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やっとこいつに対面できました (2013/11/3)やっと出会えた
11月3日、前日の浅川の不調で厳しい11月のスタートになってしまい、どこに行くか悩みながらもいつもの二子に行ってしまう。兵庫橋上は三週間ぶりだから少しはよくなっているかな?と期待しながら流れの横でタックルの準備を始めるとき、岸際に浮いている白い魚体を見つける。[コイが死んでいる]と思いながら準備を終え、流れに入ったとき岸から声が掛かり「あれは何ですか?」とおじさんが白い魚体を指差す。[コイでしょ]と思いながら確認に行くと、何とそれは今までいつもの兵庫橋上から話には聞いていたが実際に現物に出会ったことのない[サケ]。「もう放流してないはずだけど、川崎側ではやっているのか」とおじさんは呟いている。体には白い苔が生え始め死んでから時間が経っているようだが、70cmの立派なオス。陸にあげたサケを「子供達に見せてやろう」とぶら下げて上流にいる子供達の方に行く。これを見送りながらいつものポイント前に。流れの透明度はいいがお気に入りの[虎の門]の奥にコイの姿が確認できない。岸際に向かってサーチして見るがやはり反応が出ない。[ここはダメか]と諦め直ぐ上流側の崩れ護岸前に移動。しかしこちらも反応が無い。それでもここでは岸際を回遊してくるので、岸際にフライを落としてそれを待つ。しかしここは巻き返しなので岸際はゆっくり上流側に向か対岸にフライを引っ掛けるって流れ、手前は流芯があるためにラインにドラッグが掛かり、フライが直ぐに動き出す。フライの動き出しを遅らせるために少しラインを送り出す。そしてフライが動き出すとピックアップしてキャストし直すのだが、送り出したラインの手繰り具合を間違えて対岸の倒竹に引っ掛けてしまう。落とし位置を左右に色々変えている内に上流側に垂れ下がっているクズにも引っ掛けてしまう。その内下流側の倒竹の奥から波紋が広がり、反応が出る。[来た来た]と喜んでその反応の上流にキャストした途端、先に引っ掛けた倒竹にまた引っ掛けてしまう。しかし反応が出ているので外しに行くこともできず引っ張って切る。反応は時々出るが移動の筋が読めない。また、上流側で反応が出てもそのまま下流に移動するわけではなくスレ掛かりだけれど1尾目、途中で止まってしまい、落としたフライに到着しない。それを幾度も繰り返しているうちに、下流から水面に反応しながら倒竹の奥から出てきたのを見つける。移動の速度と筋からフライに到達するのを予測して待っていると、フライの手前で反応した。反射的に手が動いているが頭の中では[あれはフライじゃない]と叫んでいる。しかし手元には重量感が伝わりヒット。[エッ?フライはあそこじゃなかったのか]と当惑しながら下流に走るコイに対応する。[虎の門]前からその下流の倒竹の中に入り込もうとするのを無理矢理止めて手前に寄せる。取り込みの不安を解消するために、フライの掛かり位置を確認すると、それは口ではなく左右の胸鰭の間の腹側。所謂スレ掛かり。と言う事は、反応したのはフライではなく手意外に反応が少なくて前に浮いていたサーチパンと言う事かもしれない。スレ掛かりにガッカリしながら[取りあえず1尾目]と喜ぶ。リリースの後反応はちょっと途切れたが、少し経つと復活し何とか2尾目を取り込めた。しかし反応はそこで止まってしまい復活しない。上流には餌釣りが幾人も居るので見に行けず、下流部だけ様子を見たが反応が無い。次は同じ流れの二子橋下流で流れ込みから様子を見るが反応がでない。[おかしいな〜、居るはずなんだけど]と下流に進みながら水面を眺めていると、かなり下流にやっと反応がでた。[あそこか]と少し下流に下り流れに載せてフライを送り込む。流れは思っているより右岸側に寄って流れていて、流したフライがコイのところに向かわず逸れてしまう。ピックアップして落とし直すと今度少し増水で反応ナシは反応に向かって流れて行き3尾目をゲット。これをリリース後[まだ居るはずだ]としばらく水面を眺めてみたが反応はでない。ここを切り上げて横の本流へ移動。流れを見ると少し水量が多いようで、流れの中央の橋桁下が水没している。下流に向かって様子を見るが、期待できる岸際の緩い流れの範囲が狭く反応がでない。[流れが速いから流れの緩い所を探さないと]と上流へ向かう。兵庫島横の出っ張り周りは人影が多くコイの回遊は見込めない。新二子橋の下を通過して、左岸前のブロック周りを覗き込むがやはり流れが速い。[何処に居るのかな?]と考えながら上流に向かい[あっ、あのワンドだ!]と気付く。平瀬川の合流前から流れは2つに分かれ、左の流れが東京側のぶつかるところにワンドがあり、流れが速いときにはコイがワンドで2尾連続避難していることがある。護岸上からそのワンドを覗き込むと岸際に黒い影が1つ見えたので上流側から流れに降りて静にワンド前に移動。水没している草の手前から様子を見るとその草のすぐ向こう側で反応がでた。[居た〜]とその上流側にフライを落とす。フライの着水からほんの数秒で水面に水しぶきが上がり飛びついてきた。着水直後の反応に[やった〜]と喜びながら取り込みに入る。右の速い流れに入ることもなく、左のワンドの中を逃げ回るので難なくネットイン。これを右の流れにリリースしてもう一度様子を見ると対岸との中間点で反応がでた。[まだ居た]と喜びそれに向かって送り込むと直ぐにヒット。短時間での連続ヒット。反応が途切れたので川崎側の流れに行ってみたが、こちらは中最後の1尾をバラしてしまう途半端に流れが速く反応がでない。新二子橋下まで行くと居るかもしれないが、オイカワが多くサーチが効かないので取りやめて東京側に戻る。[まだ居るかな?]と淡い期待で先程のワンドを覗いてみると、対岸近くに反応がありそれに向かってキャストすると直ぐにヒット。右の速い流れに入り込んだのを何とか引き戻して目の前まで寄せたところで外れてしまう。[何であの速い流れで外れないで目の前で外れてしまうんだ]と幻の6尾目が悔しい。最後に兵庫島横の出っ張りで反応を見つけたがヒットできず日没終了。明日は上流部にアユ釣りに行こう。




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