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今年も年始めに平瀬に行ってしまった (2013/1/5)底が明るいと姿が良く見える
1月5日、釣り初めがあわや[ボ]の時になりかけたので、厄払いを兼ねてまとまった数が期待できる平瀬川に行ってしまう。昨年も年始めに出掛けたのを、記録を整理して見つけ好釣果を思い出したからだ。浅川も数は期待できるがこの冬は工事が多く期待できるポイントが絞り切れていないので、とりあえず近場で…。いつもの降り口から三面護岸の河原に降りる。平瀬川の河川敷はコンクリートのかけらで埋まっていて歩き難い。しかし流れはこの時期減水気味で落ち着い居ないと思ったら端っこにいたているので釣りやすい。最初のポイントは降り口の直ぐ下流にあるプールへの流れ込み。プールと言っても水深は浅く狙えるのは流れ込み部分だけ。そんな流れ込みを期待しながらとりあえずサーチして見る。しかし、全く反応が出ない。必ず反応があると期待していたので、反応が出ないのはショックだった。この日は風は無かったが気温が低く、ベストのポケットの中の水温計は6度、流れの水温も同じ6度でコイの反応の限界水温に近い。だから反応しないのかな?と気落ちしながらもう1本ある細い流れ込みの方を眺めると岸際の鉄板横に黒い影が浮いている。よく見ると数尾が細い流れの中をうろついている。岸に向いて出ている頭の上流側からフライを送り込み、すぐに1尾目をゲット。リリース後時間を見ると開始から12分帰る時にも凍っていたしか経っていない。とりあえず1尾目をゲットして[さあ、これからだ]と気分が盛り上がる。しかしポイントでは姿が消えてしまい次のポイントに移動。垂直の護岸に沿って上流に向かうと、浅瀬には氷が張っている。その氷を踏みしめるように進み次のポイントの見えるところまで来ると、水面に浮いて回遊している姿が幾つも見える(Top画像)。川底の砂利が流され川底のコンクリートがむき出しになっているので良く見えるので、何処から攻めると集団を脅さないで数が釣れるか考えながら、近くに居るのから狙ってみるが、意外に動きが速く、狙いが絞りにくい。そうなったらもうどれから狙おうか何てことは考えていられない。水面に興味のあるのを探し狙い撃ち。そぐにヒットしたが、周辺のコイは全て底近くに潜さすがヒマラヤ原産ってしまい足早に泳ぎ回る。こうなったらお終いなのですぐにここを切りあげ上流へ。しかし上流部は水深が無く、しかも細い流れが続いていてコイが居ない。そんな流れの護岸にはこの寒空の下[ヒメツルソバ]の鮮やかなピンク色の花が咲いている。対岸にはコンクリートブロックの隙間毎に塊になってピンクの花束が並んでいる。花を眺めながら上流へ。流れに1尾沈んで居たが、こちらの動きを察知して慌てて下流に走る。見かけたコイはこの1尾だけ。コンクリートで固められた岸辺をひたすら上流に向かう。狙いは上流の橋の下。水深があり川幅も広く(と言っても10mも無いが)この付近での一番のポイント。遠くから静に眺めると水面に幾つも頭が出ている。ここはそれこそお宝ポイントなので、闇雲にキャストしてはい端から順番にけない。端から順番に全体を脅さないように静にやり取りして取り込んでいくことが絶対条件。近いところで水面に反応している奴の上流側にフライを落とす。距離がないから狙いやすい。ヒットするとすぐに下流に引っぱり、群れから引き離す。これを順番に繰り返して1キャスト1ヒットの繰り返し。所要時間はキャストして待つよりも、ヒットしてから次にキャストする方が時間が掛かる。1尾当たり5〜7分と言った感じで連続ヒット。しかし如何せん小さなポイント。途中で1尾外れたが5尾釣り上げた所で水面からコイの姿は消えてしまう。[どうせ狭いポイントだから底に沈んいるから沈めると…]と思ってみたが、その姿が意外に見えない。両岸には垂直のコンクリートの段差があり、それで水面がはさまれている。足元のコンクリートの下側にその先には魚道があり流れが速いので、余り奥に入ってはいないと思うのだが姿が見えない。そこで水中を覗き込んで姿を探すと、時折群れが現れるがすぐに消える。一体何処に行ったのだろうと端から覗き込んで見ると、両岸のコンクリート護岸の下がえぐれているらしくその中に逃げ込んでいるみたい。水中にカメラを沈めて撮影するとコイの頭が見える。[あそこに居るなら…]と言う事で沈めてその前に流してみると、フライを狙ってコンクリートの下からゆっくり出てくる。同じ所で2尾釣り上げる事ができたがそれでお終い。水面の反応も水中の姿も見え中なってしまう。次のポイントは段差の上のトンネル前。目線ほどの高さの段差に登ろうと肘を上に載せて飛び上がった途端に、五十肩で少し痛い左肩が[グキッ]と来た。肩を痛めて登れない[痛!]で左肩が上がらなくなる。ここを登れば数尾追加できるのに断念せざるを得ない。[まっ、9尾釣れたから]と言う事で下流に下る。コイ釣りの場合上流に向かって釣る事はほとんど不可能に近い。なにしろコイの上流にフライを落とさないと食い付いてくれないから。そうするとラインがコイの上に落ちる。だから下りながら釣るしかない。それまであまり気にしなかった流れを注意深く探りながら下ったがコイの姿は見つけられず、最初の橋の所まで来てしまう。橋の下は始めと同じように水面に浮いている姿が見られとりあえず1尾追加。下流の浅場に移動して行ったのを追い掛けてもう1尾追加。そこで平瀬川は終了。川沿いに多摩川まで移動し、平瀬川との合流点に行くがここも反応がない。その流れが右岸沿いに本流で1尾追加下流に広がっていくところで水面に反応が出た。しかし反応は広範囲に移動していてなかなかこちらにやって来ない。追い掛けることもできたが、追い掛けてもコイとの距離は縮まらないことが多いので辛抱強く回遊を待つ。30分以上移動を待ってやっとフライエリアにやって来た。流していたラインを手繰りコイの前方から送り込む。すぐに反応してくれて12尾目をゲット。周辺での反応はこれ1尾だけだったので少し早めだが終了にする。やはりまとまった数を釣り上げるのなら、まとまった数の居るところでないとダメですね。だから今日は良かった。



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