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ポイントがどんどん狭くなっていく(2010/10/23)以前はこんなに広かったのに
10月23日、奥山さんからのメールで金曜日に浅川での実習があると連絡を頂いていたが出掛けることができず、翌日出掛けて行きました。ポイントはいつもの一番橋下。下流の用水土手は修復されていて流れは落ち着いている。いつもの様にタックルの準備をしながら足元を眺めるがコイの回遊はほとんど無い。水位が上がれば[東豊田用水]の水門前にも回遊してくるのだが、直前に散歩の人が覗いていたので、多分居ないだろう。そんな事を考えながらとりあえず用水前の様子を見に行く。予想通りコイの姿は見えない。けれど、水門前の浅場には小魚の群れが集まっているのでフェンス越しに写真を撮った。魚種までは確認できないが凄い数だ。群れを眺めながら下流を観ると、小魚の群れが居た1尾が引き波を立てながらやって来た。進路にフライを落として反応を期待したが、進路を変えて元の流れに戻って行ってしまった。水門上を回り込んで上流側へ行き、本流の様子を見る。流れ込みの速い流れは、水門出口辺りから緩くなって行くがコイの反応は見られない。少しずつ下流に移動しながら崩れテトラ前の様子を見る。しかし崩れテトラの前にも回遊が見られない。「今日は何処に居るのだろう?」と様子を見るためサーチしてみるが、流れ始めたパンはすぐに小魚に食べ尽くされて数メートルしか流れて行かない。「ダメだ、これじゃ」と左岸沿いの緩い流れのサーチを諦める。右側の流芯のサーチにはかなり下流でポツポツ反応が出る。しかし距離がありもう少し下流に移動してから狙うことにする。サーチの効かない崩れテトラ前の様子を見ているとき携帯が鳴って奥山さんから電話が来た。前日の実習の時、下流からユンボが来て土手の補修が始まった事や、ポイントの上流部(崩れテトラより上流側)反応は流芯だけで反応が良かった。と教えてくれた。奥山さんにテストして頂いているフライの話をしている時、向こう合わせでヒット。「釣れました。ごめんなさい、折り返し電話します」と慌てて電話を切り1尾目の取り込み。問題なく取り込めていつもの手順通りの作業を終えてリリース。リリース後電話でしばらく色々のおしゃべりをする。奥山さんはこのポイントを[上流/中流/下流]と分けていらっしゃって[上流]は崩れテトラより上流部。[中流]は崩れテトラから護岸の模様の変わり目まで。そして[下流]はそこから用水土手までに分けていた。前日の実習では[上流]と[中流]が良くて[下流]はダメだったとのこと。その時の様子はこちらをご覧ください。電話が終わり再び流れの様子を見るが上流部での反応はなし。仕方なくサーチに反応のあった中流部の流芯の様子を見る。右を流れるメインの流れと、左岸の水没したテトラ帯の上を流れて崩れテトラにぶつかり流芯に合流して行く流れの先で反応が出ている。その反応にこんな黒いコイも釣れた向かってラインを送り出すが、反応が安定しない。出たと思ったらすぐに消えてしまう。また、水面に反応しながらサーチと一緒に下流に行ってしまう。それを追いかけるようにラインを送り出すがコイには届かない。一度ラインを手繰りもう一度同じラインを流す。すると下流から引き波を立てながら戻って来るのが見える。「来た〜」と待ち構えているとフライの所で大きな波紋が広がるが頭が現れない。フライの真下まで来て見切っている。同じように幾度も見切られるので「フライを交換しようかな‥」と考えながら、それでも「反応があるから‥」と様子を見ていてやっと2尾目がヒット。「白でも大丈夫かな?」と様子を見続けて、何とか3尾目をヒット。しかしそれ以後見切りが激しくなる。反応はいいのだが口を使わない。「それじゃ」と白をオレンジに交換。一流し目ですぐにヒット。「やっぱりオレンジか」など遠くに良さそうなポイントが見えたと考えながら様子を見る。数尾が一斉に反応したかと思うと[ピタリ]と止まってしまう。それでも10〜20分の間隔で連続ヒット。しかし反応ポイントがどんどん下流に移動し、到着までの時間が長くなっていく。30〜40m先のポイントに向かって辛抱強く送り込み、何とか8尾まで釣り上げたところで射程距離での反応が消えてしまう。何処に居るのか護岸に上がって様子を見るが、水面に浮いて反応しそうなコイの姿は見つけられなかった。ここを諦め下流の[浅川北第五排水出口]に移動。途中、このポイントの全景を眺めていいて「ずいぶん狭くなったな〜」と感じた(写真:Top)。以前の用水土手はもっと下流にあったが、補修の度に少しずつ上流に移動して行く。「上流に伸ばさないでもっと下流に作ってくれるとポイントが広くなるのだが‥」などと考えながら移動。確実に1尾は釣れると期待していたが、先行の子供達がいてコイの姿は無し。そのまま本流へ移動。排水からの流れが合流する本流は、前回感じて遠目に見たほど良いポイントではなかったいた通り浅い流れになっている。コイの反応は2回あったが合わせ損ないでヒットせず。「下流の方は少し深いかな?」と様子を見に行ったが浅いまま。その下流が遠目に見て良さそうなポイントに見えたので久しぶりに少し下流まで行ってみる。しかし良さそうに見えたポイントも全体に浅く反応がない。反応のないポイントで粘っても時間の無駄遣いなので切り上げて排水の出口に戻る。子供達は帰った後だったがコイはまだ姿を見せていない。ゆっくり待つ時間もないので最初のポイントに戻る。上田用水の浅い水路の中にはあちこちにコイは居るがほとんどは底近くを移動している。薄暗くなり始めて見難くなった中、数尾が岸沿いに浮きながら回遊しているのを見つけた。「あれなら反応するかな?」と護岸を途中まで下って、水辺の草の間にフライを落とす。すぐに上流からやって来たコイが喰い付いたが、合わせた途端にブレイク。気を取り直して反応を探すと、今度は下流から回遊して来た。しかも上流から来たのも遠目に見たほど良いポイントではなかった同じポイントに合流し、4尾ほどが一塊になる。コイを脅さないように静かにポイントの真ん中にフライを落とす。上流から来た少し大きめがフライに近寄ってきたが見切ってしまう。しかし下流から来たコイがすぐに喰い付いてきた。「何だ、小さい方か」とちょっとガッカリしながらやっと9尾目。これをリリースして「もう反応はないだろうな。暗くなってきたし」と思っていたら、先のポイントの下流で反応が出た。草の隙間を狙ってフライを落としたが辺りが薄暗くなってフライが良く見えない。そんな水面に波紋が広がった。「そうか、波紋で合わせれば‥」と言う事で次の波紋を待つ。すぐに波紋が現れて、10尾目をヒット。時間は5時半。東の空には満月が薄雲の間で輝いていた。



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