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風が強く反応するポイントがなかなか見つからない (2012/7/15)風が強く一面に波立っていて
7月15日、前日は所用で出漁無し。この日は行安さんから年券の依頼を受けていたので二子に出漁する。兵庫橋に着いてみると既に行安さんが流れに立ち込んで奮闘中で橋の上から合図すると、釣りを中断して兵庫橋の袂にやって来る。「お久しぶりです」「お元気でしたか」の挨拶に始まり年券をお渡しした後暫く立ち話をした後「2年半ぶりなのでウェーダーのソールが両足とも剥がれて足の裏が痛い」と言いながらも「本流の様子を見てきます」と別れる。とりあえずいつもの[虎の門]前に行倒竹の先端が水面に浸かっていてく。前夜の雨で水位が1m程上がったので[また倒竹のゴミが絡んでいるだろう]と思っていたが以外にゴミは絡んでいなかったが、新しい倒竹の先端部が水面に浸かっていて、前回良かった[倒竹の上流側]が狙えない。倒竹周りを眺め、とりあえず水面に垂れ下がった倒竹の上流側が奥を狙えそうなので様子を見る。しかし下流からの風が強く、倒竹が風に煽られ隙間が一瞬のうちに塞がれてしまう。風の合間を狙って奥にフライを落とすが反応が出ない。流れは前夜の強い雨が短時間で止んだため増水も短時間で治まったようで平水に戻っている。しかも増水が濁り水を運び去ってくれたので透明度が凄く良く、[虎の門]の奥を通過して行くコイの姿が見える。しかしどのコイも底近くを移動していて水面に興どんどん沖に進んでの取り込み味を示さない。上流から回遊してくる数尾の群れを見つけ、倒竹の奥に入り込むのを確認してからその前方にフライを落として見るが、やはり水面を無視して下流に移動して行ってしまう。そんな事を繰り返しているとき、下流の行安さんの方から水音が聞こえてきた。見るとロッドが曲がっている。2年半ぶりなのにしっかりヒットしているところはさすがですね。取り込みの様子を見ていると、やはりブランクがあるようで、掛けた位置からどんどん魚の方に近寄って行く。通常、障害物の少ない浅場に誘導しなければいけないのにコイを追い掛けていたが、無事にネットイン。「久しぶりだけどやっている内に感覚が戻ってきました」と3年ぶりの釣果に満足の様子。話をした後[虎の門]前に戻る途中、小魚が浮いているのを
マルタの幼魚かもしれない
発見。オイカワだろうと拾い上げてみるとウグイだった。ウグイなのかマルタなのかハッキリしないが、ウロコの数からマルタの幼魚かもしれない。それを流れに戻しポイントに。しかし反応が出ない。やっと出てきた反応も倒れかかった倒竹の裏側でフライを落とせない。幾度かキャストを繰り返しているうちに倒竹にフライを引っ掛けてしまう。コイの反応が無くなっていたし先に1本引っ掛けていたので外しに行く。そのついでに水面に垂れ下がっていた倒竹の先を排除する。ポイント落ち着くまで下流の行安さんの所に行きお話を始めると「あそこいいですよ。ウロウロするのがいて一度フライに反応したけれど、水しぶきは上がってないので釣れるかもしれない」と場所を譲ってもらう。しかし確かに回遊はしているが水面にやっと釣れた。2時間50分もかかって出て来ない。暫く粘ってみたが反応しないので元の倒竹前に戻る。水面の邪魔者がなくなったので奥まで狙えるようになり、しつこくキャストを繰り返す。反応は出なかったが突然上流側から飛び出してくるのがいて、慌てて合わせるとヒット。上流側にいた行安さんが取り込みを撮影してくれて何とか1尾目をゲット。しかしこれは口のすぐ横に掛かっていて、久しぶりのスレ掛かり。それでもこの日の初物。開始から2時間50分後だった。何とか1尾釣り上げ気分は落ち着いてきた。しかし風が強く水面に反応する波の静かな部分が少ない。波の静かなところは対岸ギリギリしかなく、その狭いエリアを狙うと対岸の草に引っ掛けてしまう。行安さんは「ソールがないと足踏み健康器に乗っているみたいでいたいからそろそろ引きこの狭いスペースで2尾上げます」と言って引き上げて行かれた。その後は対岸の波の無い場所を探してウロウロする。見つけたのは[虎の門]の下流で、数本の倒竹の間にできた狭いスペース。透明度がいいから水中のコイの姿が見える。眺めていると下流の倒竹の下から出てきて、エリアをうろつき上流に去って行く。また、上流から出てきて下流に消えて行くのも見える。その狭いポイントにフライを落とし、回遊を待つ。コイは頻繁に現れるが、なかなか水面に反応してくれない。しかしコイの姿が見えるのでしつこく狙う。その内奥の枝にフライを引っ掛け、ポイントを荒らしたくないので引っ張って切ると、水面に落ちたフライに反応する。それに気を良くしてしつこく狙っていると、上流側から一気に喰い付いて来た。倒竹の中に入られない対岸ギリギリでヒットように強めに止めてやっと2尾目。記録撮影の時、胸鰭の形がおかしいのに気付く。胸鰭の上にもう一つ小さなヒレが枝分かれしていた。それをリリース後同じポイントを狙い続け、今度は下流の倒竹の下から口が現れてフライを吸い込み3尾目。だが時間は既に6時前。夕方には二子橋の下流の様子を見たいがまだ少し早いので、し上流の崩れ護岸の横に行き様子を見る。回遊の数は少なかったが対岸ギリギリを回遊しているのを見つけ、先回りでフライを落として4尾目。いつもなら見る事のできない巻き返しがかなりの深さまで見えるので、水中の写真を撮ってから二子橋下流に移動。流れ込みから様子を見ると中流部で元気な反応が出た。喜んでそれに向かってフライを送り込むが反応はどんどん下流に移動してしまいフライに下流まで送り込んでヒット反応しない。それを追いかける様に下流域まで送り込みやっと5尾目をヒットしたが途中で左岸の何かに引っ掛かってブレイクしてしまう。それでも反応は下流部でポツポツ出るのでしつこく狙い続けやっとヒットして5尾目。その後風が強くフライが見難い中、2尾が向こう合わせでヒットしたがいずれも途中で外れてしまう。やっとハッキリ見えた反応に合わせて6尾目。日没ギリギリに本流に行ってみたがこちらも波が高くコイの反応が見難い。やっと見つけた反応も喰い付かせることができず終了。反応は良かったので波さえなければ、とちょっと悔しい。



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