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9尾ヒットしたのに、ブレイクが6回 (2013/11/2)水深の浅いブロック帯
11月2日、前週は所用で出漁できなかったので、好釣果を期待して浅川へ。上田用水の取り入れ土手は修復されているだろうから一番橋下流のブロック帯の水位も戻っているだろうと出掛けたが、取り入れ土手は修復されていない。しかも前回は水位が少し高かったためにブロック帯はほとんど水没していたのに、今回はそれより水位が下がり、上流部のブロック帯は水面に頭が出ている。しかも最上流部に流れ込んでいる[東豊田用水]の水門前は茶色の濁り水。用水取り入れの上流用水土手は補修されていなかったで工事が始まったのか、水路の途中での工事かは判らないが、とにかく濁っている。しかし水量が少なかったので濁り水は下流にほとんど影響が見られないので一安心。水位が下がっているので水門前のワンドは浅くなり濁っていてコイの姿は見えない。流れにはアユ師が二人立ち込みしきりにロッドを振っている。水面に頭の見えているブロック帯をパスして土手上を下流に向かう。上から水面を眺めるがなかなかコイの姿が見つからない。水面に見えるブロックの頭がほとんど見えなくなる中流部まできたところでやっとその姿が見え始める。[この辺りからいいかな?]と斜面を下り水辺から少し離れた位置に立ち、流れの中のコイを探す。コイはブロック帯の中心部と沖側を中心に回遊しているのを見つける。ブロック帯は中心連続のブレイク!部の流れが遅く、岸際と沖側は流れが少し速い。回遊筋の上流の少し沖側にフライを落とし、手前のラインを岸際から少し離れるようにロッドを沖側に出して送り出す。フライは途中の遅い流れに引かれてブロック帯の中心近くをゆっくり流れて行く。水面への反応はポツポツ出るが、単発で反応しても直ぐに移動してしまう。やっとフライに向かって来るのが見えても、直前で潜り見切ってしまう。もう少し流れが速いと見極める前に喰い付いてくれるのだが流れが遅いとじっくりフライを見切る時間がある。それにしてもここのコイは以前に比べて見切りが激しくなっている。フライに向かって来るのを見つけ、合わせのタイミングを計っていても、開いた口にフライが入るかどうか見極めないといけないので、単純に[アユはまだ元気来た〜]と喜べない。幾度も見切られ、近場に反応する奴がいなくなったとき、少し下流に元気な反応が出た。少しキャストして流れる時間を稼ぎ、フライが反応のところに流れて行くのを待つ。頭は直ぐに水面に現れ、横から一気にフライを吸い込む。ブロックにラインが掛からないように急いで斜面を登ったが、途中のラインが何かに引っ掛かってしまう。急いで外しに行くがブロックに絡んだヨシの地下茎で途中の節から生えている根に引っ掛かっていて、外すのに手間取っている間にティペットが切れてしまう。次のヒットも一気に沖側に走り、ブロックに絡んでブレイク。連続のブレイクはかなりきつい。反応が途切れたのでキョロキョロ水面を探していると、沖側のブロックの中でアユが反転しているのを見つける。対岸にはアユ回遊を見つけてやっと1尾師が居るがブロック帯の端なので届かない所。[まだまだアユが居るんだ]と思うと無性に釣りたくなる。1時間掛かって下流部まで行くがその下には餌釣りが居てそこより下流には行けない。ポイントを移動しようかとも考えたが[東豊田用水]から濁り水が出ていたので、平山橋への移動を諦めて再度ブロック帯の中間点から様子を見る。斜面の上から様子を見ると、先程よりも少し上流に回遊が見つかり、静に斜面を下って何とか1尾目を取り込む事ができた。しかしその後で見つけた反応はフライの直前で見切って行く奴ばかりで、なかなか喰い付かない。しかもやっと喰い付いてもブロックの中を逃げ回りブレイク。結局ブロック帯では5尾ヒットしたが取り込めたのは1尾だけ。下流の餌釣りが移動して行ったのでまたしてもブレイクの連続、その跡に入って様子を見たが反応が無い。ブロック帯を諦め下流の[浅川北第五排水出口]に行ってみる。水門横の手すり越しに覗き込むと、流れ出しの左に水面に浮いているのを見つける。手すり越しにフライを垂らすと直ぐにヒット。群れを脅さないように下流で取り込むために、左岸を下流に回り込んでいる途中、不用意に引っぱったためブレイク。しかし反応は残っていたので今度は横からキャストして次をヒット。他のコイの事など考えずその場所で寄せようとしたが、コイは対岸に走り、ブロックの間から水路のコンクリートの下に潜り込んで動かなくなってしまい、最後はブレイク。またしても連続ブレイクだ。ここでの反応がなくなったのでそのまま本流へ。反応を探してウロウロしている内に、左岸へ幾筋もの流岸から離れてキャストれが合流している細い流れの筋の間に黒い影が浮いているのを見つける。影は水辺から数メートルの距離なので見つけた位置からキャスト。直ぐにフライに飛びついてきてヒット。ここでも群れを脅さないようにと下流側に誘導して取り込み、次を期待したが、姿が消えてしまう。周辺をしつこく探してみるがどこに行ったのか全く姿が見えなかった。そこから下流に向かってみたが、一見よさそうなポイントなのに全く反応が出ない。多分上流から下っていったアユ師が歩き回ったためだろう。それ以上下るのを諦め、途中のポイントをもう一度覗くことにする。最初は排水出口の水門前。ここで反応がなかったら急いでブロック帯に戻るつもりで覗き込むと、数尾が左岸前を回遊している。しかし少し沈んで動き回っているの何とか3尾目でなかなか水面に反応しない。様子を見ていると、時折巻き返しの一番手前のほとんど流れのないところに回って来て水面に反応する。それまで狙っていた巻き返しの真ん中から右側のコンクリートギリギリに落とし位置を変えて、廻ってくるのを待つ。時折近くまでは廻って来るが途中でUターンしていたのがやっとギリギリに落としたフライに飛びついてきた。難なくこれを取り込んで3尾目。今日の浅川は見切りの多い中、何とか9尾ヒットしたのに、ブレイクの連続で3尾しかゲットできなかった。不注意とブロックによるブレイクがなかったら…と思うと悔しい!




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