が釣れた。体型は細目でポイント中が産卵モードの中、一尾取り残されて喰い気に走っているといった感じのコイ。それでも何とか1尾釣る事ができたので嬉しかった。しかし後が全く続かない。4時を過ぎた頃に諦めて本流に移動。新二子橋下で反応を見つけたがあっさり見切られてガックリ。そのまま上流のマルタポイントに移動。ポイントに着いて見ると期待通りだと流れが黒くなっているはずなのにそれが全く無い。瀬の下流部ではコイの尻尾が水面に現れて底餌を漁っている。この時期のコイが狙う底餌は当然マルタの卵。とりあえずその尻尾の筋に向かってマルタ仕掛けを流してみると、すぐにヒット。しかし1回目は途中でバラしてしまう。次の流しで取り込みに時間が掛かった大物またヒット。今度はしっかり口に掛かっていて難なく取り込む事が出来た。そこに傳治郎君がやって来て「マルタは居ないね。居るのはコイだけだよ」と言いながら二人で並んでキャスト。すぐに次がヒット。流れに載せて下流に運び取り込もうとしたがなかなか手前に寄って来ない。しばらくやり取りして取り込んで見ると72cmの大型の太目。傳治郎君に写真を撮ってもらい再スタート(写真:上)。コイをもう1尾追加した後、下流を傳治郎君に譲りポイントの中流部を流しているとマルタがヒット。居ないと思っていたが数尾がポツポツと瀬に付いて居るようだ。コイを2尾釣り上げたところで傳治郎君もコイをヒット。しかしなかなか取り込めない。そこに徳永さんがやって来たので二人で取り込むのを待ちながら「今日はマルタが居ませんね」「昨日はたくさん居た
小石の裏側にはマルタの卵がびっしり
みたいですがね」等と話をする。傳治郎君が取り込んだのは私と同じ72cmの大物。徳永さんは「風向きが変わり帰り道がきつそうだから引き上げます」と帰って行かれた。しばらく傳治郎君とポイントを流しコイを2尾とマルタを1尾追加する。どちらもしっかり口にヒットしていて気分がいい。傳治郎君に「コイはマルタの卵を狙っている。そこらの石にはマルタの卵がいっぱい付いているはずだ」と教えたけれど見つからないみたい。「見つからない?」と言いながら流れの石を拾ってみると、石の表側には見えない。「?」で石をひっくり返してみると裏側に薄黄色で1.5mm程の卵がびっしり付いている。表面の卵はコイに食べられたのだろうか。それとも石を動かしながら裏面に生み流れ込みではマルタの反応が付けているのだろうか?こんな小さな石にこれだけ付いているのだから、卵の総数はどの位になるのだろう。そんな事を考えながら上流を見ると、瀬の入り口辺りで幾つも水しぶきが上がっている。流れ込み横からキャストしてマルタを追加。傳治郎君は「時間だから帰ります」と帰って行った。その後しばらく粘ってコイを1尾追加して終了。兵庫橋上ではコイが春たけなわで、本流ではマルタの春が進行中。コイの春は釣りにくく、マルタの春は天候に左右される事が多い。両方しっかり釣りたいのだけれど上手くいかないものですね。




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