カメだけはちゃんと遊んでくれたのにコイは……(2011/5/5)
5月5日､前回平山橋周辺が不調で、最後に少し様子を見て２尾追加できた一番橋下流へ行く。前回は薄暗くなり始めていてポイント全体の様子を見ていなかったので、じっくり流れを見ると、下流の［上田用水］の取り入れ土手がかなりポイントに入り込んでいてポイントがどんどん狭くなる。今回は水量が少ないために右からの流れ込みの左岸のブロック帯へはぶつからず、ストレートに下流に向かっていて巻き返しも無い。そんな流れを見ながらとりあえず［東豊田用水］の流れ込みのブロック前に集まっているのを狙って１尾ゲット。開始から７分後だった。最初の１尾は直ぐに釣り上げられたが集まっていたコイは全て流れに消えてしまい後が続かない。右からの流れ込みの先でポツポツ反応が出るのでそれに向かってキャストする。しかし、反応が単発でなかなか連続の反応にはならないので筋を読んで先回りしてフライを落とすことが出来ない。しかも、大きな巻き返しは無いが崩れブロックの前には弱い巻き返しがあり岸際のラインはゆっくり手前に戻って来てフライにドラッグが掛かる。反応が弱くフライも思うように流れてくれないので崩れブロック横をパスして下流へ移動。斜めの護岸の中段から、回遊しているコイを探しながら移動。なかなかコイの姿が見つからず護岸の表面の模様が変わる中流まで来る。［ここらでちょっと様子を見よう］とサーチして見ると突然数尾が激しく反応した。慌ててラインを引き出しそれに向かってキャスト。直ぐにヒットする。それを取り込み護岸の登っていつもの記録撮影。護岸を下ってリリースし流れを見ると依然水面に反応しているコイの姿が見える。それに向かってキャストすると直ぐに喰い付いて来た。２尾目から僅か７分後の連続ヒット。これをリリースした後の第一投でまたしてもヒット。３尾目のヒットから３分後。そしてその13分後に５尾目がヒット。しかしここで反応はストップしてしまう。目の前の反応がストップしたばかりでなく、周辺でも反応は全く出ない。少しずつ護岸を下流に移動しながら、ブロックの先端に浮きながら移動しているコイを見つけると直ぐに前方にキャスト。それを幾度も繰り返すが、コイに近過ぎると落とした瞬間にＵターンするし、離しすぎると無視して下を通過する。しかも移動の時、ラインを手繰ってフライを掴んでみると後の護岸にフライをぶつけたらしくフックの先端が折れてゲイプも狭く変形している。いつぶつけたのか全く思い当たらないが、もしこれに気付かなかったらこの後何尾取り逃がしたかと思うとラッキーだった。ところが、交換しようとフライボックスを開けるとこのタイプのストックが無くなっているのにこの時気付いた。そう言えば最近ブレイクが多かった事に気付く。とりあえず兵庫橋上で効果のあったオレンジにしてみる。コイの前方にフライを落とすとコイはフライに向かって進むように見えるがが、フライは全く気にしないで通り過ぎてしまう。幾度も試したが全く無反応なのだ。「これじゃダメだ」と小さめの白に取り替える。反応は少し良くなりフライに向かって来るようになったが、数センチのところまで来て「これは偽物」と向きを変える。中には20〜30cm手前で向きを変えるのも居る。お気に入りは［フックを出来るだけ見えないようにしようとフックのゲイプ部分を少し隠すように］とマイナーチェンジしたタイプ。それが原因かどうか確認することは出来ないが、とりあえず少しでもゲイプの見え方の少ない物を探し出してキャストしてみる。それまで直前で反転していたのが少しフライに近いところまで来るようになり３尾目でヒット。しかし掛かりが浅く途中で外れてしまう。それから２尾目の反応でやっと６尾目が釣れた。しかしコイの反応が少ない。それどころかサーチにカメが反応し始める。カメは水面に浮いたまま周辺を見渡し、見つけたパンを順番に喰い付いていく。コイの反応が見えないので少しカメと遊んでみよう、と近付いてくるカメを避けずにそのまま待つと、フライの横で水面に頭を出し、一息ついてからフライに噛みつく。１匹目のカメは首に引っ掛かり、２匹目は口にフライを咥えて上がってきた。６尾目のコイをを釣り上げてらカメと遊んだ１時間20分の間、コイは全く反応してくれなかったがやっと１尾がヒット。しかしこれも掛かりが浅く外れてしまう。それから20分後、プールの最下流部で目の前に用水土手が迫っている所まで来たところで。活性の高い反応が連続で現れだした。それまでの見切りが嘘のように連続ヒット。フライが原因なのか、流し方なのか、コイの活性具合なのか理由がハッキリしないが４尾の連続ヒットして久しぶりの［つ抜け］。しかしそこで反応は一段落。やはりフライが気に入らないのかな？と交換してみるが状況は変わらない。それどころか近付いて来るので［反応するかな？］と期待するが無視して通過してしまう。再び元のフライに戻すと反応は少し良くなる。１時間掛かって２尾追加したところで日没終了。見切りの原因がフライの形なのか確認するために、もう一度ここで様子を見ないといけない、と次回に期待して終了。結果的は何とか合計12尾釣れたが……。