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久しぶりのポイントは激しい見切りで・・ (2010/6/19)ビロードモウズイカが大きく育ち
6月19日、ここしばらくは浅川の新しいポイントを探してあちこちうろついていたが、久しぶりに一番橋下に行ってみた。流れは上田用水の取り入れ土手がしっかりしていて、ポイントの水位は高い。こんな時の様子を見るのは東豊田用水の水門前。平水状態ならコイが入り込めるほどの深さがないのだが、20cmほど水位が高くなっていて水門前は流れと繋がっている。静かに水門裏に降りて覗き込むと数尾が回遊している。水門のすぐ横から流れにフライを落としてやって来るのを待つ。東豊田用水の水門前でコイはウロウロしながらフライに近付いてきたがフライの横を素通りしていく。理由がハッキリしないままコイの前方にフライをキャストする。フライに驚く事もなく静かに近付き、今度は素直に喰い付いてくれた。最初はフライに気が付かなかったのだろうか。開始から5分で1尾目は最近では珍しい事だ。数尾居たコイは取り込みの最中に全て流れに消えてしまう。そのまま流れに出て下流の様子を見る。いつもなら水門の直ぐ下流の左岸前に幾つも回遊している姿が見えるのだが、それが全く見えない。左岸のテトラ帯は最上流部の数個が水面ギリギリに僅かに見えるだけで全てが水没している。そのテトラ帯と岸の間にハッキリした流れが在りテトラ帯の下流側で左右に移動しているコイの動きが見えた。岸寄りの流れはテトラの上に生えた草の裏側で遅いので右の流れから送り込んでみる。崩れかけたテトラの間で反応がありすぐに喰い付いてくれたが、取り込みの途中ではずれてしまう。回遊はポツポツ続き次がすぐに同じ所にやってきた。これもすぐに喰い付いてくれて2尾目。しかし回遊はストップ。護岸に上がらずテトラと護岸の間を下りながら下流に見えるテトラ帯の中のコイを探す。回遊はテトラ帯と流れの境目がメインで、時折水面に頭が出る。それに向かってキャストし2尾を追加できた。しかし調子の良かったのはここまで。それ以後、回遊はコンスタントに在りフライへの反応はいいのだが、フライの直前まで来たところでストップし慌てて潜っていく。護岸を少し登り水中が良く見える位置に立ち回遊してくるコイを探す。岸沿いに下流からやって来るのが居てもヤンマ系の抜け殻キャストエリアまで来ると向きを変えて沖に行ってしまい姿が見えなくなる。コイを探してキョロキョロしていると、フライに波紋が広がっている。そんな事を繰り返しながら1時間かかってやっと2尾追加したが回遊は消えてしまう。そんな中で釣り上げた6尾目を護岸上の道に運んでいる時護岸の草むらの中でヤゴの抜け殻を見つけた。水面から草むらまでは5〜6m程在り、そのコンクリートを登って来たようだ。しかもそれは一つだけでなく3つも見つかった。後で調べてみたが、ヤンマ系のトンボの抜け殻と言う事しか判らなかった。反応も回遊も中なってしまったのでここを諦め久しぶりに下流へ移動する。とりあえず様子を見たのは上田用水取り入れ口と併設の浅川北第五排水の出口。出口の方は釣り人が居て反応がなゴミのすぐ前に口が幾つも浮いていたかったが、上田用水の方には水面に反応しているコイの口が見えた。手すり越しにフライを落として様子を見る。なかなかフライには反応してくれなかったが粘り勝ちで喰い付かせる事が出来て7尾目。反応は消えてしまい諦めて本流へ移動。排水出口の流れを辿り、間もなく合流というところで流れを渡り上流側に出る。その河原に昨年途中で枯れてしまったのと同じような場所に見事な[ビロードモウズイカ]を見つけた。草の背丈は2m近くある立派なモウズイカ。これを撮影した後排水との合流の上流から流れに入る。合流の下流で反応があるかと期待したが全く反応なし。それでも流れの中央部で幾つか反応が出た。反応の上流に移動してフライを流し始める。群れが居るようで反応は幾つも連続で出る。群れの居るところまで反応は途切れなく出て来るのだが流れて行くとすぐに反応が出てヒット。しかし合わせてすぐにはずれてしまう。数分間反応は消えるがすぐに再開。そこにフライを送り込むと反応はするがフッキングしない。やっとフッキングしてもすぐにはずれてしまう。3回途中バラしをした後がっちりフッキングしたようで「やっと釣れたか」と思っていたら今度はラインブレイク。気を取り直して流し続ける。反応は相変わらず続いているがどうも様子がおかしい。フライは確実に口に入っていているのにフッキングしないのだ。「タイミングが早いのか?」と思い少しゆっくり合わせてみたが乗らない。しかもティペットが引っ張られる位激しく喰い付いているのに合わせが効かない。フッキングしてもすぐにはずれてしまう。1時間粘って5尾を途中で逃げられてやっと反応は途切れなく出て来るのだが1尾目を取り込んだがその後も2尾連続で逃げられてしまう。しかもフライへの反応が連続して幾つも在るのに口の中に入らない。明らかにフライに警戒心を持ち、喰い付く直前で一度止まって様子を見ている。このポイントは1月に来て以来久しぶりなのだがどうしてこんなにスレてしまったのだろう。前週に行った高幡橋下と全く同じスレ方なのだ。自分が足繁く通い警戒心を持つようになってしまったのなら諦めも付くのだが・・。2尾バラした後下流に下り何とか2尾追加して合計10尾にたどり着いたが、その後も3尾を連続でバラしてしまい10尾釣り上げたのにばらしも10尾。ブレイクが1尾在るので逃げられた数の方が多いという悲惨な結果。見切られないパターンをまた考えなくてはいけないのか?


ビロードモウズイカ


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