Top-Image

line

今年もやってきた、冬の強敵が(2010/11/14)今年もやってきた。冬の強敵が
11月14日木村さんのブログで「さぁ明日の日曜日は鯉釣りに出撃出来るか?・・」となっていたので「いらっしゃっているかな?」と期待して二子に行きました。いつもの兵庫橋上は上流部に数人の餌釣りが要るだけで、お気に入りポイントは無人。喜んで岸辺で準備をしていると上流部の水面には小魚が沢山飛び跳ねている。餌を求めてのジャンプではなく[ロール]と呼ばれるジャンプのようでした。準備が終わり流れに入りかけると、岸辺のぬかるみに足跡が見える。小魚のジャンプがいくつも見える[ひょっとして木村さん?、でも自転車が見えなかったけれど‥]と思いながらポイントに進む。しかし、最下流の倒竹周りでは全く反応がない。反応がないばかりか水中を移動してくるコイの姿も見えない。微かな反応に「変だな?」と合わせてみると小さなアカミミガメがくっついてきた。夏場はあれほど浮いていたカメの姿も水温の低下に合わせるように姿が少なくなっていき数匹の頭が見えただけ。しばらく頑張ってコイの回遊を待ってみたが、廻って来ないので少しずつ上流へ移動。次の倒竹周りも回遊が見られない。そんな時[虎の穴]前の倒竹の下で波紋が広がった。「あそこには居るのか」と言う事で[虎の穴]の上流側へ移動。少し距離を置いて立ち[虎の穴]前の倒竹の下へ向かってフライを送り込む。倒竹の下を奥に岸と平行に倒竹の下に送り込み流れて行ったはずなのに反応が出ない。[ダメかな〜]と引いてみると倒竹の下に垂れ下がっている竹の葉に引っ掛かったゴミを引っ掛けて戻って来る。[あの枝に引っ掛かって止まったのか]と言う事で考える。流れは岸寄りが緩く流れに平行にラインを落とさないとL字型に変形して垂れ下がった枝に引っ掛かる。枝の横を通過させるために岸寄りに移動してできるだけ流れに平行にキャストし、ラインをメンディングして更に平行にし、竿先を岸に近づけたままラインを送り込む。途中で筋を調整しながら送り込むとフライは倒竹の下の垂れ下がった枝の間を通り抜けて倒竹の向こう側の明るいところまで流れて行く。しかし今度は倒竹の葉が邪魔でフライが良く見えない。腰を屈めてフライの行方を追う。倒竹の下を通り抜けその会心の一尾向こうの明るいところに流れて行った時、突然フライの右側に頭が現れ一気に喰い付いて来た。下流の倒竹の中に入り込みそうなのをギリギリのところで押さえ込み、流れに引き出して取り込む。狭い隙間を狙って送り込み釣り上げる事のできた会心の一尾。そのすぐ後、同じ筋の少し手前でまたもヒットさせたが、下流の倒竹まで一気に走り、倒竹に絡んでブレイクしてしまう。悔しい思いが消えないうちに岸から声が掛かる。木村さんだ。話を聞くと、ここで1尾の後本流へ行き、目の前まで寄せたのに外れてしまったとか。しばらくぶりの対面で色々お話をして30分。「それじゃそろそろ帰ります」と帰って行かれた。再び同じポイントを流しすぐにヒット。しかし最初の一走りで外れてしまう。「やった〜」とポイントを河原で一息つきながらお話をする眺めていると、反応はまだ残っている。それに向かって送り込みすぐにヒット。倒竹に絡むこともなく流れに引き出し取り込んでいる時、岸からギャラリーが一人熱心に眺めている。しかもコイの移動に合わせて一緒に移動する。取り込んで陸に向かうと「ホームページ見ています」と声が掛かる。「ひょっとして釣っているかもしれない」と来てくれたそうです。その方は、若い頃仙台に住んでいてフライに凝っていたことのあり、最近はお子さんとファミリーキャンプを楽しんでいるそうです。その方とフライの話やキャンプのお話をしているところを、帰宅準備中の木村さんが撮影してくれました。しばらくお話をした後、先のポイントに戻ると足元にカメがやってきた。アカミミガメは水温が低くなると底に潜って動かなくなり、時折カメが2匹川底を歩きながらやって来た水面に呼吸のために浮いてくるだけらしい。その場所を探していたのか川底を歩きながらやって来た。しかも大きいカメと小さなカメが並んで歩いている。目の前で止まったので写真を撮り、もう少しハッキリした水中の写真を撮ろうと動いた瞬間に慌てて逃げていった。ポイントではそれらしい反応は出ない。下流を観ると兵庫橋の向こうでユリカモメがいくつも舞っている。「もうそんな季節になったのか」と冬場の強敵の到来に季節を感じる。流れの方では倒竹の下流側で反応が見える。「あそこに居るのなら」と倒竹の裏側に回り込む。コイは水面に倒れかかっている倒竹に引っ掛かっているゴミの中での反応している。上流からフライを流してみるが、ゴミの手前で止まってしまいゴミの中からは反応してこない。[必ずカメが2匹川底を歩きながらやって来た出て来る]と信じて出て来るのを待つ。しばらく待っていると倒竹の一番奥で水面に波紋が広がる。「あそこだ!」と反応の上流側にフライを落とす。20〜30cm流れたところで下流から一気に飛びついてきた。しかし、この1尾で反応はストップ。ポイントを眺めていると[虎の穴]で反応が出る。「やっぱりあそこか」と再び[虎の穴]前の様子を見る。しばらく反応は出なかったが水面に垂れ下がった枝の所で反応が出る。近くにフライを落とし枝の右側に向かって送り込む。フライが枝のすぐ横に来た時、右側から飛びついてきた。「やった」を合わせて見事にヒット。しかしそれはスレ掛かりだった。左側の胸鰭に掛かっているから合わせのタイミングがずれたのか見切った後だったのか‥。それでも4尾目。その後反応は完全にストップしてしまい、下流部の反応もなく日没終了。ユリカモメの到来にこれからの釣果がどこまで伸びるかちょっと心配です。


今日のカメ


line
サイトマップへ
Copyright © 2010 Katsumasa Fujita