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駒形の渡しが今年も運行していた (2010/7/10)駒形の渡しが浅川を横断して
7月10日、先週、折ってしまったSAGEのロッドの一部を切り取ってメーカーに送ったため、今週からしばらくは10年以上前に作ったOrvisの River masterを使う事になった。いつもの様にロッドを足の間にはさんでバイクで浅川へ行く。ポイントは2週間前と同じ一番橋下。流れは前回とほとんど変わらず平水状態。[東豊田用水]からの流れ出し下流には数は少ないが岸寄りに幾つか回遊している。上流側に降りてリールからラインを引き出しながらロッドを振ってみると、数は少ないが回遊はしていたいつものSAGEに比べて重い。ロッドの番手はSAGEは#7だがOrvisは#8。しかもOrvisのアクションはスローなのでよけいに重さを感じた。ロッドのアクションに合わせてキャストのタイミングを調整して釣り開始。前回と同じように流れ出し前の流芯の様子を見ると2尾ほど元気に反応している。しかしそれはすぐに流れに乗って下流に下ってしまい目の前から消える。左岸の流れ出しの筋には、上から見たときに居たコイも下流に行ってしまったらしくて反応がない。下流に見える崩れテトラ帯の右側では、テトラの間で反応があるが、立ち位置からは少し遠い。崩れテトラの前に回遊してくるかもしれないのでゆっくり様子を見ながら下って行くが、回遊して来ない。崩れテトラの前まで来て、右の流芯側と左の護岸前の両方の様子を下流から回遊してきて反応はするが見る。左の護岸前は細い流れがテトラとの間にあり、下流から回遊してくるコイが見えるが、テトラの中まで入り込んでいる。狙って喰い付かせる事は出来るが、掛けてから走り回られるとほぼ確実にブレイクしそうなので狙わない。逆にそれが流芯側に廻ってくるのを待って右側から狙おうと思う。流芯側も下流から回遊してくるが、崩れたテトラの裏側の巻き返しで反応しているので、フライを送り込む事が出来ない。ダイレクトにテトラの裏側にキャストすると、コイとの距離が近過ぎて脅してしまう危険性がある。右の流れと巻き返しの境目にラインを落として巻き返しに送り込もうとするが、なかなか目的の所に流れて行かない。幾度も失敗してからやっと狙いの所にフライがたどり着いた。左のテトラの中から出てきたコイが素直に喰い付いてくれたが、流芯に走った姿の煮えない流れで突然に喰い付いて来た途端に外れてしまう。暫く回遊はストップしたがその内下流からの移動が見られた。同じ立ち位置のまま回遊を待ちやっと1尾目を釣り上げる事ができたのは開始から1時間後。前回反応が良かったのは、やはり前日の[大量の餌]のおかげだったのだろうか。崩れテトラ帯周りの反応がストップしてしまったので、左の護岸に登り流れを見ながら下流に下る。水面から数メートルの位置に立つと流れにいるコイの姿が良く見えるのだが、キャスト体勢に入ると進行方向を変えて遠ざかって行く。護岸を水辺まで降りてテトラ帯の端で反応しているコイの前方に落として回遊を待ち、1尾目から1時間後にやっと2尾目を釣り上げる事ができた。その後、回遊に合わせて進路にフライを落とし「来た、来た」とドキドキしながら喰い付くのを奥に見える細い流れで1尾追加待っていても、フライの直前でストップし反転して去って行く。岸辺からなのでドラッグが掛かっているかもしれないと、テトラの中に入り込んでみても喰い付く直前に見切って行く。中にはフライが完全に口の中に入ったのを確認して合わせたのに、フライが動いたときには水しぶきが上がり、それと同時にフライを吐き出している。こんな事を幾度も繰り返しポイントの終点にたどり着く。目の前は用水取り入れの土手の内側の緩い流れで回遊はそれ程見られない。それでも上流から回遊してくるのでフライを落として待っていると突然反応する。3時半までに2尾追加したが回遊は完全にストップ。用水の水路を渡渉して右の流れに行く。土手補修のために重機でえぐられた中州に残る窪みの流れの奥で何とか5尾目を釣り上げた思っていたより水深がありが後が続かない。時間は既に4時を過ぎている。そのまま本流を下り、前回見逃していた[浅川北第五排水]の合流の上流の様子を見る。小さな中州をはさんで左は緩い流れが続いているが意外に水深がある。前回、水深は「せいぜい膝下程度」と思っていたのに入ってみると膝上まである。「こんなに深かったのか」と驚きながら釣り下り、1尾途中で外れたが2尾連続ヒットでやっと7尾目。排水との合流点にやって来たが水深は深いまま。「いつもはこんなに深くないのに・・」と思いながら下流を眺めると、ポイント最下流でその理由が判った。右の斜面に在る石段と水際に手すりが付けられ流れに小舟が浮いている。夏季限定の[駒形の渡し]が運行しているのだ。通常の水位だと船を浮かべる事が出来ないので、下流に以前は底が見えるほど浅かったのに・・盛り土をして水位を上げているのでポイント全体が深くなっていた。上流部での反応は良かったが、そのコイ達が移動してからは全く反応がない。水深が深くなったのでポイント全体に散ってしまったのだろうか。時間は5時を過ぎていたがこれ以上粘っても結果が出そうにないのでここを諦める。どこに行くか考えながら帰り道の[浅川北第五排水]の様子を見る。静かにポイントを覗き込むと、幾つものコイが水面に浮いている。動きを押さえてキャストしてすぐに1尾ゲット。取り込みも静かにやったのでポイントのコイはそのまま浮いている。続いてキャストして連続ヒット。そこで反応はストップ。排水の水門前の横には[上田用水]の取り入れ口がある。水門の方から見るとその取り入れ口の所のゴミに反応している波紋が幾つも広がっている。水門の裏から回り込んで取り入れ口の横に行き、手すり越しにフライを垂らす。水面の反応を見つけてすぐに移動しかしここのコイも何故か見切りが激しい。口に入ったのを確認して合わせるが、フッキングする前に吐き出してしまう。それが見えるからよけいに熱くなってしまう。反応が止まってもしばらく待っていると再び反応を始めるので、同じようにフライを垂らし2尾連続ヒット。次に反応が止まった時、排水の方で反応が出る。慌てて移動するが、こちらの気配を感づかれて反応は消える。また用水の方に移動して反応を待って追加。結局同じ事を幾度も繰り返し取り入れ口で4尾釣り上げたが、最後は取り入れ口の替えにあるゴミ避けのパイプに絡まれてブレイク。それでもこの日の合計は13尾。スタートは厳しかったが小さなポイントでしつこく粘って何とか数をまとめる事が出来た。それにしても、見切りの激しさを痛感したので今までとは異なるフライパターンで次回は攻めてみよう。何がいいのだろうか・・・



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