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またしても濁り。見えるのはコイの姿だけ(2012/3/25)細い流れ出しの間にコイの姿が
3月25日、今日こそはマルタを釣り上げようと意気込んで二子へ。投目に見える本流は水面が曇り空が映り込んでいて水の色が良く判らない。とりあえずコイを釣ってから行こうといつもの兵庫橋上に。しかしお気に入りポイントも前には望遠レンズのカメラマンと写生中の集団が座り込んでいる。それならば流れ込みの様子を見ようと新二子橋の下へ。下水の合流前でタックルの準備を終えポイント前に移動。流れを見ると対岸のブロック前に数尾の姿が見える。水面に反応するかな?ブロック前にコイの姿が幾つも見えたとサーチして見るが全く無反応。それならば沈めてみようといつもの様にインディケーターを付けてフライを取り替える。[あそこに居たから]とブロック前にフライを落としてみるとすぐにインディケータが消えてヒット。第一投でのヒットは気分がいい。続いて同じ所に沈めてみたが反応ナシ。次は本命のブロック裏の巻き返し。水位の変化は見られないので前回と同じタナで始める。小さな当たりに合わせるとヒット。ブロック横から流れに引き出すと、流れに載って下流に走る。少し強めの引きも気にするほどでなかったので、気楽に止めようとしたら軽くなる。インディケーターも無くなっているので、水面に浮いてくるかと探したが浮いて来ない。切れたところを確認すると、ちょうどインディケーターを付けたところなので、対岸にひっかったフライの回収の木村さんティペットがインディケーターに絡んだのかな。ティペットを取り替え再び同じ所にキャスト。幾度かの反応への合わせが空振りに終わった後ヒット。今度は問題なく取り込めて2尾目。30分後に3尾目がヒットで76cmの太目。暫くすると下流に木村さんの姿が現れた。ダブルハンドで対岸ギリギリを狙っている。見ているとフライを引っ掛けたらしく外しに行っている。その10分後に次がヒット。しかしこれも途中でブレイクし、しかも切れた場所は同じインディケーターを取り付けたところ。そのインディケータが水面に流れていくのでそれを追い掛けて回収。その後反応が止まってしまったので切り上げて木村さんと合流。お話をしていると木村さんの撒いたサーチパンをヒヨドリが水面に降りてきて摘んで行く。「あヒヨドリが水面のパンを摘んで行くれはパンを投げると、すぐに飛んでくる」と。見ていると4羽ほどが順番にやって来て摘んで行く。しかしコイは全く反応しない。木村さんは「今日はマルタのつもりできたのに、濁りで全く反応が無い。濁る前に2回スレだけで掛かって、喜んだけれど外れてしいました」との事。二人で並んで様子を見ていると、オレンジ色の小さな物を引っぱりながらコイが目の前を移動して行く。「あっ、あれは切られたインディケーターだ。まだ、フライは外れていないんだ」「そう、先程から気になっていました」と木村さん。暫く様子を見ていたが、全く反応が無いので木村さんは終了し、私はとりあえず様子を見に本流へ行く。流れは先週から続いている工事の濁りで茶色に濁っている。流れにはルアーマンやフライマンが対岸時間が経つと濁りは薄くなっていたに立ち込んでいるが、それらしい動きは無い。マルタが集まると予想している新二子橋上のポイントの見えるところに来ると、フライマンがロッドを振っている。しかし流れにそれらしい水の動きは見られない。流れの中央の瀬から、左岸に向かって幾筋もの流れ出しがあり、その瀬の横に来た時、流れ出しの間に1尾のコイの姿が薄く見えた。[コイが居るから釣れるかもしれない。行ってみよう]と斜面を下り流れに入る。しかしそれらしい場所を探してもコイの姿は見えない。暫く流れを眺めていたがマルタの反応も出そうにないので切り上げ[何処に行こうか]と考えながら下流に向かっていると、先程見えたコイの姿の在った場所の少し下流に、今度は数尾のコイが集まって居るのが見えた。マルタの卵狙いでやって来たコイがそのまま少し濁りは取れてきたが産卵の開始を待っているのだ。[あれだけ居れば1尾位は釣れるかもしれない]と再び流れに降りる。静かにコイの居る瀬の横に行き流れに載せて送り込んでみる。岸からは姿が良く見えたが、水辺に降りると水面反射で良く見えない。それでも初めはそれらしい黒い影があった。しかし、数回キャストするとそれも消えてしまう。[ダメか]と諦めて流れを上流に戻り始めると、最初に来た時に比べ手流れの透明度が少し良くなっていル様に見えた。しかし、マルタの産卵は始まりそうにない。再び土手上を下流に下りながら、新二子橋のところで濁りの薄くなった流れを撮影し、最初の兵庫橋上の流れ込みに戻る。下流に人影はなく[コイは下流に行ってしまったかな?]と心配しながらキャストを続ける。小さな当たりが数久しぶりのフナ回出たがヒットしない。やっと小さな当たりを合わせてみると、コイにしては引きが弱い。水面に現れたのは30cm程のフナ。マブナにしては体高があるのでヘラブナに近い。これをリリースして暫く粘ってみたが当たりが出ない。[下流に出張中か]と考え下流に下って見たが反応すら出ない。6時近くになり、岸辺に人が居なくなれば集まってくる兵庫橋横の出っ張りに行ってみる。流れの透明度はかなり回復し30cm程は見える。出っ張り先端の本流との境目で反応が出たので期待してキャストするが、反応は一回キリの単発。それでも反応が出たのなら回遊しているはず、と暫く粘ってみたが[やはりダメか]とラインを巻き取って終了しようとした時、反応が出た。[何だ居たんだ]と慌ててラインを引き出しキャスマルタのロールはいくつも見えるト。単発の反応ながら数尾があちこちで反応する。それに向かってキャストを繰り返すがフライには反応しない。そんな流れも沖では、マルタのロールが頻繁に起こり、産卵に適した状況に変わるのを待っているのが判る。一方コイの方はいくつも水面に現れてくるが、単発の反応ですぐに水中に消える。水面に見える動きから移動先を推測し、進行方向にフライを落として待つが出て来ない。薄暗くなるまで空の反射を頼りに反応を待ったが追加できず日没終了。工事濁りが治まり水温が高くなればマルタ祭りが始まるだろう、と期待しているのだが…。



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