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流れの向こう側をピンポイントで直撃して連続2尾 (2013/8/3)狭いブロックの間を狙って
8月3日、薄曇りの空の下、暑さをそれ程感じないので気分良く浅川に向かう。ポイントは最近渋い平山橋でなく、先週少し好気配を感じた長沼橋下。橋の袂から静に水辺に降りてタックルを準備しながら左岸から岸辺の様子を見る。前回岸際で好反応があったが、サーチが多すぎて一気に下流に行ってしまったので、今回は少なめにして様子を見る。当然すぐに反応が出ると期待して、フライを結びながら下流をチラチラ眺めるが、反応が出ない。岸際の流れが緩く[なかなか流れ期待したのに反応が無いて行かないのかな?]と流芯にもサーチして見るが出ない。再び岸際と流芯にサーチすると、かなり下流で反応が出た。しかし前回ほど勢いのいい反応ではなく、ポツンと単発で1回だけ。[エッ?どうして]と水面を眺めるだけ。じっと水面を眺めていると、その下流の岸際で頭が水面に現れ少しずつ上流に向かって来る。[居た]と喜んで上流への回遊を期待して待っていると、20m程の所まで来て消えてしまう。どこに消えたが探るためにもう一度サーチ。すると流れの中央で反応が出る。しかし反応は付近のサーチを追いかける様に下流に向かって移動してしまう。流れをじっと見つめていると反応は数十メートル間隔でポツポツ出る。それが上流に向かって来るのを待っていられなくなり、反応との距離を詰める。やっとそれコンクリートにアユの食み跡がらしい元気な反応が岸際に現れたのでそれに向かってフライを送り込む。しかし反応が最後に出たところをフライが通過したが反応ナシ。[どうして]と驚いた瞬間、左の下流側から口が現れフライが口の中に消える。開始から1時間掛かってやっと1尾目。出てきた頭の大きさから、それ程大きくないと判断したのに、流芯に逃げ込んだコイは速い流れのためか全く寄せられない。少しずつ、ほんの少しずつ寄せてやっと取り込む事ができ、意外な大きさにちょっと驚く。ここまで大きいとは思わなかった72cmで嬉しい誤算。それをリリースする時、岸辺の斜めコンクリートの上流側の黒いシミが見えた。[何かな?]と水面に顔を近づけて眺めるとアユの食み跡らしい。幾本もあるコンクリート全てに同じ食み跡が付いているので排水出口でやっと2尾目かなりの数がいるようだが大きさは分からない。結局このポイント、追加することができず諦めて次のポイントを考える。一気に平山橋に下るか、少し下流にある[西長沼排水]の出口の様子を見るか悩む。[ここまで来たから様子を見るか]とバイクで移動。水門横から土手上に登り静に水門の裏から覗き込むと、幾つも黒い影がうごめいている。手すり越しにキャストすると全てを脅してしまいそうなので手すりの先端部のを狙ってキャスト。直ぐにヒットしたが、ポイントを走り回り他のコイは驚いて逃げ廻っている。結局全てが流れに戻ってしまい釣果は1尾だけ。排水下流の[平山用水]のプールの様子も見たが反応が出ないので平山橋に移動。しかし橋周りに反応はなく、そのまま[東豊田用水]の水路に。水路の水門オーバーフローにラインが吸い込まれて前はいつもと同じ様に石崖前に幾つも口が浮いている。口の手前に落として流れに載せて送り込むと直ぐにヒット。しかしいつもと違ってコイは水路の奥に向かって走る。[
どうせ1尾しか釣れないのだがら]とのんびり寄せに入っていると、コイは右のオーバーフローの向こう側に回り込む。[ヤバイ]と思ったときにはもう遅く、ラインの動きが止まってしまう。反応のなくなったラインの回収に行ってみると、ティペットからラインがオーバーフローに引っ掛かり、フライはなくなっている。途中のラインがオーバーフローを乗り越えて引っ掛かったようだ。ブレイクで取り逃がしてここでの釣果ゼロ。すぐに上流のブロック帯に向かうが、茂みをかき分ける気にならないので、前回の帰り道を逆に辿り、流れからポイントに向かう。久しぶりのポイントで4尾目ブロック帯の向こう側には幾つか浮いていたが、最初だけですぐに見えなくなってしまう。水面に全く反応しなくなってしまったのでインディケーターを付けて沈める。小さな当たりは出るが空振りばかり。やっと当たりらしいのが出て3尾目。しかし後が続かず、1時間粘ったが諦めて平山床固下に移動。ここ数回様子を見られなかった[横の細流]の様子を見ると数尾の反応が出た。流れ込む水量が極端に少なく、右岸沿いに流してもなかなか流れて行かないので、ポイントの真ん中にキャストして待つ。10分ほど待っていると突然水しぶきが上がってコイが飛びついて来た。これを寄せているとき、下流で2尾ほどの反応が出ていたので、リリース後もう1尾を期待してキャストを続けたが追加できず諦める。右岸を下りながら、浅い流れで5尾目下の浅場に着いた時、岸際から数尾が慌てて流れに逃げていくのを見て[ここにも居る]と浅場を下流に向かって様子を見ると、コイらしい水面への反応が微かに見えた。距離は僅か5-6mなので、体の横にフライを落として流すと直ぐにヒットで5尾目。しかしその下流のお気に入りポイントは全く反応が無い。1時間書けてじっくり様子を見ながら下ってみたが何も出ない。最後の望は下流のブロック前。餌釣りが居ないことを祈りながら流れを下る。ブロックの見えるところまで来たので流れに入り下流を見ると、ブロックに人影は見えない。[良かった]と一安心でいつもの様に右岸前の様子を見るが、反応が出ない。そういえば昼過ぎ、上流に向かうとき親子連れがここで遊んでいたので[いつ頃まで居たのかな餌釣りは居なかったが]と気になったが目の前に集中する。ブロック手前の右岸沿いでの反応が出ない代わりに、ブロック横からその下流では頻繁に反応が出る。しかし流れが複雑で、ブロックの下流側に送り込めないので手が出せない。一番手前のブロックの間で時折反応が出るので、狭いブロックの間にフライを落として見ると、水しぶきを上げて一気に飛びついて来た。48cmと小型だが何とか6尾目。リリース後[もう1尾居るかな?]と同じ所に落とすと直ぐにヒット。狭いポイントで連続ヒットは気持ちいい。しかし日没まで粘って7尾は寂しい釣果。もっと広範囲に探さないと。



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