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水温が下がり水量が多くてコイが浮いてこない(2010/9/25)水量の割に流れが速く反応が鈍い
9月25日、前夜台風12号が関東沖を通過し明け方まで雨が降っていたが朝には上がり、風も次第に弱くなるとの予報。しかし気温が低く前回まで半袖だったのに今回は長袖とジャンパーを着込んで浅川へ出掛けた。ポイントはいつもの一番橋下。流れでは当然のように[上田用水]の取り入れ土手は崩れていた。しかし水位はそれ程下がっていない。それよりも流れが速いのが気になった。タックルの準備をしながら足元を眺めるが、いつも集まって居るコイが見えない。やっと開始早々の1尾数尾の回遊を見つけたが、テトラ帯の流芯側は流れが速くコイの姿は全く見えない。とりあえず土手下に見えた数尾を狙うために上流側から流れに降りる。土手下には[東豊田用水]の流れが入り込んでいるが水温が低い。本流側に行って水温を計ってみると、20度しかない。[東豊田用水]からの流れ出しの最上流部から護岸沿いに様子を見ていると、岸沿いにやって来る反応が見えた。上流側にフライを落としコイに向かって送り込んでいく。しかしフライの直前でU ターン。しばらく待っているとまた護岸沿いにやって来たので、前方にフライを落として待つと今度は素直にヒット。水中に隠れたテトラをかわしながらこの日の1尾目をゲット。しかし回遊はストップしてしまう。いつもなら崩れテトラの上流側に次々に回遊してくるやっと見つけたコイはずなのにそれがやって来ない。全く反応がないので、何処に居るのか探すために土手の上に上がって流れを見る。流芯の流れはいつもなら崩れテトラの下流で緩くなり、テトラ帯前に次々に回遊してくるのが、全く姿が見えない。流れを見ると、対岸の浅場に幾つも黒い影が見える。しかし底餌狙いなのか動きがほとんど無い。気を取り直して足元を見ると、数尾がテトラと護岸の間の緩い流れの中を回遊してくるのが見えた。護岸を途中まで降りてやって来るコイの前にフライを落とす。これを釣り上げ開始から1時間でやっと2尾。それにしても反応がない。ポイント中央部には若者が二人、護岸に座り込んで針にパンを付けて釣っている。上流側は期待出来ないので二人をパスして下流部へ行く。土手上から眺めるとコイのコイは全て沖に沈んでいて群れは流れの中央に居るが全て底近くに沈んでいるし餌を探しているような動きが見られない。それを眺めていると、下流からテトラ帯の中を数尾が回遊して来た。急いで水辺まで降りて下流にキャスト。やっと3尾目を釣り上げる事ができた。しかしそれ以後岸近くの回遊は完全にストップしてしまう。流れに見えた黒い影も対岸近くに移動してしまい、こちら側にやってくる気配がない。最初のポイントまで戻りながら流れの様子を見たが、いつも回遊が見られるテトラ直前は流れが速いためかコイの姿がない。下流の[上田用水]の取り入れ口から[駒形の渡し]ポイントの様子を見ようかとも思ったが、そちらも流れが早くて厳しそうだったので、平山橋下に行くことにする。しかし、平山橋下もやはり水量が多く流れが速い。平山床固も水量が多い床固下流の左岸の巻き返しなら幾つか反応するだろうと左岸に渡って様子を見に行ったが一番期待していた床固直下は流れが速く回遊がない。その下流の巻き返しでは幾つもの元気な反応が在り、数尾釣れることを期待してキャスト。すぐに1尾釣り上げて、リリース後次を期待したがコイの姿は全く見えなくなっていた。下流に下れば、左岸の護岸前なら幾つかは期待出来るが、移動の距離があり時間がもったいない。とりあえず床固上の流れの様子を見に行く事にする。平山橋直下の左岸川の流れに行き様子を見たが回遊の姿は全く見えない。「居ないか」と諦めて上流の[東豊田用水]の取り入れ水路に行こうと一歩踏み出した途端に岸辺から十尾ほどの群れが慌てて逃げて行く。「何だ、こんな所に居たのか」とちょっといつもの位置に行けなくて流れの中からキャスト悔しい。どうせすぐには反応しないからとそのまま用水路に行く。用水のいつもの立ち位置に行こうとしたが、クズとカナムグラの蔓が他の草に絡みついて、進むことが出来ず諦める。しかし、ポイントでは幾つも反応があるので、とりあえず茂みの間からキャストしてみる。すぐに反応がありヒット。水辺の高い草をかわそうと、ロッドを差し上げた途端に外れてしまう。悔しくて同じ場所からもう一度チャレンジ。次のヒットはうまく草をかわせて下流で取り込めた。反応はまだあるので、流れに入り左岸側から右岸に向かってキャストして1尾追加。しかし反応は上流に移動してしまう。諦めて元の床固下に戻る。しかし反応は復活していない。そのまま一気に下って下流のポイントに向かう。下流で分かれている左岸側の細い流れテトラ前の緩い流れの中からに入り込む。崩れかけた三角テトラの間で幾つか反応が在ったが、細い流れの割に流れが速く喰い付かせることが出来ない。そのまま下って流れが落ち着くところまで行き、テトラ前の緩い流れの中から引き出すことに成功して7尾目。しかし次はテトラの中に入られてブレイク。少しずつ下りながらテトラ前の様子をじっくり探す。時折速い動きで反応するのを見つけ、遅い流れにイライラしながらフライを送り込むが、フライが到着しても反応しない。「おかしいな〜。出てもいいのだけれど」と思っていると突然左から飛び出してきた。緩い流れでの2尾目でトータルの8尾。反応はその下流でもあり同じように流してやっと9尾目。「何とか10尾釣りたい」と薄暗くなり始めた流れの25m程先に反応を見つけ出し、遅い流れにいつもより少し遅めに咲いていたイライラしながらフライを送り込む。見難い中での反応に「来た!」と大きく合わせて「やった10尾目」と喜ぶが途中で軽くなる。「バレたか」と思った瞬間にまた重くなり「良かった、付いてた」と気を取り直して寄せ続ける。その内コイは左岸側に寄って行き動きが止まる。気にせず引いていくるフッと軽くなってしまう。「やっぱり外れたか」とガックリしながらラインを巻き取ってみるとティペットの途中で切れていた。多分テトラに入り込んだのだろう。悔しいブレイクのまま日没終了。帰り道、道路横の土手に少し遅めのヒガンバナが咲いていた。



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