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見つけた水しぶきはマルタではなくニゴイの集団(2011/4/10)口にヒットしたニゴイとマルタ
4月10日、この日は夕方に所用があるので釣りに行くなら3時頃には帰らなくてはいけない。[早朝から出掛ければ3時までミッチリ釣りが出来る]と考え6時過ぎに出掛ける。ポイントを何処にするか悩んだが、早朝に結果が出そうな平瀬川上流の右岸に行く。いつもと違う太陽の位置に[早朝]を実感しながら無人の護岸帯の最上流部から始める、早々に1尾ヒットしたが、それ以後期待した程の反応が出ない。護岸帯の中間部は流れの様子から[絶対に反応がある]と期待していたのに全く反応が出ない。この中間部はいつも餌釣り師が大勢集まるところだから「コイも敬遠しているのかな?」等と考えながら足早に下流に移動する。護岸帯の終点近くまで来て再び流れに集中してコイの反応を探すが反応がない。[ここもダメか]と諦め、直ぐ下流の平瀬川合流点に移動しようとした瞬間に、足元の護岸沿いを水面に反応しながら移動して来る反応を見つけた。「コイがこちらの姿を見つけて慌てて逃げ出す前に見つけるとこちらの勝ち」などと考えながら静かにリールからラインを引き出しそのままの場所からキャストして2尾目をゲット。これをリリースして平瀬川との合流点に移動。ゴム堰堤の直ぐ下に吹き寄せられたゴミに反応しているところに送り込んで3尾目。橋桁周りで3尾追加したところで反ゴム堰堤の際で反応があった応はストップ。コイは幾つも見えるが反応しないので下流の川崎側を狙って移動。狙い通りにコイの反応はあったが、フライを流し始めると消えてしまう。下流に餌釣りが入って来たので下るのを諦めて左の流れに移動。しかし反応が見られない。バイクを平瀬川の所に止めていたのでそこの戻るため中州を歩いていると、瀬の上流部でマルタらしい反応を見つけた。すぐ横まで行った眺めると、マルタにしては動きが速い。しかも水しぶきと共に水面に現れる姿は色気が無くただ黒いだけで、時折見える尾鰭も大きく先端が尖っている。[マルタかな〜?]と少し疑いながらも[マルタに違いない!]と半分期待してシステムをマルタ用に取り替える。しかしなかなかヒットしない。水面に見える水しぶきも、一ヶ所に止まらず頻繁に移マルタの反応と喜んだのだが動する。しかも動きが速い。水面に引き波を立てながら上流に移動し、瞬間的に水しぶきが上がり、そのまま上流に引き波を立てながら移動して静かになる。[おかしいな〜?]と思いながらもキャストを繰り返す。群れの居るところを狙わないとヒットしないのだが、水しぶきの上がる場所が頻繁に変化するので狙いが定まらない。幾度もキャストを繰り返し、やっとヒットしたがスレ掛かりのようでやたらに引きが強い。外れないように慎重にやり取りし目の前まで寄せてみるとニゴイではないか。マルタの群れの中に卵狙いでニゴイが来るので納得しながら取り込んで見ると64cmもあるニゴイ。しかもこのニゴイ、今まで釣り上げたことのあるニゴイに比べて色が黒い。しかも通常は白いはずの腹まで真っ黒なのだ。口の周64cmで婚姻色に染まったニゴイりには白い[追い星]がびっしり並んでいる。[ひょっとしてこの水しぶきはニゴイの産卵か?]と考えてみる。そう考えてみると全てが納得できる。通常マルタの産卵場所は、流れの速い瀬で底石はきれいに洗われている所なのだが、目の前の底石は決してきれいではないし[瀬]でもない。ニゴイの集団と判ったが[スレ掛かり]は気に入らないのでしつこくキャストを続ける。目の前や遠く、右や左と位置を頻繁に変えながらキャストを続け、やっと次がヒットしたが今度はマルタで婚姻色も鮮やかだった。しかしマルタの産卵場所でないのに何故マルタがいるのだろう。水しぶきに誘導されてやって来たのか、口にフッキングしたからニゴイの卵狙いでやってきたのか分からない。マルタがいるのならもう1尾と期待して底石が掘り返されていたキャストすると今度は真っ黒なニゴイの口にフラが掛かって上がってきた。口掛かりで2尾釣れたので釣りを切り上げ産卵場所の確認に行く。ポイントでは底石が掘り返されてきれいな石が表れている。水中にデジカメを漬けて撮影したがニゴイの卵は見つからなかった。ここを終了し、バイクに戻る途中に平瀬川合流点で1尾追加して二子橋下流に移動。下流では木村さんがマルタポイントの上流でキャストしている姿が見えた。木村さんと合流する前に[第二いないなプール]へ行き1尾追加。その後[第二いないなプール]に行ったがラインブレイクで取り逃がしてまう。木村さんと合流ししばらくお話をした後左岸に行き1尾追加したところに電話が掛かってきて
マルタの稚魚
「おめでとうございます」と藤澤さん。藤澤さんが準備中に左岸で8尾目を釣り上げたところに傳治郎君がやって来た。1年間の受験勉強のために禁漁して希望校へ合格。そして今日が解禁の多摩川の初釣行。「あそこの流れに喰い気の無いのがいっぱい居るよ。釣れないけど」と左の細流の様子を伝えると「行ってみます」とそちらに行く。すぐに戻って来て「解禁後の初物です。写真を撮ってください」と。さすがですね、喰い気がないと私は諦めたのにすぐに釣り上げてくるところは。目の前のポイントで反応が残っていたのでしばらく頑張ってみたが釣れそうにないので傳治郎君と木村さんと藤澤さん、流れの中央に立ち込んでいる藤澤さんと合流し少しお話をする。木村さんはマルタポイントの下流でコイを1尾釣り上げた後[第一いないなプール]へ行かたのを確認する。帰宅時間が近づいていたので途中の[第二いないなプール]へ行く。相変わらず水面での反応が鈍い中時間ギリギリまで粘り最後に9尾目を釣り上げたところで終了。早朝から出掛けた割に9尾と期待した程の釣果は出なかったが[ニゴイの産卵]を見ることが出来て納得の1日でした。



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