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マルタの反応は渋かったが、過去最高の太目をゲット(2012/4/15)いろんな傷が付いている
4月15日、土曜日はまたしても雨。しかも気温が低く週初めにひいた風邪が治りきっていなかったので出漁を自粛。そして日曜日、天気は回復したが気温はそれ程上がらない。しかも前日の雨の増水が治まりきっていないのを確認して二子の出漁。いつもの兵庫橋上は無人だったがこれを横目に本流へ。新二子橋の下から流れを見ると水位が高い。ネットで確認した水位は平水より20cm程高かったが、大体その通りの水位で流れが速い。先週、上流側に見えていたマルタポイントのいろんな傷が付いている瀬は、全て水に浸かり、その上流は川幅が広い。しかし濁りはなく水中が良く見えるので浅場にマルタの姿を探したが、流れにそれらしい影は全く見えない。最上流部に親子連れのフライマンがいたが釣れている様子は無い。「誰か来てるはずなんだがどこにいるのかな?」と探すと、二子橋上流の川崎側からの流れの向こう側に3人の釣り人の姿が見えた。しかし遠くて誰かよく判らない。デジカメの最大ズームで撮影し、プレビューで拡大してその姿を確認すると木村さんと藤澤さん。ポイントを指差しながら何かお話をしている。「そこにマルタは居ますか?」と電話で聞くと「少し居ました。でも、消えてしまいました」とのこと。「先週のポイントの様子を見てからそちらに行きます」と言って電話を切り、水位が上がり少しいろんな傷が付いている深くなっている岸寄りの流れを横切り流れに降りる。水没して浅い流れになっている元中州の右側の流れにマルタらしい水しぶきが少し見えたが、流れが早くて姿は確認できない。水温を計ると15度で、何とかマルタが反応する水度なのだがそれらしい動きは見当たらない。産卵行動が見つからないまま流れを最下流部まで進み、流れを横切って中州に渡り兵庫島前の川崎側からの流れの合流点へ行く。しかしこちらも流れが速くマルタの姿は見えない。岸から見えていた木村さんと藤澤さんの姿はそこにはなく、下流の二子橋下にキャスト練習中のいないなさんの姿が見えた。暫く周辺の様子を見ていると、下流から木村さんが戻ってきた。合流して話を聞くと「合流の中間点辺りには少し集まっていて2尾は釣れたけどそれっきいろんな傷が付いているり」「もう一人いたのはだれですか」「松田さんです。今、藤澤さんと下流の様子を見ています。少し上流の様子を見て2時には引き上げます」と言う木村さんと別れて再び周辺のマルタを探す。2週間前に反応の少しあった流れ出しの先端部の様子を見ていると、いないなさんが下流からやって来て流れ出しの最上流部でロッドを振り始めた。見ているとすぐにヒットしたが外れてしまい後が続かない。「やはりダメか」と流れでの反応を諦める。「どこかにいるはずだ」と流れ出し周辺の緩やかな流れを見ていると目の前の緩い流れに時折ロールが現れる。「やはり待機中か」と言う事で、流れに入りロールの見えた周辺にキャストしてみる。キャストしてから、下流側の様子を見ていると流れているはずのインディケーターが突然いろんな傷が付いている止まり、慌ててロッドを立てて見るとヒット!「やった〜」と第一投でのヒットに驚く。それを岸辺に寄せて取り込むと、婚姻色のまだハッキリしない銀色の魚体。気を良くして目の前の緩い流れで暫く粘ってみたが追加できない。ここを諦め新二子橋の上流側に戻っていた藤澤さんと合流。「二子橋の橋桁の下で2尾。数分おきに3尾位が回ってくる場所がある」と教えてくれたがそこまで行く気がしない。目の前は先週黒い影があちこちに広がっていたところだが今回はその影が見えない。流れ込み上流部に居た親子連れが帰っていたのでそちらの様子を見に行く。ちょうど川底がえぐられ速い流れが始まるところのすぐ横に、流れの緩い巻き返しがあり、連続的にロールが現れる。少し水深のある流れにフライを落とし、流れに合いろんな傷が付いているわせて流しているとインディケーターが止まりヒット。その3分後にもヒット。産卵行動の水しぶきはないから待機中のマルタで、全て口の中にフライが刺さっていた。そしてその次に掛かったのは銀色に輝くニゴイで鼻先へのスレ掛かり。しかしこのニゴイはニゴイと思えない位体高があり、腹がパンパンに張っていた。それから30分後にヒットしたのはマルタではなくやはり婚姻色の薄いウグイ。直ぐ下流には藤澤さんが居てなかなか釣れていない様子。次のヒットとやり取りをしているとき、藤澤さんもヒット。[ダブルヒットだ。一緒に写真が撮れるかな?]と思っていたら藤澤さんは外れてしまう。私の方は57cmの少し大きめだったので記念撮影をしてもらう。それから3尾を連続でヒットした頃「今日は終了です。4尾いろんな傷が付いているしか釣れなかったが釣れて良かった」と藤澤さんが引き上げて行かれた。それまで釣り上げた9尾はマルタが7尾でニゴイとウグイが1尾ずつ。そのマルタとウグイでハッキリと婚姻色が現れていたのは2尾だけで、あとは少し赤い部分はあるが婚姻色の薄い準備中の体色だった。それから暫く反応が途切れ、少しずつ場所を変えながら様子を見ていると目の前の水面が大きく揺れた。[コイかな?]と期待してその上流にフライを落として送り込む。少し流すとフライが止まった。大きく合わせると一瞬黒い背中が見え、そのウロコの大きさに「でかい!」と驚く。次の瞬間コイは下流に向かって動き出す。しかし重くて寄せられない。流されるように下流に向かうコイを追い掛け、新二子橋上の緩い流れまで来たが寄って来ないいろんな傷が付いている。橋の下を通過してからやっと寄って来るが目の前まで来ると沖に走る。やっとネットを差し出しその太さに驚く。何とかネットに納め持ち上げようとしたが重い!両手でネットを持って岸辺まで運び地面に降ろすとネットの幅と同じ位の体高があり体長79cmで胴回りは65cm、体重は10.2kgの超太目で今までこれ程の太目は釣り上げたことがない。中州なので周囲に人影はなく、寂しく数カット撮影してリリース。その後コイに変更して追加を狙ったが追加できず日没終了。それにしてもマルタの卵狙いにこんな大物が回って来ていたなんて。



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