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[多摩川下流部にもガーが?]と驚いたが、ガーじゃなかった (2012/8/11)姿を確認するまで何か分からなかった
8月11日、オリンピックの男子サッカーの3位決定戦を観て[相手が悪かった]と負けを納得。寝るのも悔しいからまたしても下流部へ出漁。ポイントは11年ぶりの新六郷橋周辺へ。潮は[小潮]であまり良くないが、とりあえず味の素の水門前から始める。到着したのは干潮を少し過ぎたあたりだったがそれ程水位は下がっていない。水門前から上流に向かって岸辺の様子を見て行くが、以前と大きく様子が変わっている。水門の少し上流から護岸が補修されていて10m近く岸辺が懐かしい味の素の水門広くなっているが相変わらず垂直護岸で、その前にはたくさんの波消しブロックが並んでいる。そのブロックの前にはコイの姿が見えるのが護岸が2m程の高さがあり、掛けても取り込む事ができない。しかもコイはほとんど動きが無くブロックの陰に定位したまま。そんなコイを眺めながら少しずつ上流へ移動。新しい護岸は300m程あり、以前は護岸前に係留用の施設とそれを留めておく鉄杭が在り、コイを掛けても磯ダモを使うしか取り込む方法はなかったが、それが無くなっているので、万一コイを掛けた場合、水辺に降りられる場所まで誘導して取り込むことが出来る。しかしかなり遠い。そんな事を考え上流に向かって、喰い気のあるコイを探しながら京浜急行の鉄橋まで来てしまう。しかし反応は一箇所を除いてまった護岸前に降りてブロック前を流すく見られない。その一箇所とは新しい護岸の上流から2〜30m程下った辺り。ヒットしても上流か下流の水辺に降りられるところまで誘導するのはかなり大変なので諦めて通過したところ。そこまで戻って周囲の様子を眺めると、上流側は護岸の端が近くにあり、一箇所だけ水辺に降りられるブロックがある。そこから水辺に降り、ブロックの上を移動して流れのすぐ手前まで行ってブロック前を下流に向かってフライを流す。時折ブロックに隠れてフライが見えなくなるが、下流に現れる反応をじっくり待ってラインを送り出す。25m程流したところでブロックの間からコイが飛び出してきた。下流に走られるとどうすることもできなかったが、運良く上流に向かって移動してくれたので、水辺に降りた所まで誘導してネットイン。今度は護岸の上を下流に300m移動して取り込むリリースの時水位が少し上がってきているのに気付き、同じ場所に行くのを諦め、護岸の上から反応を探す。反応は始めに見つけたのと同じ所で見つかる。喰い付かせるのは簡単で、上手く上流に誘導できれば取り込めるが、下流に走った場合は、取り込めるところはかなり下流。上流に向かってくれることを祈りながらキャストすると直ぐにヒット。一度沖に向かったコイは下流に向かう。[あ〜、下流か]とガック
リしながら[よ〜し、下流まで行くぞ]と腹を決めて移動に入る。初めの100mほどはおとなしく下流に向かっていたが、途中から[下流に行きたくない]と言った感じで移動を拒みブロックに寄ってくる。諦めて沖に向かうのを待って再び下流へ。新しい護岸を通過して、古い護岸帯の下流に僅かに残っている得体の分からない魚が幾つも回遊している斜めの護岸まで誘導してネットイン。移動距離は300m位。遠かった。それをリリースし上流に戻る。しかし反応はもう出ない。上流の鉄橋前まで来たとき、散歩の人に声を掛けられる。入漁券の話をしながら「所で、細くて口が長く鋭い歯の生えた魚は何ですか?。ガー何とかじゃないか思うのですが」と聞かれる。話をしていると目の前の水面にそれが泳いできた。「あっ、あれですよ。細くて鋭い歯が生えている」「ガーならアリゲーターガーかも。二子にも居ましたから」「誰が放したんでしょうか」「分かりませんがあちこちに放されていますね」と話ながら水面を眺めていると次々に回ってくる。時にはボラと一緒になって水面を回遊している。目の前まで来るのでコイ用のフライを進路に落として見たがまったく無反応コイは居るが全部喰い気がない。二子で見たガーに比べると少し細いし色もちょっと違うみたい。見た目はサヨリに似ているがサヨリは歯が無いし、似ているダツがここまで来るとは思えないし…等と話をした後別れて上流へ向かう。京浜急行の鉄橋をくぐりJRの鉄橋の下まで行くが水面に反応するコイは見あたらない。水面下には幾つもコイが見えるのに、それらは全てほとんど定位したままで動きがない。上流を諦め下流に戻る。水面には得体の知れない奴が幾つも泳ぎ回っている。何とか正体を突き止めたくて奥の手で引っ掛けることにする。沈むタイプのフライに交換して回遊してくる奴の前に落とし、下を通過する瞬間にロッドを立てる。しかしフライの沈む速度が遅く掛からない。フライのマテリアルを小さく切って、ショットを一つ取り付けて再正体を知りたくて引っ掛けてみた度キャスト。下を通過するタイミングに合わせて引くと見事にヒット(?)。フライは胴体の真ん中に掛かり[く]の字になって暴れるが軽いので難なく取り込む。確かし鋭い歯が並んでいてむやみに掴むことができない。おとなしくなるまで待って撮影してリリース。なんだか[歯の生えたサヨリ]と言った感じ。[画像があるのでこれで正体が分かる]と期待し、コイ探しに戻る。唯一反応の在ったブロック帯に戻るが反応はない。キョロキョロ探していると、下流から水面に浮いて何かを探しながら1尾がやって来た。[あいつは喰い気がある]と喜んでその前方にフライを落とす。コイは何の迷いもなくフライを吸い込む。[やった〜]と喜び[さて、上流に行くか下流に行くか]と様子を見ていると、一気に潜る。ラインは一定の角とりあえず食べてみるとでになったまま変化しない。[んっ?ヤバイ]と思った瞬間にブレイク。水中に隠れたブロックで切られてしまう。それで反応は全て消えてしまう。12時を過ぎ、日差しが強くコイに全くやる気がないので[今日はダメだ]と切り上げる。帰り際に[ひょっとして食べられるかもしれない]と思い1尾を引っ掛ける。魚をぶら下げたまま、近くに居た釣り人に「これは何ですか」と聞くと「ダツだね」と教えてくれる。ダツが河口にまで来ることを知らなかった。帰宅後急いで刺身にして夕食で頂く。75cmと小振りだったがおいしく頂きました。



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