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強い風の中、平山橋下ではリベンジ出来たが (2013/3/2)
3月2日、前夜の雨は水位に影響ないことを確認して浅川へ出漁。一番橋下の工事現場は重機の姿が見えなくなっているので、様子を見ようかとも思ったが、風が強く釣果が期待できないのでそのまま平山橋に直行。はしの上流側に行き流れを見ると、下流からの風が強く一面に波立っている。前回、中流部に回遊があったので少し上流から流れに入ろうとしたら、目の前から数尾のコイが慌てて逃げだして行った。[こんな所にまで来ているんだ。今度はもう少し上流から様子を見よう]と考えながら下流の様子を見る。水面は時折風が弱くなり波の低い場所が出現する。そしてその穏やかな水面に反応が出る。そのチャンスを逃さないように遠投して流し始める。フライを追いかける様に手前から一気に飛びつき、開始から15分で1尾目をゲット。反応の割に小型で43cmしかなかったがこれをリリース後同じ位置から様子を見るが反応は下流に行ってしまう。反応を追い掛けて少し下った頃再び風が強くなり反応が見えなくなる。[この風じゃ厳しいな〜]と思っている時、平山橋直下の左岸沿いに波の低い場所が在り、その狭い場所に頭が出ているのを見つけた。橋で風が巻くために波が低いのだろうか。眺めていると群れで移動している様で、下流部から右岸沿いを周り橋の下辺りから左岸に廻ってきて、水面に反応する。立ち位置を左岸際に移して岸際の遅い流れとの境にラインを落とし下流に送り込む。前回、浮力が弱く少し遠くなると位置が確認できなかったフライを、今回はフローターを少し大きめにして水面に出る量を大きくした改良版。そのフライを橋の下のポイントに送り込んで15分間隔で2尾を連続ヒット。群れの移動が下流部に集中し始めたので少し下流に移動し送り込む。しかしフライが橋の影に入ると場所が判らなくなってしまう。[フライは何処に?]と探している時、水面が微かに揺れたので[もしかして]と合わせてみる。手元に重さを感じてヒット。強い力で逃げ回るのを慎重に寄せると、皮一枚のスレ掛かり。サイズは80cm(7.5kg)の大物。群れの移動がより下流中心になり見難い橋の影の中に送り込み何とか5尾目を釣り上げたが、反応はそこで消えてしまう。前回6尾掛けて4尾を取り逃がしているのだからリベンジは成功と言える。ここを切りあげ最近回遊して来ない[東豊田用水]の水門前に行くが今回も回遊はナシ。流れから少し離れて上流に行くが、岸際にいた数尾はキャストと同時にブロック帯の中に隠れてしまう。水面への反応が無いのでインディケーターを付けてキャスト。前回、対岸からの枯草の下にいるのを確認しておいたからポイントは対岸ギリギリで狙い通り3尾を連続ヒット。しかし3尾目をリリースした時突然流れが濁り始める。上流の工事の影響だろう。ブロック帯の向こう側は少し濁りが入るのが遅かったが、次が反応する前に濁ってしまう。粘ってもこの濁りでは釣果は期待出来ないので、思いきって枯草の撤去に向かう。水際から枯れ枝で枯草を引っ掛けて引き揚げてみると、枯草の下に枯れ枝が沈んでいて、それに流れ藻や枯草が絡んでいたからいつまで待っても流れて行かなかったのを納得する。フライが引っ掛かりそうな枯草を全て撤去して戻って見ると、対岸がスッキリして次回からが楽しみになった。ここを切りあげ下流に移動するが、オーバーフローからの流れが合流する[旭が丘排水出口]は濁りの中。平山床固から下流に濁りが入っていないか心配したが、濁りは左岸沿いに流れ床固のかなり下流で合流するので、床固直下は影響ない。それを確認してから右岸の細流へ。流れ込みから様子を見るとすぐに2尾の反応が出た。流れにラインを載せて送り込み手前に居たのをヒット。下流に居るのを脅さないように陸に引きずり揚げようとした時、岸際で外れてしまう。慌ててネットを掴んで掛けだしたが、一歩の差で逃げられてしまう。もう1尾が驚いたか心配しながら眺めていると、下流で反応した。立ち位置からでは途中のL字にカーブした流れのため下流まで送り込むのが難しいので、右岸側に移動して送り込み何とかこれを釣り上げる事ができたが、これが獲れなかったら[二兎追う者は一兎も得ず]になるところ。気分良く横の床固下に移動。いつもなら段差の直ぐ下流の巻き返しを慎重に調べるのだが、最近流れの真ん中で釣果があるので不用意に近付き、巻き返しに居たコイを脅してしまう。それでも[流れの中を狙えばいいから]とブロック段差の中央に行き様子を見る。すぐに反応が出たが下流からの風が強く、初めは見えていた反応も下流に移動する毎に見えなくなり、追い掛けることが出来ない。岸際の緩い流れでの反応を見つけたが、向かい風で届かない。流芯では時折反応するが足元の流れが複雑で、フライが上手く流れて行かない。結局釣果を伸ばせず下流のプールへ。しかし風が強い。平山橋下は橋のおかげで波の弱いところがあったが、こちらは周りに何も無く風が吹き抜けるため一面に波立っている。しかも[ここには居ないだろう]と決め込んでいた場所から逃げだして行くのを見て[ここにも居るんだ]気付く。狙いのポイントに着いて辺りを眺めるが波が高く反応が出ない。やっと1尾見つけたが下流に行ってしまう。何とかもう1尾追加して10尾の[つ抜け]にしたかったが反応が見つからない。何処に居るのかを探しながら下流を眺めると、岸際の石の裏側の小さな波の無い所で、水面に頭を出しながら掃除機ライズの数尾を見つける。風で吹き寄せられたユスリカの抜け殻を吸い込んでいるのだろう。キャストエリアまで近付き、石の左側から送り込む。フライが緩い流れの中に入り込むと、水面に浮いた口がゆっくりフライに近づき、そのままフライを吸い込む。口に入ったのを確認して合わせやっと10尾目。合わせと同時の一暴れで群れは流れに消えて行き、追加できないまま日没終了。何とかリ前回のベンジは出来たが[風さえ無ければもっと…]と思うと悔しい一日でした。



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