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今週も土手の補修で水位が上がり(2010/9/18)こんな小魚がくっついてきた
9月18日、浅川に出掛ける直前に、国土交通省の[水分水質データベース]の中の[水系単位の観測所一括検索]のページを開き、[水系名]で[多摩川]を選択して[水位]をチェックし[観測所検索]をクリック。リストの中から一番橋に一番近い[高幡橋]を選択して下の[観測データ検索開始]をクリックする。表れたデータをグラフに変換すると、最近8日間の水位の変化が現れる。週の半ばに降った雨の影響で[水位]が16日の朝に70cm上がったことを確認し「上田用水水位の変化がよく判る土手」は当然崩れているだろうと推測。「水位が下がっていたら少しは釣りやすいだろう」と期待して出掛けた。ポイントに着いてみると予想通り用水土手は崩れていてポイント中央の[崩れテトラ]が水面に現れている。しかし、水位の下がり具合は今一で[崩れテトラ]の下流のテトラの現れ方が少し少ない。それでも水位は満水時より約40cm程下がっている。[東豊田用水]横から流れに下り、崩れテトラの上流側の様子を見る。好反応を期待していたのだが、意外に反応が鈍い。先週試した[見切り対策フライ]が失敗だったので、新たに[Chubby Flat]の改良版を作って試そうとしていたのだが、コイの反応が鈍いとテストにならない。改良版と言ってもそれ程大きくパターンが変わったわけではなく、ゲイプ側にもヤー出来るだけフックを見えないようにしてンを出して、フックをヤーンの中に隠して出来るだけ見えなくしようと考えた。今までのパターンはゲイプ部分にはヤーンが出ないようにタイイングし、はみ出たヤーンは全てトリミングしていたが、あえてゲイプにヤーンが出るように取り付ける。エッグパターンのようにシャンク全体にヤーンを取り付けると、フッキングが浅くなってしまうので、針先からアイの間にだけにはマテリアルが来ないようにして、シャンクの後半からゲイプの部分を隠すようにしてみる。微妙なフックの見え方の違いだが、かなり反応が違うと期待していたのに、反応するコイの数が少ないから変わったかどうか判りにくい。ポツポツと出る反応で違いを見極めようとするが、ハッキリ判らない。反応が鈍いためか掛かりが浅くて、1尾目のヒットは今週もショベルカーが流れに入り込まれてすぐに外れてしまう。この時下流から先週聞いたばかりのキャタピラの音がまた聞こえてきた。「えっ、今週も?」と下流を見ると、ショベルカーがこちらに向かってやって来る。先週補修したばかりの土手が増水で崩れたためなのだが「一週間待つと一度で終わったのに・・」と度重なる補修作業にガックリする。ショベルカーの作業音を聞きながら、開始から45分後にやっと1尾目を取り込んだ。しかし、次もバラしてしまい2尾目は30分後。下流での作業が進むにつれて下流からコイが次々と上流に移動してくるのが見える。この頃から少し反応が良くなってきた。しかし、次のヒットはテトラの中に逃げ込まれラインブレイク。ティペットはリーダーとの繋ぎ目近くで見事にチリチリになっていた。ティペットはチリチリ何とか3尾目を釣り上げてたが周辺にコイの姿が見えなくなる。少し下流で反応が出たので水没しているテトラの上を飛び石のように選びながらの移動し、流れに竿先が出る位置まで進んでラインを流れに載せる。15m先でヒットした4尾目は一気に下流に走り、30m近くラインを聞き出して対岸近くまで行ってしまう。そこから対岸に沿って上流に進む。少しずつラインを取り込みながら「寄って来るかな?」と引いてみたが寄る気配がない。そのまま上流に向かいまたしてもラインを引き出される。やっと止まったと思うと今度は流れに乗って下流に走る。ちょうど真横まで来たときに動きが止まり、少しずつ近寄ってくる。流芯の中を上下に移動しながらやっとテトラ前まで寄って来る。取り込みはテトラの上に立ったままでは水面ま71cmだが大きく見えますねで遠いので、テトラの上から降りてネットを準備する。しかしなかなかそれ以上近付かない。やっと取り込める所まで寄せるがすぐに流れに潜ってしまう。引きの強さでかなりの大物の予感はあったが姿が見えて納得。水面に浮いてきて、静かになったのを見計らって水面に口を出させ、背中の方に引っ張るとコイは白い腹を見せて水面で裏返る。何故かコイは裏返っている間は大人しくなるので、その間に寄せてネットで掬う。再びテトラの上に上がり岸までテトラの上を移動して斜面を登る。採寸してみると71cmで久しぶりの大物。先週、通行人にお願いして写真を撮ってもらったのに味を占めて今回もお願いしてしまう。4尾目の大物を取り込んだ頃から、工事が終盤になり水位が一気に上がり始めた。水位が上がる71cmだが大きく見えますね直前に2尾連続でヒットしたが、水位が上がりきった所で反応は先週と同じようにストップしてしまう。斜面を登り下流の様子を見たがコイの姿がほとんど見えない。下流を諦め上流の[東豊田用水]の水門前に行く。水門前は水位の上昇で数尾のコイが入り込んで居る。静かに近付いて様子を見ていたがコイは流れに戻って行ってしまった。水門前から本流に出て左岸の様子を見る。水位が上がったためコイは水門前の小さな巻き返しに幾つか回遊して来ていて、これが連続でヒット。3尾釣り上げた所でフライへの見切りが激しくなる。結局、フックを出来るだけ見せないようにしてみたが、所詮同じパターン。そこで次は色とパターンを変えようと、フライボックスを眺め、マス用に作っていた[フローティングエッグ]のオレン71cmだが大きく見えますねジを見つけた。「これでも試してみるか」と使ってみると意外に反応する。3尾連続ヒットで「効果がある」と結論。次は以前に二子用に作った[Chubby Mini]の小型版。フローターに6mmの小丸棒を使い、より小さく仕上げたパターンのピンク。「オレンジで反応するからピンクも試してみよう」とフライを交換する。これも意外に反応がいい。途中テトラを擦って2回ブレイクしたが3尾の連続釣果。結局、初めのパターンで9尾、オレンジで3尾、ピンクで3尾と合計15尾。反応を比較して見ると、いつものパターンを変えると「見切りが少なくなる」と感じた。このパターンを少し煮詰めてみよう。



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