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流れの水温は29度なのに、湧水は18度 (2010/8/30)湧水の水温は18度
8月30日、土曜日が所用で釣りに行けなかったので代休と言う事で出漁する。ポイントは浅川。前回の出漁時、かなりの増水だったので、一番橋下流の[上田用水]の取り入れ土手が崩れて水位が下がっているだろうと期待して出掛けたが、ポイントに着いてみると水位は前回と変わらず高いまま。崩れた土手は補修されたのだろう。足元には相変わらず回遊がありすぐに狙ってみたくなるがとりあえず上流の[東豊田用水]の水門前に行く。浅い水門前には数尾の回遊があり1尾位は釣れそ喰い気はあるのだが見切りがしっかりしているうな感じ。静かに水門横から足元のコイの前にフライを落としてみる。すぐにフライに反応して近付いてくるが直前で見切ってしまう。「えっ!どうして?」という感じ。見切ったコイは、後ろに数尾を従えて悠々と泳いでいるが、後ろのコイ達は先頭が見切ったフライには見向きもせずに先頭に従って行く。幾度も試してみたが同じでフライを完全に「食べられないもの」と認識している。しつこく狙いすぎたためにこの群れは下流の水路から本流に去って行ってしまう。残っている数尾の様子を見ていると中に喰い気のあるのが1尾いた。それを狙ってキャストし、何とかここでの1尾をゲット。採寸後残っている群れを脅さないように斜面の一番上流側からリリースしていると、足元のコンクリートのすき間から湧水が流れ出しているのを見つけた。触ってみると冷たい。テトラを擦るとティペットは傷だらけ水温を計ると18度しかない。用水からの流れは27度。後で本流の水温も計ってみるとこちらは29度あった。水門からの流れ出しが本流と合流するところの上流川に移動し、様子を見る。流れ出しの真ん中にある草の裏から回遊してくるが、水中に崩れたテトラや引っ掛かった枯草がありフライがうまく流れない。その内に回遊がなくなってしまったので下流に移動。護岸の上から見えた回遊も移動と共に立ち位置周りは消えていったが、少し離れた所では回遊がある。流れの底にあるコンクリートの列に合わせてキャストの位置を選び、両隣の筋からの回遊を待つ。距離が近いから水中を移動するコイの姿が見える。移動に合わせてキャストし直すが、ちょっとした動きを察知されて反転してしまうことが幾度もあった。それでも狙いど草の裏側への回遊おりに喰い付かせることが出来たのが3回で快調なスタートだった。その内に崩れテトラの上流部への回遊は少なくなり崩れテトラ周りに限られるようになる。草の根元にフライを送り込みやっと掛けることが出来たが、本流側に走る。そこには崩れたテトラが沈んでいて、その中を逃げ回るのでティペットが引っ掛かる。ラインを緩めながら誘導して何とか取り込むことが出来たがティペットは傷だらけ。3回連続でティペットの交換をすることになり、1度はブレイクしてしまう。その内に崩れテトラの上流への回遊も止まってしまう。仕方なく草の右側から崩れテトラの裏側狙いでフライを送り込むと連続ヒット。しかしそれもすぐに止まり反応は完全にストップ。見える反応は下流のテトラ帯の前に単発で出るだけ。時間は水量は少し多くて流れが速い4時を過ぎ下流へ移動するよりも、前回良かった平山橋下に移動を決める。平山橋下へ行けば同じポイントでもっと簡単に数を確保できると期待して移動。しかし、ポイントに着いガッカリ。予定していた流れに人が入り込んで遊んでいる。「あ〜、ダメだ!」とガックリ。それでももう戻るわけにはいかないから、ポイントでコイの居場所を探す。前回よりも水位は下がっていたが前々回程までとはいかず、流れに落ち着きがない。そんな中、前回良かった巻き返しの中で反応が出た。コイの前方にフライを落として待っているとすぐそばまで来たコイの姿が急に消えた。それと同時にフライも消える。慌てて合わせるとコイの引きが伝わってくる。「おかしいな、喰い付いた気配はないのに」と思いながら、強い引きにとまどう。広がった流れの中にポツポツ反応が流れの中央に沈んでいる石の向こう側に入り込みラインが引っ掛かる。床固直下なので水深は浅い。石の所まで行ってラインを外し、流れの緩い岸辺に戻って取り込んで見ると
、胸鰭へのスレ掛かり。とりあえずこれで10尾となり一段落。しかし周辺での反応は完全にストップ。流れに入り込んだのが良くなかったのだろう。床固直下を諦め下流部の様子を見る。下流は川幅が広くなり全体に浅い流れが続いているが、左岸ギリギリで幾つも反応が出た。流れに載せてフライを送り込もうとしたが、岸際は流れが遅くラインが流れていかない。下流に進みながらキャストを繰り返しやっと11尾目をヒット。しかし反応は全て消えてしまう。先週良かった下流部へ行くかどうか悩んでいたが、右岸側の様子を最近見ていないことに気付く。少ない反応の中で1尾ゲット床固下を渡渉して右岸に渡り様子を見ると、右岸側はかなり浅くなっていてくるぶしの上位しか水深がない。それでもその浅いところに回遊している。しかし浅いために左右への移動が早く、反応を見つけてフライを落とし、フライがそこに辿り着いたときには既に移動した後。「やっぱりダメか」と落ち込んでいるとき、以前良かった右の細流を思い出した。床固からの流れが変わり浅くなってコイが入り込んで居なかったが久しぶりに様子を見に行く。浅くて透明度のいい流れのコイの姿は見えなかったが1尾だけ元気に反応してきた。これを難なく取り込んで12尾目。その後元の流れに戻り1尾追加したところで日没終了。期待して移動したが[外れ!]であのまま釣り続けていた方が・・とちょっと悔やまれる一日だった。



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