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たっぷりフライを用意して再挑戦したが(2011/5/8)夏のような雲が浮かんでいた
5月8日、前日の好釣果に気分良く浅川へ。今回の目的は「散々見切られたのは、いつものフライではなかったからなのか」の確認で、たっぷりフライを作って出掛けた。一番橋下に着いてみると右岸の流れ込みに餌釣りが一人、左岸の崩れブロックの前に小物釣りが一人。そして最下流部の上田用水の取り入れ土手にも餌釣りらしい人影が見える。しかし、狙いの下流部はどの釣り人にも影響なさそうなので一安心。ロッドの準備をしながら流れを見ると[東豊田用水]横のブロックの上日向ぼっこをしていたのはスッポンでカメが日向ぼっこをしているのが見えた。しかし、そのカメをよく見るといつも見るミシシッピーアカミミガメと少し様子が違う。ここには数匹のスッポンが生息していので[ひょっとして]とデジカメのズームで撮影してプレビューしてみると期待通りスッポンだった。スッポンを眺めながら付近にいるはずのコイを探すが全く姿が見えない。直前に誰かこの付近を歩いたのだろう。上流部にコイの姿が見えないので、今回の目的の中流部以降を目指して移動。小物釣りの後ろを通過し、対岸のコイ釣りの仕掛けの届かない所まで来て水辺に降りる。水辺に降りながらブロック前のコイを探すが姿が見えない。ブロックに中にも姿がない。それでも「その内回遊してくるだろう」とのんびり[待ち]の体勢に入る。やっと上流からブコイは少なく反応してくれるのはカメだけロック前をコイがやって来たが底近くに沈んだままで水面のフライは全く無視して通過して行く。風は始め下流から吹いていたが急に上流からに変われ、水面が波立って水中のコイの姿が見にくくなる。中流部での反応がほとんどでないので、ポイントを少し下流に変更。流れの様子を見ていると少し回遊する数が多くなった。しかしほとんど水面には反応しない。反応の具合を探すためにパンでサーチするのだが、それに反応するのは前回と同じアカミミガメだけ。しかも、パンを順番に食い付いて全部食べてしまう。パンが無くなると近くにあるフライを目指して飛んでくる。初めはフライを少し移動していたが、余りにしつこく追いかけて来るので、そのまま浮かべて置くと、幾度か喰い付きその内諦めて去って行く。そ翼を広げてカワウも日向ぼっこんなカメと遊びながら待っていると、やっと水面近くを泳ぐコイがやって来て、フライに興味を示す。しかし前回と同じで、フライの直前でコースを変えて通過してしまう。[やっぱりダメか。フライじゃないんだ]とガッカリ。それでも水面に興味のあるコイがフライに飛びついてきた。[良かった]と大きく合わせて取り込みに入るが、途中で外れてしまう。開始から1時間が過ぎ、やっと1尾目が釣れた。しかしそれは口の横へのスレ掛かり。左から飛びついてきて、合わせた時はしっかり口に入っていると確信していたのに、取り込んで見ると口の右側へのスレ掛かり。左から喰い付くとかなりの確率で口の左側にフッキングするのだが、何故か反対側に掛かっていた。ちょっとガッカリだったが次はその25分後。今度はしっかり初めて見た[コオニヤンマ]のヤゴ口にフッキング。回遊が少なく反応も鈍い中20分後に次がヒット。今度もフライが口の中に入るのを確認したのだが、取り込んで見ると口の反対側へのスレ掛かり。「変だな。口に入った瞬間に吐き出しているのかな?」と気になり始める。フライの下を通過して行くのは[喰い気が無い]と考えればいいが、フライのかなり手前での進路変更したり、直前まで来て急反転する。また、フライが口に触った瞬間の水しぶきもフライを見切っているのだが、これらは決してフッキングしない。フライが口に入った瞬間に吐き出した場合は、釣り人の反対側に吐き出せばスレ掛かりする事になるのではないか?と考えると「フッキングはしたが完全にフライを見切っている」と言う事になる。このポイント、昔は釣り人がほとんど居なく期待していなかったポイントだが連続ヒットて入れ食い状態が幾度もあった実績ポイントなのに、釣り人が増え釣り上げられる回数が増える。しかも、用水土手の上流への移動につれて流域が短くなって流れも遅くなり、餌をじっくり観察する余裕が出来る。その為にコイは[疑いながら餌を見る]様になった。もう最悪のポイントだ。そんなポイントで2時間半粘ってやっと4尾釣り上げたところで反応は完全にストップ。最下流の餌釣りが帰った後の用水土手の上ではカワウが羽を広げて日光浴を始める。用水の水路を渡渉してし、対岸に渡ろうとした時目の前の水中に茶色の物体がスイ〜スイ〜と流より速く進んで行く。「ン?何?」と慌ててネットで掬うとそれはヤゴだった。それにしても変な形でペッタンコなのだ。帰宅後ネットで調べると[コオニヤンマ]のヤゴこのポイントでも元気な反応がと判明。水に戻すとスイスイ進んで行くのだが手足を動かしている様子は全く無い。微かに後の水面に水が動いている形跡が残るだけ。それを眺めながら用水路を渡渉し下流の様子を見に行く。護岸補強工事が終わり2ヶ月が経過してポイントもかなり落ち着いてきたのだろう。期待していなかった小ポイントで確実に相手をしてくれるコイが居た。その元気な反応は、プールで散々見切られてきた身には嬉しい反応だった。最初のポイントでの1尾目はバラしてしまったが3尾が連続でヒット。[浅川北第五排水]の水門前に寄り道して、元気にフライに飛びついくれて1尾追加。以前の面影は全く消えてしまった[駒形の渡し]ポイントでも連続で3尾。次のポイントで1尾、その下でも1尾と小型ながら元気な反応が出る。小さなポイントだがこれから期待できそうだ次のポイントに行こうか悩みながらそれを眺めると、夏の雲のようなのが下流の空に浮いている。日差しも強く今年初めて移動中に汗をかいてしまう。それ以上下流に行くと戻りが大変なので切り上げてもう一度[浅川北第五排水]出口の様子を見る。反応は回復していて2尾連続でヒットしたが1尾目は途中で外れ、次は沈んだブロックを擦ってブレイク。最後に[東豊田用水]前で1尾追加して日没終了。プールでの[見切り]が確認でき、下流でのポイントに期待が持てることも確認できたいい一日でした。釣果は久しぶりの14尾。



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