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二子でも産卵の集団を見つけて・・ (2010/5/2)水没した草むらに入り込んでいた
5月2日、ゴールデンウィーク2日目は二子。夕方に用事があるのでいつもより早めに出漁し、いつもの兵庫橋上に着いてみると流れは相変わらずの濁り。連休で工事はお休みだと思っていたのに、ガッカリです。とりあえずいつも通り[虎の穴]周辺の様子を見る。しかし反応がない。しかも開始早々にカメを引っ掛けてしまう。コイの反応を探してキョロキョロしているところに徳永さんが登場。私が少し早めだったのに徳永さんもいつもより早い登場で少し驚く。徳永さんは上連休2日目だというのに濁りがひどい流のゴム堰堤も濁りで期待できないと本流へ向かわれる。私はとりあえずここで釣果を得るためしばらく粘る。しかし濁りのため水面近くを移動しているはずのコイの姿は全く見えず、時折対岸ギリギリに単発の反応が出るだけ。しかもそれを狙ってキャストして前回と同じ木の枝にフライを引っ掛けてしまう。せっかく回遊が見つかったのにティペットを結び直している間に通過してしまう。おまけに結び直したフライを何も考えずに一振りした途端に今度は上空に張り出している倒竹に引っ掛けてしまい連続2本のロス。それでも時折回遊があるのでしぶとく粘り開始から50分後にやっと1尾目を釣り上げる事ができ後が続かない。30分かかってやっと次がヒットしたが掛かりが浅かったようで途中で逃げられてしまう。反応はそれで水位が高くテトラは水没ストップしてしまったので兵庫橋上を諦め本流のマルタの様子を見に行く事にする。新二子橋の上流のテトラ帯へ行ってみるといつもは水面に頭の出ているテトラが完全に水没していて、下流に出来るトロ場が速い流れに変わっていた。ここを諦め上流のマルタポイントに。途中で前回徳永さんが最後に釣り上げたポイントの様子を見ると、テトラも周りにコイの姿が幾つか見えた。上流側から回り込んでポイントの上流に降りる。水位が上がっているために、岸辺の草が水没していてポイントの幅が広い。しかも流芯の流れが速く、岸寄りの巻き返の流れは非常に遅い。その遅い流れにフライを載せて巻き返しの始まり辺りにフライを送り込む。時折岸際を回遊してくる姿が見られ、静かにしていると目の前までやって来るが、水位が上がりポイントが広い底近くを回遊しているので水面には反応しない。目の前の回遊を無視して20ヤード先を中心にキャストと送り込みを続け20分かかってやっと釣り上げる事ができた。しかし反応はなくなりここを諦め上流のマルタポイントに向かう。平水状態なら草むらなのに増水のために20cm程冠水している。そこをポイントに向かって真っ直ぐ進んでいると足元からコイが慌てて逃げだして行く。静かに歩き始めると草むらの中にじっとしているコイが幾つも居た(写真上)。バシャバシャ逃げ回るコイを無視してマルタポイントの下流に出てみたが流れが速く中州側へのいつもの渡渉ポイントが深い。「どうしようか」と悩んでいたら目の前にコイの群れが現れた。「えっ?こんなに居るの?」と驚きながら様子を見ていると、先程通過した草むらが草むらから出てきたコイ達は流芯へ移動する流れと繋がっているところの草の中から、次々にコイが現れて流れに戻って行く姿が見えた。「こんなにたくさん入り込んでいたのか」と驚くばかりで、草むらから出てきたコイ達は目の前の流れで黒い筋を作り上流に向かって回遊している。流れからロッド1本分後ろに下がり回遊しているコイの目の前にフライを落とす。すると突然その中の1尾がフライの飛びついてきた。他のコイを脅さないように草むらの切れ目から手前に引きずり込んで取り込み、水に浸かっていない岸辺まで運んで採寸と撮影。途中でコイをリリースして岸辺に戻る。同じように岸から離れて回遊を待ち、水面近くに浮いているコイを狙ってフライを落として連続ヒット。連続で3尾釣り上げたところで目の前を通過するコイが居なくなってしまう。岸沿いにゆっくり回遊してくるそれでも時折下流から岸ギリギリを回遊してくるのを見つけると、近付いてくるのを待ち進路にフライを落とし3尾を釣り上げた。今までもこのポイントにコイは居たが、これ程沢山集まっているのは初めてで、本流の流れが速いからここに避難しているのか、水没した草むらに餌を求めて集まってきたのか、産卵に集まり条件が揃うのを待っているのか。また、すぐ上流のマルタの産卵ポイントでマルタが産卵していないのでここで待機しているのかよく判らないが、かなりの数が集まっている。そのコイは、最初は目の前で釣れていたのが下流からの回遊待ちになり最後は全てが流れの底近くに移動してしまい反応しない。対岸に行けば反応するコイが居るかもしれないが流れが速くて水深があるので渡渉できない。流れの中央には岸沿いにゆっくり回遊してくる黒いコイの筋が広がっているが水面には出て来ないのでどうする事も出来ない。ここを諦め下流の最初のポイントに戻り大きな巻き返しを再度狙う。右側の流れと巻き返しの境目にラインを置いて下流側のポイントに送り込む。30分粘ってやっと9尾目を釣り上げたところで帰宅時間の5時が迫ってきた。少し余裕を持って切り上げ斜面を登ってポイントを上から眺めてみると、狙っていたところよりも下流に幾つも集まって居る姿が見えた。「あそこまで送り込めば良かったのか」と悔しかったが「次回に狙ってみよう」と諦める。戻りながら徳永さんに電話してみると「下流で5尾です。今日は良かったから私も早退します」と二人で切り上げる事になった。増水の中どうなるかと心配だったが意外な釣果に満足な一日でした。しかし今日のポイントは一時的なものだから次回も釣れるとは限らない。厳しい二子はまだまだ続きそうです。




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