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昨日はあんなに反応があったのに (2013/4/29)見切りと途中バラしに苦戦しながら
4月29日、前日の6尾の釣果に気を良くして再び二子に行く。兵庫島ではフリーマーケットが行われていて凄い数の人出で賑やか。そのざわめきを横に一気に上流部へ移動し前日良かった川崎側の流れを目指す。途中、前日と同じ様に左岸のぶつかり上の巻き返しの様子を土手上から眺め、コイの居る事を確認して流れに降りる。しかし前日と同様に反応が無い。左のワンドの中を回遊する姿もチラホラ見えるが、水面に反応することなくゆったりクルージングしているだけ。粘っても無駄なコイは居るが反応せず事が判っていたのですぐに切り上げて右岸に徒渉。流れを少し上流に向かって歩き平瀬川との合流を目指す。遠目に見える合流点の歩道橋を眺めると、橋の中央に手すりにもたれかかっている人影が、ちょっと気になる動きをしている。デジカメで撮影して拡大ズームで確認すると何と釣り人で、橋の上からコイを狙っている。合流近くの浅場を進み合流点の上流側から歩道橋の下に行く。橋の上からの釣り人の邪魔にならないように、平瀬川の方から橋桁下を狙う。橋桁の周りは深くなっているから、出来る事なら少し離れた所で掛けたかったので、橋桁のすぐ横での反応は無視する。橋桁の向こう側では上から垂れ下がった糸が時々上下に動き場所を探っている。それを眺めながら[釣れたらどうするのだろう]と考えてみ橋の上から狙う釣り人たが、自分もそれをやった事があり掛かったらラインを出しながら橋の袂まで行って手すりを乗り越え、水辺まで降りて取り込んでいたのを思い出す。[でも、やはり大変だろうな〜]等と心配しながらフライを眺める。流れは橋桁の左側を流れ、巻き返しが橋桁を回り込むように戻って来るので、橋桁に向かってキャストするとフライはいつの間にか目の前にやってくる。そこで立ち位置を少し流れの側に移動する。すると橋桁から少し離れた所で安定して流れてくれる。しかしそこにコイはやって来ない。コイが回遊してきたのは橋桁の上流側で、底が少し深くなっているところ。そんなところで掛かると深みに潜り込まれそうなので避けたいが、廻ってくるのだからとりあえずその事は気にしないでキャストしてしまう。幾度目か深みに入られることなく取り込めたの回遊にキャストしてやっとヒット。深場に入り込まれない事を祈りながらやり取りするとコイは素直に上流の浅場に行ってくれた。これを難なく取り込んで1尾目をゲット。リリース後同じ所の回遊を待つがなかなか廻って来ない。立ち位置を少し左岸寄りに変えて橋桁横を狙ってみるが、反応は橋桁の下流側だけに出る。ちょうど上からの糸の向こう側だからどうする事もできない。こちら側に出てくれる事を期待しながら水面を眺めていると、橋の上からの糸の先で水しぶきが上がる。掛かったみたいで水しぶきは橋桁の向こう側に消えて行ったが、その釣り人が何処で取り込んだのか立ち位置からは判らない。また、糸が垂れ下がってくるだろうと思っていたがそれっきり糸は降りてこなかったので、切り上げたのだろう。前日には見えなかった群れがだったら橋桁の向こう側も狙えるだろうと回り込んでみたが、反応が出ない。結局ここで1時間以上頑張ったが釣果は1尾だけ。前日と同じ様にそのまま川崎側の流れを下流に下る。左からの合流の手前でヒットしたが途中で外れてしまう。なかなか釣れないので、焦りがあって少し早合わせになったため掛かりが浅かったのだろう。反応はポツポツ在ったがそのバラしで全て消えてしまう。下流の速い流れをパスするように下流に下りながら水中を眺めていると前日には見えなかったコイの群れが近くを泳ぎ回っている。水面が少し波立っているのでこちらの気配を消してくれたのだろうが、かなりの数がうろついている。[昨日は居なかったのに]とちょっと気になるが、下流の事で頭がいっぱいでその事はすぐに忘れてしまう。目的の橋桁周りに到着したがどうなる事かと心配したが、意外に反応が出ない。余りに反応が少ないので[何処に居るんだ〜]と流れ幅一杯にサーチして見たがポツポツと単発の反応が出るだけ。しかもやっと出てきた反応は全てフライを見切っていくし、何とかヒットした2尾は途中で外れてしまう。[ひょっとすると先程の群れは昨日ここに居た連中で、喰い気のある奴だけが上流に行っているのではないかな?]と考える。そこで昨日と今日の違いを考えてみると[曇っていて波が高い]と言う事だけしか思い付かないし[水温も19度と同じだし、水量も変わっていない。しかも上流にいた群れに喰い気は全く無かったし…]と考えながら送り出したラインを手繰り始めた時、急にラインが何かに引っ掛かって引けなくなってしまう。フライが石に引っ掛かっこんな太い糸で切られるなんてたのとは違って、途中が引っ掛かっている。しかも場所は目の前の橋桁の所。急いで手元のラインを巻き取りながら橋桁下に行き水中を覗き込んで見ると、橋桁下の深みに引っ掛かっている枯れ枝にラインが絡んでいる様に見える。下流のラインを手繰ると手元のラインが手繰れるので、全部それで巻き取り[最後のフライは切ればいい]と巻き始めたがヘッドとランニングラインの繋ぎ目が引っ掛かって巻けなくなってしまう。[ラインの途中が絡んでしまうとどうする事もできないよな〜]と焦りながら水中を見ると枯れ枝なのかそれに引っ掛かっているビニール袋なのかハッキリしない。ロッドを水中に突っ込み先端で障害物を探ってみると、絡んでいたラインが外れビニール袋が流れ出した。[やった〜、良かった]と一安心。そ最後に待たしても途中バラしれから立ち位置を橋桁から離れた所に変えて、それまでは流していなかった下流まで送り込み何とか1尾を釣り上げた。3時間も粘ってやっと1尾だ。しかし次のヒットは途中でブレイクで、その後のヒットは途中で外れてしまう。40分も掛かって釣り上げた3尾目は口から太い位置が垂れていて先には大きな針が付いていた。それを外してリリースした後にも1尾を掛けたが、またしても途中で逃げらる。最後に最初のポイントでヒットしたが、またしても途中で外れてしまう。結局8尾ヒットで取り込めたのはわずか3尾。何という日だろう。寂しい。


ブタナ


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