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本流は増水中なので、兵庫橋上を期待したが(2012/5/5)増水の向こうでは賑やかなBBQ
5月5日、連休後半の初日の3日は豪雨で出漁をひかえる。水位を確認すると多摩川も大増水。4日は孫達が来るので出漁は無し。5日は水位を確認すると本流の増水は治まっていないが、兵庫橋上はほぼ平水状態なので[何とかなるだろうと]期待して出掛ける。兵庫橋に着いて本流を眺めると川幅いっぱいに濁った流れが広がっているが、対岸はBBQで賑わっている。目の前の兵庫橋の下の流れは濁りも無く、平水より僅か10cm程水位が高い程度だし透明度も問題ない。タックルを準備倒竹に引っ掛かった草が邪魔でしていつもの[虎の門前]から始める。コイは前回より数が増えたようで幾つも目の前を通過して行く。しかしそれは全て底近くで水面への反応が出ない。やっと[虎の門前]の奥で反応が出たが[虎の門前]前には、倒竹に引っ掛かった草が垂れていて、狙い目の奥にフライを入れることができない。とりあえずそこから移動して上流に向かうはずのコイを狙うことにする。すぐ上流側には岸辺から倒竹が斜めに垂れ下がっているが、水面から2m程のところにも草が引っ掛かっていて水位がそこまで上がったことを示している。下流からの回遊を期待して様子を見るが廻って来ない。上流の流れ込みに行こうかとそちらを眺めると餌釣りが二人岸部に立っている。[それじゃ下流を]と眺めるとこちらもすぐ下流側に餌釣りが居る。水面を流れるパンを摘んで行くカラス餌釣りの下流で反応が出たので餌釣りの後ろを回って兵庫橋の上流側に移動。1尾だけ水面に反応しているがゆっくり下流に移動して行き兵庫橋の向こう側に行って戻って来そうにない。再び[虎の門前]に戻り奥に出る反応に向かって垂れ下がった草の間を狙ってキャストしていると草に引っ掛けてしまう。フライを外しに行きついでに草を取り去る。場所を落ち着かせるため暫く周辺の様子を見てから戻って見たが、コイは戻っていないのでここを切り上げ本流の様子を見に行く。二子橋の上流側は流れが速く、コイが避難していると思われる場所はない。期待できるのは二子橋の下流で、兵庫橋からの澄んだ流れとの合流点。水位が上がり水没している中州の先に[緩い流れが在るはずだ]と期待してそちらに向かう。ところが水没した中州二子橋の真下で本流からの流れが兵庫橋からの流れに入り込み、下流に濁りが広がっている。ちょっとガッカリしながらもその流れにサーチして下流に向かっていると、カラスがそのパンを水面からつまみ上げる。コイがいれば水面に波紋が広がるはずなのだが全く何も出ない。中州の先端まで行き左岸側の緩い流れの様子を見るがコイの気配がない。右の本流は速い流れが一気に流れているので絶対に左の緩い流れに避難していると思ったのだが。しかしここに見切りを付けても行く次にところがない。そこより下流は本流が中州の上を流れていて、
どこが深くてどこが浅いのか全くわからない。上流も岸がコンクリートで固められてストレートだから緩い流れはどこのもないはず。そうなると微かな期待で目の前のポイント目の前を泳ぎ回るが喰い付かないで粘るしかない。しかしコイの動きは見えない。[絶対に入っているはずだから…]と考え[それじゃ呼んでみよう]と僅かな期待を込めてロッドで水面を叩いてコイの摂餌音に似た音を立ててみる。コイは居るのに反応してくれないときに折試して[少しは効果がありそうだ]と思っている方法。水辺に立ってコポコポと水面を叩いて暫くすると、目の前に黒い影が来た。[居た!]と喜んでそのコイの前方にフライを落としてみるが水面は全く無視してゆっくり通り過ぎる。回遊のコースだったのか音に誘われてきたのかわからないが、全く姿の見えなかったところに現れたから[少しは効果があったのかな?]と同じ事を繰り返す。暫くするとまた黒い影が目に前に来た。しかしそれも同じように水面に反応することなく通過。落ち着いて写真を撮ってからキャスト次に来たのは緋鯉。これは目の前をウロウロ泳ぎ回る。一度は水面に反応したがそれっきり水中を泳ぎ回ってついには消えてしまう。[次はどこだ〜]と探していると、すぐ上流の岸辺に広がっている波紋を見つけた。[出た〜]とその場から波紋の中に見えるコイの頭に向かってキャスト。突然目の前に落ちてきたフライに、驚く様子もなく口を開けて吸い込みヒット。コイはすぐに沖に走り下流に移動して目の前を通過。水没した草の中に入り込まれるとまずいのでちょっときつめに止める。一息ついた後、反転して下流に向かおうとしたときロッドが軽くなり外れてしまう。時間は既に4時を廻っている。全く期待できないときのバラシは痛い。[あ〜っ]と気落ちしながら上流を見ると、先程の少し上流側でもう1尾が水面に反橋桁の裏で反応応したいる。焦らないように写真を撮ってからキャスト。これも直ぐにヒット。外れないことを祈りながら何とかネットイン。開始から4時間目の1尾は貴重だ。その後しばらくはコイの姿が見えず時間ばかり過ぎていく。先程のポイントより少し上流側に在る巻き返しの先端部で反応が出た。2尾ほどが入れ替わるように反応するのをしつこく追いかけ回し、やっと2尾目をゲット。1尾目から1時間20分後。時間は6時近くになっている。最後の望は人の居なくなった兵庫島横の出っ張り裏でそちらに向かって行くが人影が消えない。[まだダメだ]と途中の二子橋の橋桁周りの様子を見る。岸から様子を見ていると橋桁の向こう側で波紋らしいのが広がった。[コイかな?]と流れに入って橋桁の裏側を覗き込むと、橋桁のすぐ増水で集まっていなかった横に口が浮いている。橋桁ギリギリにフライを落として移動を待つ。一度フライの横を通過し、一呼吸おいて手前から喰い付いて来た。そのまま手前に寄せようとしたら意外に重くて寄って来ない。橋桁の下流には速い瀬がありそこに入り込まれると追い掛けるのが大変なのだが、その瀬に入り込んでしまう。橋桁の間を下流に下り右岸に上がって瀬の下流まで追い掛けて取り込むと76cmの大物だった。その後、最後の望みを掛けて兵庫島横の出っ張り裏に行ってみたが、流れが速くてコイは集まっていなかった。やはり増水時は厳しい。



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