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ここまで来る間にいろんな障害があったみたい(2012/4/8)いろんな傷が付いている
4月8日、前日の記録更新に気分良くマルタ釣りに行きました。「マルタ天国だよ〜」の言葉に期待していつもの兵庫橋上は横目に眺めたたでで素通り。新二子橋の下をくぐり本流の見えるところにでると、左岸側の流れの前の中州にフライマンが二人居て、岸辺にも親子連れのルアーマンが二人。そんな流れを見ると、中州のフライマンの直ぐ下流に黒い影が固まっている。[居る居る。しかしそれ以外には見当たらないけど。昨夜は気温が下がったからまた休息に入ったかな?]兵庫橋上のポイントを通過してとちょっと心配しながら、上流から流れに降りる。すると目の前の流れの上流部にいるフライマンに気付く。その姿を見るといないなさんだ。とりあえず流れをはさんで様子を聞くが、流れの水音で良く聞き取れない。[どうせ中州側から釣る事になるから]と上流に回り込んで中州に渡る。合流して話を聞くと「今日は昨日ほどじゃない」「昨日は真っ黒?」「そう、この前全体が」とのこと。流れ込みの上流部は流れが速くて少し深く、水中のマルタの姿は良く見えない。とりあえずインディケーターを取り付けティペットの先にヨリモドシを結ぶ。その先にティペットを30cm程取り付けノンウェイトの赤いエッグフライを結ぶ。これが昨年から結果を出している私のマルタシステム。通常フライにウェイトを巻き込んで流している穏やかな流れにマルタの姿が見えるが、フライが重いと川底を流れてしまい、マルタの口より下を流れてしまうようで掛かりが悪い。底から少し浮かせて流すためにノンウェイトのフライにすると、今度は水面に浮いてしまい沈んでくれない。だから途中にヨリモドシを結んで底を流しフライが底から少し上を漂うように流せば、マルタの口の辺りを通過するだろう、と考えた。当たりはインディケーターの動きが止まるのを見て合わせる。インディケーターがないと、当たりが判らないばかりでなくヨリモドシが一定の深さで流れないと考えている。そんなタックルにしていないなさんの下流で第一投。流れて行くインディケーターを眺め、僅か数秒で流れきってしまうのですぐに元の位置に打ち返す。これを繰り返しているとインディケーターが止まる。大きく合いないなさんと松田さんわせるとロッドが曲がってヒット。水面に跳ねた姿からマルタを確認。しかしフライはマルタの腹に掛かっていて一気に下流に走る。下流に追い掛けて少しずつ岸に寄せて取り込み、さい先の良いスタート。流れを見ると、護岸上からは見えなかったが黒い影があちこちに数尾ずつ固まって見える。昨日はこれが全面に広がっていたのかと思うとちょっと悔しいが、記録達成後なので余り気にならないし、先週までに比べたら[マルタ天国]だから。中流部の速い流れで2尾追加したところで、次に掛かったのは体に傷のあるマルタ。よく見ると背中の傷は左右同じ位置にあり、一方は先端に穴が開いている。ウロコの剥がれ具合からカワウにか噛みつかれたのだと思う(Top上左)。その後で釣れたのは傷はなかったが同じよう口周りと言っても色々あるに両側に傷が付いていた(Top上右)。次に傷付いたのは、どこにぶつけたのか口の上の皮膚が剥がれている魚体(Top下左)。ここに来るまで色んな事があったと想像できる。暫くするといないなさんが下ってきて「マルタは少し飽きたからコイにします」と言って下流に消えて行かれた。それから少し経つと中州にいたフライマンの帰って行ったので、護岸上から見えていた中州端の黒い塊の横に行ってみる。時折水しぶきが上がり、マルタは数尾の群れて上流に移動して行くのが良く見える。そのマルタの群れの上流にフライを落として流す。手前のラインは早い中央の流れで先に流れて行くので、ラインは上流側にメンディングしておく。フライの着水から最終地点まで流れる時間は僅か数秒。最後は手前のラインが先に流れ、 フライが引っぱられる形になるので反応しない。一番反応がいいのは、インディケーターからフライまでが流れに対して直角になって流れている時。フライがポイントに入るとすると連続でヒットする。しかし気になったのは口への掛かり位置でフライを外す時に口回りだけれど口の外側に掛かっていることが多い。詳細を後で調べるために全ての掛かり位置を撮影する。そんな撮影をしながら快調に釣り上げている時、上流から松田さんが現れた。登戸から下ってきてどこでも順調に釣れているとか。こちらも中州終点で順調に釣れていたが、少しずつ数が少なくなっていく。松田さんに話を聞くと「ニゴイが良く掛かります。大きいですね」との事。私は釣れてないので「どの辺りで?」と聞くと「流れ込みの辺り」という返事。それなら行ってみようそちらに行ってみたが、マルタもニゴイこんなのも釣れたも反応してくれなかった。そこから流れ込みの上を迂回して中州に回り込み、中州から右側の流れの横の様子を見る。こちらも浅場で水しぶきが上がり、順調に釣れていく。そんな中、腹にスレ掛かりの一尾には、ルアーが刺さったままだった(Top下右)。そして6時を過ぎた頃、46尾目を釣り上げてマルタを終了。残り僅かな時間を兵庫島横の出っ張り回りの様子を見に行く。薄暗くなり始め、反応が見えるのは西の明るい空が映り込むところだけだが、その狭い範囲の石組みの先端部で反応が出た。狙いを定めてキャストするとすぐに飛び出してきた良型をゲットし日没終了。 帰宅後撮影したマルタの全データを解析。釣り上げた総数は46尾。口周辺以外のスレ掛かりは14尾で30%。口周辺のスレ掛かり(口の外側)最後はコイで締めくくりは21尾で46%。口の中に刺さっていたのは僅か11尾で24%。そして口の中以外に掛かった35尾の内、30尾が体の向こう側。つまりラインで手前に引っぱられているフライがマルタの近くを通過する時に刺さる。しかも、口の中を含めて口周辺の掛かり率は70%もあると言う事は、何か理由があるはずだ。サケが産卵の時には口を大きく開けているがマルタも同じように口を開けていて、ティペットがその口に引っ掛かり、先端のフライが刺さるのではないだろうか。理由を考えると、ちょっと漫然としないところがあるのは私だけだろうか。



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