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マルタはきれい好きだから、産卵場所にこだわる (2013/3/24)マルタはきれいな石を好む
3月24日、マルタのシーズンが開幕したので、登戸のマルタポイントを覗きに行く。[どうせ行くならついでにコイのポイントも]と[多摩水道橋]上流の伏流水ポイントを見に行く。そこは水温が少し高く産卵時には幾つも入り込んで来るので[そろそろかな?]と思って行ったのだが、ポイントには何も居ない。その下流が本流と合流する所は、ワンドになっていて大型を幾つか釣り上げたことがあるので、期待してそちらに行ってみる。伏流水からの流れ出しを覗き込むと、幾つ回遊はしていたがも水面に浮いているのが見えたが、こちらに気付いてゆっくり下流に移動して行く。眺めていると代わりに下流から廻ってくるのがいるのでその前に落として様子を見るが、水面には見向きもしないで下を通過してしまう。ワンドを正面に見る位置まで行って広い水面を眺めるが、それらしい波紋は何処にも見えない。[やはり少しシーズンが早いのか]と諦めて下流の[二ヶ領宿河原堰堤]に向かう。堰堤の下流を眺めると、堰堤下の広い溜まりに渡り鳥が幾つも羽を休めている。それを眺めた後下流を見ると堰堤からの流れ出しが瀬になっているところに釣り人の姿が幾つも見える。登戸のマルタポイントだ。このポイントは左岸の東京側からなら簡単に行けるが、右岸の川崎側からは少し下流に行って浅瀬を徒渉しないといけな堰堤下は渡り鳥の天国い。そこまでの間にコイのポイントがあるので、とりあえず途中のポイントを探ってからにする。自然石で組まれた護岸沿いに様子を見ると、岸際の緩い流れでポツポツ反応が出る。そのコイに向かって流す筋を読みながら、流れの真ん中も覗いていると、上流から食パンがそのままの形で流れて来た。[だれがあんなのを流したんだ?]と思っているとそのパンに向かってコイの頭が出る。幾度も幾度もパンをつつきながら一緒に下流に流れて行く。途中の速い流れがなければ、流れて行く先にフライを落として待つ事もで来るが、手前の流れが邪魔なので流れて行くコイを見送る。岸際のすぐ近くに反応が出たので、急いでキャストすると出てこない。そのままフライを流していると、岸から少し離れた所で反応した。ラインを岸沿いで2尾手繰り流す筋を少し沖寄りに替えて流す。しかし反応しない。何処に出てくるか判らないので下流を眺めていると、先程の反応よりは少し下流に出た。岸から少し離れた流れにラインを載せて下流に流し、狙うポイント近くに来たところで、手前のラインを岸際にメンディングしてフライを岸寄りに移動させ、そのまま送り出す。下流からゆっくり回遊してくるコイの筋にフライが流れて行った途端、フライの横から飛びついて来た。コイは一気に流れに入り元気に逃げ回るのでなかなか寄って来ない。やっと目の前まで寄せたが目の前の流れが速く、取り込みやすい上流側に誘導できない。下流側で寄り込むにしても、速い流れでネットの届くところに寄せられない。コイが疲れて大人しくなるのを待って下流の岸際ギリギリまで寄せ提灯釣りで1尾てネットイン。まずまずの大きさの66cm。狭い自然石護岸の上で記録撮影をしてからリリース。反応は下流にポツポツ出ていたので、それに向かって送り込むが、フライの到着時には居なくなってしまう。それでもしばらく待っていると再び頭が出てきたので同じ様に送り込んで2尾目。下流の排水出口へ移動して排水前を覗き込むと、石組みの間に吹き寄せられた桜の花びらに反応したいるコイの姿が見えたので、静にフライを落としたがコイは、ゆっくに沈んでしまう。ポイントを眺めていると流れ込みの向こう側の石の下に頭が出た。手を伸ばせば届く距離なので、ロッドの先からフライを垂らしてコイを脅さないように静にその口の横に落とす。コイはフライに気付いて反転するように向きを変え口を開ける。フライが口マルタポイントは渋かったに入ったのを確認して静にロッドを立てるとヒット。3尾目を釣り上げたところで下流の浅場から中州に渡渉。中州の下流側は浅場が続いているが、回遊しているかもしれないので様子を見るが、何も出て来ない。そこから中州沿いに上流のマルタポイントに向かう。途中の釣り人の居ない瀬の底石の写真を撮り、右岸からの流れが中州の先で左岸の流れと合流する所を渡り、マルタポイントの下流を渡渉して中州の釣りポイントへ。しかし流れにマルタの気配は全く無い。産卵行動に入っていれば流れの中で水しぶきが連続で上がるのに、何も出ないのだ。それでも釣り人は熱心にキャストを続けている。「今日は渋そうですね」とフライマンに聞いてみると「そうでもないよ」とボソッと返事。その後仲間に「3時間で6尾も釣ってるせっかく掛けたのに外れてしまうからまずまずだよ」と話しているのを聞いて[3時間も掛かって6尾?]と驚き[それを渋いと言うんだよ]と呟く。何しろ対岸から眺めてロッドが曲がっているのを2回しか見ていないし、流れの中にマルタの姿は見えず時折コイの尾鰭が水面に出るだけ。それでも全く釣れないわけではなさそうだからとりあえずキャストしてみたが、1度ヒットしてすぐに外れてしまったので、目の前の流れの底石の写真を撮ってから中州右の流れでコイを狙う。上流の流れ込みから様子を見て、ゆっくり流れるポイント中央で3尾追加し、4時近くなったので登戸を切りあげ二子に移動。水温が低いから二子でもマルタは期待できそうにないのでいつもの兵庫橋上に行く。バードウォッチャーが居なかったので、久しぶりにお気に入りの[虎の門]前に行く。初め反応はポツここでも外れてしまうポツ出ていたが見切ってしまう。代わりに遊んでくれたのは1年半ぶりで2回目と24回目のアカミミガメ。少し下流に移動して、倒竹の下流側でやっとヒットしたが、喰い付いた時の掛かりが口ではないように思われ一気に下流に走られる。長く出たラインを慎重に取り込んでいくが、岸際の茂みの中に入り込まれ動かなくなり、外れてしまう。兵庫橋上での反応が無くなったので本流の出っ張り護岸前に行き、合わせと同時に外れた1尾だけで悔しいけれど日没終了。気温がもう少し安定するとマルタも活性が上がるだろう。


今日のカメ


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