Top-Image

line

フックを変えてみたらバラシの連続(2010/12/18)新パターン。針先の位置がちがうと
12月18日、先週テストを始めた新しいパターン[背面浮き]を一部改良して、またまたテスト。初回型を試してもらった徳永さんの報告で「ちょっと掛かりにくい感じがした」というのを聞いて考えてみた。反応はするが口に入り難いのかな?と思い、フライがコイの口に入る時[一番先にフックが口の周りに触るので警戒して吸い込まないのではないか?]と考え、いつものチヌ針に変えてみた。このフライなら[シャンクが短いのでフライが口に入るまでフックは口に触らないのでブロックの間を回遊するコイを狙ってはないか?]と。短いシャンクに止めるために、浮材の後部に切り込みを入れて、前後の止め位置の間隔を狭くする。幾つか試作して浮き方に問題ない位置を選び改良型が完成。テストに必要か数を作って土曜日は浅川へ。と言っても浅川では全く問題の無かったので「とりあえず浅川で使ってみて」と軽い気持ちで始めた。ポイントは前回と同じ平山橋周辺。最初に平山床固上のブロックの間。前回よりほんの僅か水位が下がっていたため巻き返しの様子が少し違う。手前から送り込めた筋にフライを落としたが巻き返しに入って行かない。ダイレクトにポイント中央に落として1尾目をヒット。しかしすぐに外れてしまう。[掛かりが浅かったか]と納得。回遊が見えなくなったが再び動き出すのを待ってやっと1尾目をゲット。ブロックの間を回遊するコイを狙って反応がなくなったので下流に移動。床固からの浅い流れ出しの左岸に見つけた群れの中にキャストしてすぐにヒット。しかしティペットとリーダーの結び目が切れて取り逃がしてしまう。群れは見えなくなってしまい、周辺を探したが見つからない。「おかしいな?何処かに居るはずなんだが」と流れの下流を探すと、対岸の浅い巻き返しに黒い群れが見えた。下流から回り込むと群れの横を通らなくてはいけないし、上流側は床固まで行かないと渡れない。流れのギリギリまで進んで流芯越しにキャストする。意外ににドラッグの掛かりは遅く、フライは安定していて、すぐに反応があり元気に飛びついてきた。「やった」と流芯に引き出したところで外れてしまう。群れは少し広がったが反応しているので、気を取り直して下流側の幾つも反応が出るがコイの前にフライを落とす。すぐに反応してヒット。しかしこれも掛かってからすぐに外れてしまう。連続のバラしにガッカリしながら下流の様子を見るがコイの反応はどこにもなく、下流を諦める。床固に戻り工事の土嚢に沿って上流へ移動。[東豊田用水]のオーバーフローの見える所まで来てオーバーフローが流れ出しているのを見て「流れは戻ったか]と一安心。そのオーバーフローからの流れが床固上のプールに流れ込んでいるところの様子を見る。見た目には流れの筋がハッキリ現れ、回遊していてもおかしくない雰囲気。サーチして暫く様子を見ていると、流れ出しの先で反応が出た。反応は1尾だけでなく、あちこちで数尾が反応し始めた。一番近い反応に向かってキャストするとすぐにヒット。しかしこれも最初の一流れが復活した[東豊田用水]走りで外れてしまう。[しっかり吸い込んだはずなのに。掛かりが浅かったのかな〜]と無理矢理納得する。反応は続いているのですぐにキャスト。そしてヒット。しかしこれもすぐに外れてしまう。こうなると[掛かりが浅かった]などと納得してはいられない。絶対何かが違う!違うはずだ!違うのはただ一つ。新しく作ったチヌ針仕様の[背面浮き]。問題は全く無いはずだったので、5連続バラシはショックだった。針先ポイントが内側に移動したため[フライが口の中にしっかり入らないと掛かりが浅くなるのでは?]と推測。そこで改良前のフライに交換。少し残っていた数少ない反応に向かってキャストするとすぐにヒット。今度はしっかり掛かっていて取り込むことができた。[やはりフックの問題か]と言う事この藪をかき分けて・・・で改良型が失敗だったと納得。ポイントを諦め[東豊田用水]に移動。流れは以前に戻り反応が幾つも見える。前回のように流れに入っての移動はできないので2週間前に辿った藪の中を移動。一度通ったコースだがやはり藪は深い。枯草をかき分けながらやっと水辺に出た。斜面を下り流れに入るがコイの姿は全く見られない。下流に見える反応も数が少ない。「絶対に居るはずだ」と様子を見る。狙いは対岸のブロックの中だが反応がない。暫く様子を見ていると2尾ほどの反応が対岸ギリギリに現れる。流れの中央に進み対岸ギリギリを狙ってキャスト。すぐにヒット。フライは初回型で、前回も問題がなかったから安心して取り込む。水位が戻っているため、ブロックの中から引き出すのは簡単。コイの動きが落ち着いたところこの藪をかき分けて・・・を見計らってブロックの上を引き出せば後は簡単に取り込める。中にはブロックに向こう側に戻りたくて頑張るコイも居たが、何とか引き戻して取り込む。しかし以前より水位が5cm程だが高くなっていて、撮影できた水辺が水に浸かっている。岸辺の僅かなスペースを探し出して撮影。3時前からこのポイントに入り、風が強くなって流れは波立ってきたが、ブロックの内側は影響はなく、終了までの2時間、途切れることなく反応が続く。途中で一度の途中バラシはあったが9尾連続で取り込めて合計11尾。考えてもいなかった改良型の問題が見つかり、有意義な一日でした。



line
サイトマップへ
Copyright © 2010 Katsumasa Fujita