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増水の影響か、兵庫橋上にアユが入っていた(2010/11/03)大きなアユが死んでいた
11月3日、週半ばの出漁に浅川と二子のどちらに行くか考えたが、日曜日に浅川だったので今日は二子にする。多分、誰か仲間が来るだろうと予想して。いつもの兵庫橋に着いて驚いた。お気に入りのポイントには餌釣りが列をなして並び、入り込む隙間が見あたらない。兵庫橋から下流には人影がないのでそちらの様子を見るために兵庫橋の上に来たとき、チャリンコで徳永さんがやって来た。そのまま二人で橋の上から上流側を眺める。「あんなに大勢居て混み合ってますね」(笑)。小魚の群れの中にアユが「どこに行きますか」「ゴムしかないかな?」「あっ、ゴムにも人影がありますね」と話ながら橋の下の流れを見る。小魚が群れをなして上流に向かって整列している。そんな中を一際大きな魚体が泳ぎ回っている。「真上からじゃ魚種が判りませんね」と話していると、その声が聞こえたかのようにその魚が水中で反転した。「あっ、アユだ」。台風14号の増水で、この兵庫橋上の流れに避難してきたのだろう。準備の終わった徳永さんと「どこへ行きますか?」「とりあえずゴムに行ってみませんか?人影は見えなくなったようだから」と上流へ向かう。しかしゴム堰堤の下流まで来たら、堰堤横の斜面に親子連れが釣り糸を垂れている。「ダメか」と二人で堰堤下流のポイントを眺める。回遊しているコイはいくつも見えるが全く反応のないポイント水面は全く反応しない。徳永さんは「本流を下ります」と言うことで「私はとりあえずエデンに行ってみます」と別れる。時計を見ると、徳永さんと2時間近くもおしゃべりをしていて2時近くなっている。日没までの残り時間は3時間。一体何尾釣れるのだろうか。とりあえず、ゴム堰堤の上流から流れに降りて、左岸の土手際を上流に向かう。工事の仮設橋を潜ったところで流れの様子を見るが反応がない。上流に向かい始めると岸辺に居たコサギが慌てて上流に飛んでいく。しかし、水面には何の反応も出ない。水中にコイが居れば驚いて反転するのが見えるはずなのに。「おかしいな〜」と思いながら上流へ向かう。次のポイントは左岸沿いに流れているので右岸に渡り土手際を通って上流に回り込み、流れの様子を見ると[エデンの園]での1尾目の獲物左岸際で2尾ほどの反応が見えた。少し下ってフライを送り込んだが反応しない。「帰りにもう一度様子を見よう」と切り上げて終点の[エデンの園]へ。ポイントは橋の下の暗がりの浅場で、岸際に数尾が居付いている。すぐに1尾ゲット。しかし取り込みのざわめきで集まって居たコイは全て消えてしまう。「何処かに残っていないかな?」と探すと、少し上流側で水面が揺れる。「居た!」と喜んでキャストし2尾目。しかしそれでお終い。全く沈黙の流れになってしまう。[エデンの園]を諦め下流に下る。反応のあったポイントの様子を見るが全く沈黙。そのポイントから岸に上がるとき、浅場に魚が死んでいるのを見つけた。黒っぽい姿に、最初は「ウグイかな?」と思って掬い上げてみると立派なサイズのアユだった 。採寸してみると24cmもある。これ程のアユが増水を避けてここまで登ってきていたのには驚いた(写真Top)。そのまま下って仮設橋のところまで来たとき、流れに引っ掛かっているズタ袋の下流に揺らめいている魚影を見つけた。水面には反応しそうにないが、同じ場所で尻尾が揺れている。静かに近寄ってその姿を動画で撮影。もう少し近付いても逃げないので、今度は横から水中の様子をスチールで撮る。プレビューで写っているか確認するがフレームから外れている。もう一度水中にカメラを突っ込んで撮影し確認して驚いた。コイだと思っていたのはズタ袋に引っ掛かっているゴミだった(笑)。ガッカリしながらそのままゴム堰堤まで無反応な流れを下る。時間は4時近くなっていて残り1時間。新二子橋を潜り、兵庫橋ポイントの流れ込みのテトラ帯に辿り着く。やっと入れたいつものポイント対岸のテトラの間の様子を見るが回遊していない。ポイント下流を観ると、大勢居た釣り人は二人になっている。手前の釣り人は[虎の穴]の前にいるので上流の護岸の終点までしか行けない。そこから倒竹までの様子を見ていると[虎の穴]前で反応が出る。それが上流側に回遊してくるので「こっちまで来るかな?」と思っていたら、途中でUターンしてしまう。「ダメか!」とガッカリしていると、しばらく経ってまた水面に現れ上流に来る。今度は水面に倒れかかっている倒竹の裏側まで来て反応しする。「そこに来れば」と倒竹のすぐ横にフライを落として待つと水面に大きな口が現れ素直にフライを吸い込んでくれたてやっと3尾目。口の出方や大きさ、引きの強さで2週間前に釣り上げたラージマウスかと思っていたが、取り込んで見るとお気に入りからの回遊で連続2尾違うコイだった。その後、下流の反応を待ちながらフライをすぐ横の護岸終点前の巻き返しに落として居ると、フライに小さな反応が出た。ちょうどフナが真下から突くような反応だったが、とりあえず合わせてみる。前触れはなく突然の反応は47cmの小振りなコイ。期待していなかっただけに「ラッキー」な獲物である。その頃、下流に居た餌釣が帰って行ったので[虎の穴]前をダイレクトに狙ってみたが反応なし。その裏側の倒竹の間で下流から飛びつくようにライズしてきて5尾目。それをリリースした直後に徳永さんが戻ってくる。「どうですか?」「やっとここに入れたよ。そっちはどうでした?」「F-5の合流にいっぱい集まっていて4尾」「良かったですね。こっちはさっきのが5尾目」「少し早いですが切り上げます」と徳永さんは帰って行かれた。残り僅かな時間で下流側の様子を見たが反応が出ないので終了。本流の増水時にはアユがこの流れに入り込んで来るのが再確認された。



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