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こちらでもコイが浮いてこない(2010/9/26)浅瀬には沖に向かう足跡が
9月26日、前日に続いて涼しいが前日程ではないので長袖だけで出掛けた。ポイントはいつもの兵庫橋上で橋を渡りながら眺めると最上流部に餌釣りの姿が数人見えるが、下流部は無人。バイクを止めて水辺まで行きタックルの準備をしながら岸辺を眺めると、水中のぬかるみに足跡が見える。岸から沖に向かって数カ所歩いた跡がある。ガサガサなら岸沿いに出来るはずだから多分釣り仲間。「誰だろう。木村さんかな?」等と考えながら、前日、ブレイクしたままだったティペットの交換から始める。準備を終え、流れに入り水温を計ると、こちらは23度で浅川よりは少し暖かい。対岸の反応を探しながら佇む木村さんそれでもいつもの9月ならこの程度の水温で、今までが高すぎたのだが。それにしても急な水温の変化はコイの反応に影響が出る。水温を計り終えていつもの倒竹前に行くがカメの姿があまり見えない。カメが少ないのは嬉しいがコイの姿も見えない。コイの姿を探してキョロキョロするが見つからない。やっと見えたと思っても底近くに沈んだまま移動していて水面に反応しない。反応しないと判っていてもコイの姿を見つけると一応進行方向にキャストしてみる。そんな事を繰り返しているところに木村さんがやってくる。「あの足跡は木村さんですか?」「そうです」「どうでした?」「ここはダメであっちの上流で1尾」と言うことで二人並んでキャスト。しかし反応がない。その内フライに近寄ってきたカメがティペットを引っ掛け最初のカメは16回目の出会いてしまう。裏面の撮影を終わったところで木村さんが「こっちを向いてポーズを」と合図しているのに気付く。カメを持ってポーズをとるが生憎カメの背側が向いていたので「裏面を見せて」と合図。裏返しに持ち替えてポーズ。木村さんはお気に入りの倒竹最下流部を攻めていて、時折鋭いピックアップをしているからコイの反応はいくらかあるのだろう。こちらは全く反応無し。それでもポイントの対岸ギリギリを時折回遊してくる姿が見え始めた。今まであまり狙わなかった岸ギリギリで、直ぐ下流には竹が2m程の塊で葉を茂らせたまま水面を覆っている。コイのその竹の裏側を通って目の前に急に現れる。しかも岸辺には枯草があり少しでも触ると引っ掛かりそうな気配がある。フライが岸から少しでも離れる倒竹の裏から出てきてヒットと無視して通過してしまうので、本当に岸ギリギリを狙わないといけないようだ。その上エリアの幅が狭く、回遊を見つけてからではコイの前方にフライを落とすスペースがない。無理にフライを落とすと下に居るコイを脅してしまう。一番いいのは倒竹の下流から上流に向かうのが見えた時にキャストし、裏から出て来る前に岸辺にフライを落とせばいいのだが、下流に姿が見えても必ず上流に向かって来るとは限らない。途中で止まってしまうのか Uターンするのかやって来ないことが多い。こうなったら対岸ギリギリに落として、いつ回って来ても良いように待つしかないのだが、手前の流れで長時間フライをポイントに留めておくことは出来ない。フライが動き出すまで我慢してキャストし直すしかないのだ。そんな事を繰り返してこの日の初物、58cmいるとき倒竹の裏から突然飛びついてきた。開始から35分での釣果で一安心。しかし反応が続かない。下流の木村さんもカラ合わせの連続。目の前への回遊がなくなったので上流側の[虎の穴]周辺に移動。始めに[虎の穴]の下流側の様子を見る。下流に比べて反応があり、時折倒竹の下から出て来るのが居る。狙いは倒竹に囲まれた狭い範囲の一番奥。下流から回って来たのが上流に反応しながら通り過ぎて行く。戻って来るかな?と奥にフライを落として待っていると、フライが突然消えた。カメの反応のようだったが頭が見えないので、とりあえず・・と反射的に腕が動く。手元に重さを感じた瞬間、カメと違って一気に走る。倒竹の下に入り込もうとするのを何とか押さえ込んで流れに引き出し、やっと2尾目。これをこの日の初物、58cmリリースして同じ所の様子を見ていると木村さんが下流で倒竹にフライを引っ掛けている。様子を見ていると「藤田さん、コイがそっちに行きましたよ」と木村さんから声が掛かる。見ると木村さんは対岸の倒竹にフライを引っ掛け、それを外そうとしている。しばらくすると「ノコギリを持ってますか」と聞いてきた。「持ってるけれど切れにくいよ」と言ってアーミーナイフを渡す。木村さんは「この竹はルアーも引っ掛けるので危ないから取ってしまいます」と葉の茂っている倒竹をカットしていた。「そこの上から垂れている枝。そう。それもカットしてください。その奥にキャストするのに邪魔なので」と気になる枝を排除してもらう。ポイントが釣りやすくはなったがコイは全て移動してしまい、木村さんは「私はこれで」と引き上げて行かれた。コイが戻って来るまで上流の[虎の穴]から護岸の切れ目周辺に行って様子を見ていたが反応がない。小一時間様子を見てから「戻って来たかな?」と下流の倒竹前に戻る。狙いは削除してもこの日の初物、58cmらった枝の奥で始めに釣り上げた倒竹の下流側。しかし反応している一番奥にフライを落とし込もうとしたが、下流からの風が邪魔で落とせない。倒竹上流側とその手前をしつこく攻めて1時間かかって3尾追加。何とか5尾と釣果がまとまったので、反応のなくなった倒竹周りを諦め上流へ移動。5時を過ぎていて上流部にいた餌釣りも居なくなり、ポイントの流れ込みへ。崩れテトラの間では反応がなかったが、手前の流れの中でスレ掛かりだがヒット。その後、ゴム堰堤に行ってみたが反応無し。暗くなり始めたので再び流れ込みまで戻って見たがコイの姿はなく日没終了。このまま水温が安定するとコイの反応は戻って来ると思うのだが。それにしても反応してくれるポイントが限られているのは気になります。




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