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どこも反応が無くて、やっと見つけたポイントで (2013/9/29)最後に辿り着いたポイントで
9月29日、前回の最後に素晴らしい反応があったので期待して兵庫橋上に直行。期待して流れに入り対岸の[虎の門]の上流のワンドに行く。風はほとんど無くキャストは問題なく決まるが、回遊がない。上流の新二子橋下にはオイカワ釣りが2人。下流側には兵庫橋の袂には餌釣りが3人とその上流側にも2人も居るから、広範囲の移動は難しい。しかし前回反応が凄く良かったので[直ぐに廻ってくるだろう]と期待しながら対岸前をしつこく狙う。しかし回遊して来ない。前回は岸との間先週の反応はどこに行ったのにも回遊があり、それが対岸に廻って反応してくれたのに、今回はそれも無い。一体コイ達はどこに行ったのだろう。目の前のポイントに回遊がないので、少しだけ下流に移動して倒竹の裏側の様子を見たが、出て来るはずの反応が出てこない。[コイに喰い気が無い]と言うより[コイが居ない]の方が正解な感じなのだ。居れば必ずウロウロ回遊してくるはずだから。それでもしつこく様子を見ていると、やっと1尾の反応が出た。しかしそれは一気にサーチのパンを吸い込むことが出来ず、幾度も水面に頭を出しながら[チュバチュバ]吸い込もうとしているがなかなか口に入らない。口の変形した奴だと直ぐに判る。そのコイの前にフライを落とすが近過ぎたので驚いて潜ってしまう。そしてまた暫く回遊待ちの沈黙が続やっと口の痛んだコイがスレ掛かりでく。開始から40分後、またあの口の痛んだ奴が現れた。水面に垂れ下がった倒竹の葉っぱの間から上流に移動しながら[チュバチュバ]やる。今度はその少し上流に上手く着水したので、そのまま流してコイの目の前に送り込む。水面に頭が現れフライが口の前に行く。通常は口の中に入るタイミングでロッドを立てると、水しぶきが上がって手元にヒットの感触が伝わる。[喰い付いたんだ]と喜んでやりとりに掛かるが、引きの具合が少しおかしい。どうもスレ掛かりのような手応えなので慎重にやり取りする。水面に姿が見えたとき、ティペットが体の中心より後ろ側に消えているのが判り、スレ掛かりを確信する。こうなったら外れないように慎重に寄せるしかない。数少ない反応でやっとヒットしたのだから。姿が良くこんな所にアユが見えるようになって掛かり位置を確認すると、通常はヒレの根元に掛かることが多いのに、ヒレではなく胴体そのものに刺さっている。一番はずれやすい状態なのでさらに慎重になる。おとなしくなったのを頭から掬ってやっと1尾目。しかし後が続かない。回遊も無ければ反応もない。上流を見ると二人居たオイカワ釣りが一人になっていて、流れ込みでキャスト出来そうに見えたので、上流に移動する。いつも狙うブロック下流の巻き返しは、対岸の女竹の上に絡んだクズが垂れ下がっていてポイントが狭い。[どこに落とそうか]と落とし位置を悩みながら、立ち位置を調べていると、水中に半分埋まっている大きなコンクリートの塊の上に銀色の魚影がきらめいている。よく見るとそれはアユ。[何でこんな所にアユが居る凸凹だから食み跡が判らないんだ?]と驚きながら動画を撮影する。十数尾が次々にコンクリートに向かって頭をこすりつけながら反転する。しばらく眺めながら撮影を終えて予定した立ち位置に向かう途中、アユが食事をしていたコンクリートの表面を撮影する。デジカメの小さな画面では確認できないので、そのまま立ち位置に行く。(あとで画像をパソコンで確認したが、食み跡らしいものは写っていない。コンクリートの表面の凹凸の為食み跡がきれいに残らないのだろう)本命のコイの方は、倒れかかった女竹の奥では時折水面に頭が出ているが、それは奥だけで手前に廻って来ない。女竹から垂れ下がっているクズの前でも水面に反応があるが、落としたフライは手前の流れでドラッグが掛かり直ぐに動き出してしまう。流れに載せて送り込もう沈んでいるのは幾つも居るがとすると、下流に居るオイカワ釣りの前に流れて行くので、それもできない。左のブロック前の深場には沈んで移動するコイの姿が幾つも見えるが沈んだままで水面には反応してくれない。結局、ここを諦め下流にポツポツ見えていた反応を追いかける様に下っていく。しかし反応は上流から見たときだけで近付くと消えてしまう。期待した兵庫橋上を諦め本流に移動。取りあえず兵庫島横の二子橋上流側へ行くが岸辺に親子連れが幾組も居てあちこちで投石。流れは少し増水が残っていて、流れの真ん中の橋桁下には渡渉出来ない。仕方なく左岸沿いに二子橋をくぐる。しかし二子橋下流にはアユ師が3人居て、流れを広範囲に下って行ったのだろう。その為だろうか、広いポイントなのにコイの反応は全く出ない。下流のアユ師の様どこも反応が無い子を眺めたが、掛かった様子は無い。その内一人のアユ師が上流に戻ってきたので、挨拶をして話を聞く。話をしている間に、数年前に出会った秋本さんだと判り、座り込んでアユ釣りの話を色々聞く。「ありがとうございました」と礼を言って別れ下流の様子を見るが全く反応が出ない。下流にアユ師が残っているのでそれ以上下ることを諦め、久しぶりに兵庫橋の流れの二子橋下流に行って見る。流れ込みから覗き込むと、中間点にオイカワ釣りが1人立ち込んでいる。よく見るとその下流でコイの反応が出ているので、釣り人の下流側に回り込んで流れの横から様子を見る。すると元気な反応が幾つも出た。取りあえず一番近い反応に向かって岸辺から反応の上流側にフライを落とすと直ぐに喰い付きヒット。流れに入り取り込む最後に4尾連続ヒットが、岸は硬い軸の草が一面に生えていて撮影できる場所が見当たらない。やっと草のない地面を見つけて撮影。そこから流れに降りて[ちょっと下流に来たかな?]と思っていたら、目の前でも反応が出た。流れは目の前の中央より少し手前が流芯で流れの向こう側での反応が多い。しかし遅い流れなのでどれほどドラッグは気にならない。流芯から向こう側を狙って3尾を連続ヒット。スレ掛かりの1尾だけで[今日は惨敗だな]と思っていたのに、何とか5尾釣り上げる事ができ、二日連続で終盤の好釣果が嬉しい。しかし厳しい1日だった。




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