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こんなパターンを作ってみた(2010/12/11)水面にフックを出すと、水中からフックが消える
12月11日、以前から色々試していた[フックを水面上に出して、水中でフックを見えなくするパターン(背面浮き)]が何とか出来上がった。大きさや形の詰めはまだだが、とりあえず水面にフックを出して浮いてくれる。コップに浮かべた状態では安定して裏向きに浮いている。テスト用に8個作って浮き方を確認する。これでコイは安心してフライを吸い込んでくれるはず、と期待していつもの浅川へ行きました。と言っても、一番橋下は不調なので、先週良かった平山橋に行く。ブロックの間の巻き返しで流れは相変わらず工事中で、床固周りは期待出来ない。期待ポイントに行く前に床固下の様子を見ようと床固の上を左岸に渡る。工事用の土嚢の前から下流を見ると、床固からの流れ出しに小さなポイントに反応が出た。コンクリートの上からだと手前の段差でラインが水中に引きずり込まれるので、ポイントの横に回り込む。ブロックの一番奥の小さな巻き返しにコイの姿が見える。さっそく新作のテスト。巻き返しの手前にフライを落とすが、巻き返しの中に入って行かない。コイを脅すことになるかもしれないが巻き返しの中央にフライを落としてみる。手前の流れは緩く、ドラッグは掛からずフライはゆっくり流れてくれる。「さあ、来い」と様子を見ていると、フライの前方から頭が水面に現れてゆっくり吸い込んで浅くて広い流れくれた。開始早々の1尾は新作へのご挨拶?3尾のコイが見えたがこの1尾で沈黙。次はブロック下流の右岸沿いの流れ。浅くて速い流れだが岸際の緩い流れに黒い影が幾つか浮いている。水辺から少し離れてフライを落として2尾目をゲット。しかし1尾掛けると周囲にいたコイは全て移動してしまい反応はストップ。少し下流に移動して同じように岸際で3尾目。そのまま工事用の道を横切って下流へ。以前は流れではなかったところが掘り返されて浅い流れになっている。様子を見ると流れのあちこちで反応がある。それに向かってフライを送り込むが左右への移動が速くて、フライが辿り着いた時には移動した後。幾度も流しに筋を変えながらやっと1尾追加。しかしコイは水面に反応しなくなってしまう。それ以上下流に先週はしっかり水があったのに‥‥行っても期待出来ないので、今回のメインポイントに移動する。床固を越えて左岸沿いに移動し、岸辺の高いところに登って、上流に見える用水路を眺めて驚いた!期待していた流れは川底が現れ全く流れていない[水溜まり]状態。「えっ?何で?」と驚きながら考えてみる。[先週は流れが堰き止められた直後だから水があったので、時間が経つと水が流れきってしまいこんなに浅くなってしまったのか]と納得する。ガッカリしながら上流を眺めていると、水溜まりにコイの動きの波紋が広がっている。「とりあえず行ってみるか」と様子を見に行く。静かにコンクリートの護岸の上を歩いて近付くと、浅い水溜まりに幾つもコイの姿が見える。コイはいつものように回遊しながら餌を探している。「これならば‥‥」と回遊路の前に水溜まり状態でもコイは反応するフライを落としてみる。新作フライがフックを上にして水面に浮いているのが確認できる距離。それに向かってコイの頭が水面に現れて吸い込む。すぐに5尾目がヒット。狭いポイントのコイを脅さないように、少し強引に寄せてそのまま手前に引きずり揚げる。浅いポイントに静かにリリースし次を狙う。初めのポイントより少し離れた所で反応が出る。それに向かってキャストして6尾目。しかし反応はストップしてしまう。ポイントを眺めていると、左岸にあるブロックの横に水しぶきが上がっている。しかもそれは一箇所ではなくブロックに沿ってあちこちに見られる。「餌を漁っているのかな?」と様子を眺めていたが、キャスト範囲でコイの反応が無くなったので、水しぶきの理由を確かめに行く。先週引き上げたコース水溜まり状態でもコイは反応するを逆に辿りブロックポイントの前に着く。しかしそれらしい物は何もなく、数尾のコイが慌てて逃げだして行く。水位は平水時より30cm以上下がっていてブロック前の水深は20cm位しかないし、水面にほとんど出ていなかったブロックは全て水面に現れて列をなしている。ブロック手前では反応が消え、コイの姿も下流に僅かに見えるだけ。「反応するかな?」とブロックの内側の様子を見るとすぐに反応が出た。それに向かってキャスト。手前の流れの水位が下がっているので、ブロックのすぐ前まで行ける。狙いを定めてピンポイントにフライを落とすと、すぐに反応してくれた。しかし問題が一つ。いつもはブロックの上を通過させて手前に引き出すのだが、今回はブロックの上を通すことはできない。ブロック越しに先週はこんなに水位が高かったネットを差し出して取り込むのは難しそうだし、コイを脅すことになりそうだ。どうしよう‥と悩みながらブロックを眺めて気付いた。ブロックには少し隙間がありその一つはコイを引き摺り出せそうな水深がある。コイの動きが止まり、水面に頭が出る程落ち着いてからゆっくりブロックの隙間に誘導し、頭が入ったところでそのまま後ろに下がり引き摺り出す。コイの反応は、1尾で止まってしまうかと思っていたが、先週と同じように途切れなく続く。その内、ブロックの横でリースしたコイがブロックの下の隙間に入り込んで、ブロックの向こう側に現れた。その前にも同じようにブロックの間に入ってすぐに出てきたのが居るから、全部が向こう側に通じているわけではなさそうだ。先に見えたブロック沿いの水しぶきはコイ狭い隙間を誘導して引き出すがブロックの中に入りたくてバシャバシャやっていたのだろう。そう言えば、下流に見えたコイの反応がいつの間にか少なくなっている。みんなブロックの中に逃げ込んでいるのだろう。新作フライは快調で9尾ヒットしたところでティペットの傷が気になり交換と同時に別のパターンに替える。次は小丸棒に重りを仕込んだ[背面浮き]しかし2尾目を取り込んだところで壊れてしまう。素材が柔らかいと耐久性に問題があることが判った。反応は日没終了まで続きこのポイントだけで10尾。取り込みに少し時間が掛かったが2時間で10尾は満足のいく物だった。しかしこのポイント、これからどうなるのだろう。



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