Top-Image

line

猛暑日はコイもやる気がない? (2010/8/15)水面に泡が広がり
8月15日、土曜日はお盆休みで家族が全員集合したため釣りはお休み。日曜日はいつもの様に二子の兵庫橋上に出漁。この日は先週まで使ったウェーダーの水漏れが激しく買い換えたのを履いて出漁。「ウェーダーは消耗品だから透湿でなくても」と言うことで今まで使っていた透湿をやめて[非透湿]に替えた。素材が丈夫なので長持ちするのではないかと期待しての出漁です。ポイントは前回よりも透明度が低く、水面下30cm位までしか見えない。これでは回遊してくるコイの姿開始早々の1尾は途中バラしが良く見えないし、逆にコイの方も水面にフライが良く見えないはずなのでちょっと心配になる。いつもの左岸の倒竹前に行き様子を見る。流れは上流から泡が広がっているが、倒竹周りは下流からの風で泡は少ない。カメの姿も余り見られず気分はいいがコイの姿も見られない。何処に居るのかキョロキョロ探しながらとりあえず一番反応の出そうな倒竹前にフライを落として待つ。倒竹の枝が少ない部分の奥でコイの反応が見えたので「廻ってくるかな?」と入り口の横にフライを落として待っていると、突然左から水しぶきを上げながら飛びついてきた。慌てて合わせると手元に重さとコイの動きを感じる。ロッドを立てて動きに合わせてラインを送り出していたが急に軽くなってしまう。開始から15分のことだった。この途中近過ぎたフライに一気に飛びついてきたバラしの後、全く回遊も反応も出ない。時折水面にコイらしい姿が見えるが、水面に反応することなく通過して行く。そんなコイの姿に慌ててピックアップし進行方向にフライを落とそうとすると、途中に沈んでいるカメを引っ掛ける。カメを2匹引っ掛けた後、反応のないポイントを諦め、すぐ上流の[虎の穴]下流の倒竹前に移動する。水面に倒れかかっている倒竹の中にコイらしい反応を見つけたのでその上流側にフライを落とす。「ちょっと近すぎたかな?」と思った瞬間、フライに水しぶきが上がった。下流に居たコイが着水したばかりのフライに飛びついてきたのだ。開始から2時間経っていたがとりあえず1尾目をゲットできたので一安心。しかしここでの回遊は見られない。カメはどんどん集まってきて連続で2尾ヒット前回外し損ねた釣り針(涙)。その2匹目のカメは今回が13回目。しかも7月4日に口に掛かった釣り針を外し損ねた奴。フォーセップを口に中に突っ込んで釣り針を掴み、何とか外してリリース。その後、中流の崩れ護岸前まで行ってコイを探したが反応は無し。仕方なく一番反応のあった下流の倒竹前に戻り最初にバラした倒竹前で粘ってやっと2尾目を釣り上げる事ができた。ちょうどこの頃からウェーダーの中で足が冷たさを感じ始めていた。水温は31度あったが、水に突っ込んだ手は水温を冷たく感じたから、まだ気温よりは低かったのだろう。ズボンに冷たさを感じながらも股まで立ち込んでキャストを続ける。しかし反応がない。5匹目のカメを引っ掛けたのを機にここを諦め上流に移動。流れ込み部分の崩れテトラ帯を期待していたが餌釣りが浅場の底餌に夢中で水面には興味を示さない居て反応無し。そのままゴム堰堤に行く。先週まで渋いことはあったがそれなりに反応の見えたゴム堰堤だが、反応が全く無い。コイの姿はポツポツ見られるが堰堤の上流の浅瀬で底餌を漁っている。ゴム堰堤は周囲がコンクリートで仕上げられているので足元から熱気が押し寄せてくる。しかも斜め斜面は風通しが悪く更に暑い。さすがに我慢できず、しかもズボンの冷たさが消えて熱気がこもっている感じ。ベストを脱ぎ、ウエストポーチを外してウェーダーを足元まで降ろしてみる。凄い!!これには驚いた。ズボンは全面が汗で濡れている。しかもベストの下のシャツもグッショリで、塗れていないのはベストから外れている襟元と両袖だけ。ウェーダーを降ろしたまま暑いコンクリートの上に座り込んでしまう。延滞下流の右岸沿いの細い流れで1時間近くズボンを乾かしながら休息して流れを眺めるがコイの反応は依然低調。熱気を我慢していたが耐えきれずウェーダーを履き直し、休憩中に見つけた堰堤下流の右岸側の反応の様子を見に行く。右岸側の遅い流れに載せてフライを送り込み、幾度か反応があったが合わせのタイミングを逸したまま流し続ける。しかもフライは右岸の草の陰に入って見えなくなる。そこに左からコイが水面に波を立てながら回遊してきた。見えないフライの位置で波紋が出る。自分のフライへの反応と信じて大きくロッドを煽る。やった!半分疑いながらのヒットは気分がいい。2尾目から1時間50分後の3尾目。これをリリ−スした後、反応は完全にストップ。ここを諦め下流に戻る。流れ込みの崩れテトラ帯に2尾反応するのが見えたが一度反応延滞下流の右岸沿いの細い流れでしただけで消えてしまう。一面に浮いている泡の中を下流に下りながら対岸の様子を見るが反応はない。結局、最初の倒竹まで反応は無し。ここで反応がなかったら兵庫橋の下流の様子を見ることにしてしばらく粘る。移動後1時間経過した時やっと4尾目をゲット。最初に1尾バラシ2尾目を釣り上げたのと同じポイントの倒竹の枝の間。しかしそれで回遊はストップ。最後に兵庫橋の下流側の様子を見たが、濁りのために水中がほとんど見えず、回遊を確認できないまま日没終了。帰宅後ウェーダーを脱いでみるとズボンはグッショリ濡れていて靴下も半分まで色が変わっている。この状態なら、水漏れしていても[透湿]のウェーダーの方がまだいい。しかし新しいのが来たから古いのはゴミに出されていた。やはり[透湿]は凄い!




line
サイトマップへ
Copyright © 2010 Katsumasa Fujita
トレニア ハマスゲ