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予想通りコイの卵は・・ (2010/5/8)卵は予想通り干からびていた
5月8日、水位が下がっているようなので先週のポイントの確認に浅川へ行きました。滝合橋を渡り遊歩道の切れ目から流れを渡り前回産卵ポイントだった細い流れに出る。流れは予想通り本流からの流れ込みは止まり、上流からの伏流水だけになっていた。前回水に浸かっていた右岸の茂みは水が引いたために根元は水の上に出ている。当然根元に生み付けていたコイの卵は既に水の中にはなく、茎にくっついたまま干からびている。少し深いところだった岸辺の石の間を探ってみた多くのコイが一斉に移動して行くが卵は見つからなかった。急に水位が上がったのだから[もう少し考えて深いところに産卵すればいいのに]等と考えながら茂みをかき分けて平山プールの土手を登る。プールも水位が下がり透明度も昔のようになっていた。透明度が回復したので底の様子がよく見えるが、以前に比べてかなり浅くなっている。対岸の茂みが写り込むポイント中央部は水中までよく見えて底近くを回遊しているコイの姿が確認できた。しかし、流れ出し側は空が映り混み水中の様子がよく判らない。しばらく水面を眺めていると岸から15m程のとところで反応が出た。リールからライン予定の長さ分を引き出しフォルスキャストでラインを送り出しコイの前方にフライを落とす。コイはそのまま移動してきて、1尾目は問題なく取り込めた。2尾目も同じ西長沼排水出口周辺は見る影もなく位置で下流からの回遊を見つけてすぐにゲット。ここまでは快調だったが下流から子供達が対岸にやってきて用水取り入れ口のところでプールを覗き込んだ途端に、コイの群れが移動を始めた。全員が打ち合わせたように上流に向かって行く。コイの姿が見えなくなったので、何処に行ったのか探しに上流に向かう。しかし何処にもそれらしい姿が見えない。かなりの数が上流に向かったはずなのに・・。そのままプールの流れ込みまで行った見たがまとまった集団は見つからなかった。ついでに以前良かった[西長沼排水出口]の改修されたところを確認に行ってみた。しかし流れは単調でコイの姿は全く見られない。このプールを諦め平山橋に行く。床固を流れる水量は前回よりも少なめだったが、まだ平水状態よりは多い。突風のような風が一気に吹き抜けていくとりあえず床固下の様子を見るがコイの姿は全く見られない。すぐに床固下を諦めてお気に入りの[東豊田用水]の様子を見に行く。しかし、流れにコイの姿はなく、テトラ帯の向こう側も沈黙。その頃から風が強くなり下流に向かって突風のように吹き抜けていく。「ここもダメか」と諦めかけた時、突然テトラの向こう側で反応が出た。「居た!」と喜んでキャスト開始。すぐにヒットしたが喰い付いた時の反応から掛かり場所が口ではないような感じがしたので無理に寄せないで引きに合わせてラインを送り出して様子を見る。その為、テトラ帯のかなり奥に逃げ込まれ[テトラを擦らなければいいが]と思った瞬間に外れてしまう。次はすぐにやって来てやっと3尾目を釣り上げたのは4時過ぎ。浅川にしてはかなり厳しいこの日の大物-73cm状態なのだ。しかもそれからの回遊はかなり間隔を開けてやって来る。しかもその回遊は黒い影が底近くに見えたかと思うと水面に反応せずすぐに向きを変えて去って行く。そんな中時でやっと水面に反応するコイが現れ 73cmの5尾目。それから10分後。やって来た回遊の中に元気に反応するのが居て気持ち良くフッキングさせる事が出来たが、テトラの中を下流に一気に走られてテトラを擦ってラインブレイク。5時を過ぎてからやっと次が反応してくれて6尾目。このポイントのコイは底餌に興味があるようで、流れの中央部にはコイの摂時跡の深い穴が幾つも見られた。そんな摂時跡を眺めながら[もう回って来そうにないな]とここを諦める。テトラポイントに行く時に釣り人が居ない事を認しておいた[旭が丘排水出口]をオーバーフロー側から覗いて川底に見えたコイの摂時跡みる。オーバーフローの水量も少し多目で真っ直ぐプールの中央を走っているが、左側の排水出口には多くのゴミが巻き返しで回っている。そのゴミの下に幾つものコイの口が現れていた。「こんなに居るんだ」と驚きながら足元を見ると、流れ込みのすぐ横にも集まっている。それを脅さないようにロッドの先からリーダーをぶら下げて真下にフライを落としコイの頭の前に浮かべる。しかし岸際に頭を突っ込んで居るので水面は見てくれない。手前を諦め巻き返しの中央に浮いているのを狙ってキャスト。落ちし場所を色々試しながら何とか2尾追加できた。しかしあれほど集まって居たコイは全て沈んでしまう。時間は6時半。辺りは暗くなり始めていたが最後の足掻きに床固下に行ってみる。初めに来た足元に幾つも集まって居たが時と同じで、いつもコイが回遊してくる魚道横に姿はなく下流にも浮いてこない。「どうしたのだろう?」と考えながら下流を眺めると巻き返しの中央に2つの頭が浮いている。慌ててその横に移動し手前の流れを気にしながら巻き返しの中央にフライを落とす。フライの落下と同時に消えた頭は少し下流に移動して現れた。静かにピックアップして頭の前方にフライを落としドラッグが掛かるまでの僅かな時間を気にしながら待つ。来た来た!予定通りのコースでコイはフライに向かって来て素直に吸い込んでくれて9尾目。開始から3時間余りで2尾しか釣れていなかったのを考えると、何とか9尾釣る事ができたのは幸運としか思えない。それにしても今日の浅川は厳しかったな〜。



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