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天気はいいのに寒くて反応もないので早退してしまう (2013/12/22)兵庫島からの夕陽
12月22日、前日が所用で出漁できなかったので意気込んで準備をし、さあ出掛けようと玄関を出たら風が強く寒い。[日差しがあるから大丈夫だろう]と出発したが風が冷たい。最近、浅川が不調なので近場の登戸に向かうが風が気になる。登戸の宿河原堰堤下に着いてみると、流れは一面に波立っている。風は北西方強く吹き日差しがあるのに暖かくない。取りあえずここまで来たから、と流れの様子を見るが、いつも反応の在る右岸前に反応が出ない。下流を見るとルアーマンが一人、岸兵庫島からの夕陽際からキャストしているので[彼が岸際を歩いたからかな?]と思いながら下流に流れて行くサーチを眺めるが、全く反応しない。下流の岸際には僅かに波の低い筋が見えるので[あそこなら出るはず]と期待して様子を見たが全く反応ナシ。こんな時、期待できるのは、少し下流の下水の排水前だけなので、ルアーマンの後を回り込んでそちらに急ぐ。排水前で流れを覗き込むがいつも見えるはずの黒い影が全く見えない。気付いたのは上流から眺めているとき人影がチラッと見えたことで、それがこの排水前だったのだろうか。[ここに来る前に人が居たからかな?]と気になるが[暫く待っていると戻って来るだろう]と言う事で様子を見る事にする。キャストもせず、ロッドの先端からフライを垂らした状態でひた兵庫島からの夕陽すら水中に黒い影が戻ってくるのを期待して眺める。しかし冷たい風の中、ただ待っているのは辛い物で[ここで釣れなかったらどこに行こう。下流も波立っているから厳しいし、二子に行っても同じ風だから。平瀬は前回行ったばかりで続けて行くのも気になるし、キャストしてないから釣りをしなかったことにして帰ろうかな?]などとつい弱気になってしまう。20分ほど経ったとき、排水の流れ出しの少し沖側に黒い影を見つける。しかし排水前に入ってこないでそのまま上流に行ってしまう。それでも廻ってくるのが判ったから次の回遊を待つ。その内チラホラ戻って来た。時折目の前の排水出口の中に入ってくるが落ち着かない様子で一回りすると出て行ってしまう。足元の石の蔭に入り込んだのが見えたのでその前に沈めて見たが、兵庫島からの夕陽フライの横を素通りしてしまう。排水前から上流に向かった奴の前に沈めようとするが、流れのためコイの上を通過してしまう。狙い通りの所にフライが沈まないことに少しイライラしながら探していると、流れ出しの向こうから黒い影が近付いてきた。前回ここに来たときと同じように、流れの中にフライを落とし、やって来るコイの前に送り込んでみる。[どうせ素通りだろう]と期待しないで眺めていると、インディケーターが止まり微かに沈む。慌ててロッドを立てるとヒット。厳しい状況での1尾に喜んでは見たが、掛かり位置が気になる。[スレ掛かりで外れたらどうしよう]と弱気。逃げ回るのを慎重に誘導して水面に頭が見えた時、その口元にフライを確認したときは嬉しかった。[何としてでも取り込まないと]
  元気なアユの姿があった
と一段と慎重になり何とか取り込む事ができた。記録撮影を終えてリリースしネットを洗うが濡れた手がやたらに冷たい。それでも[もう1尾くらいは]と同じ場所で様子を見る。やっと次の廻遊を見つけたとき、子供達がやって来て排水の石の上から覗き込む。[あっ〜、そこに来たら…]と思うが[あっちへ行って]とは言えないので、帰るのを待つ。暫くして子供達は居なくなったが、回遊は途切れてしまう。[1尾釣れたから今日はもういいか]と早退を決めラインを巻き取る。排水横から斜面を登り冷たい風の中バイクに戻り、下流に見えた二子ライズを撮影しているとき、空に黒い影が飛び回っているのに気付く。その飛び方がどう見てもツバメなのだが[どうしてこの時期にツバメが飛ぶの?ツバメじゃないのかな〜兵庫島からの夕陽?でもツバメだよな〜]と驚きながら確認のためにカメラを空に向ける。しかし距離があり点にしか写らない。ズームにして鳥の真下にあると思える地面の茂みにピントを合わせた後、空に向けて[ここら辺りで]とシャッターを押す。遠くの群れは集まって飛んでいたかと思うと直ぐに散ってしまうのでシャッターチャンスがなかなか来ない。その内群れとの距離が近くなり、時折頭の上を通過して行くのがいるが近いと動きが速くカメラで追い切れない。それでも[写っているだろう]とシャッターを押し続ける。しかし写っているかどうか確認する余裕がない。ただひたすら枚数を撮影し[この位撮れば何とかなるだろう。帰ってから確認しよう]と撮影を切り上げ、1時間ちょっとの釣りだが、何とか1尾釣り上げられた兵庫島からの夕陽のでそれ以上粘る気力を失い帰路につく。帰宅後デジカメのデーターを見るが、写っている鳥の絵柄は予想通り小さい。それを拡大しながら眺めるがどうもツバメのように見えない。飛び方は間違いなくツバメなのだが、ツバメ独特の長い尾羽(燕尾)が見つからないのだ。[ピントが甘いから写ってないのかな〜]と考えながらネットで見つけた同じアングルのツバメの画像と見比べると[腹も白くない]事に気付く。撮影中に時折羽根の後に白い色がチラッと見えていたし画像にも写っていたので、検索で見つけたツバメの画像の中からそれらしいのを探す。見つけたのは[イワツバメ]の仲間。しかしこの時期に東京に居る事は無いらしい。色々探している内に見つけたのが[ヒメアマツバメ]で関東地方でも留鳥として周年生兵庫島からの夕陽息しているらしい。動きが速い上に遠くだから画像はハッキリしないが、羽根の後の白い色が確認できたので多分間違いないだろう。それにしても寒かった〜。家に帰って温度計を見ると9度しかない。空に雲はなく快晴だったのに日差しが暖かく感じられないし、濡れた手の冷たさが耐えられなかった。冷たい風が吹くだけであんなに気力が無くなってしまうのはやはり歳のせいだろうか。目標の15,000尾まで残り200尾を切ったので、頑張って釣らなきゃと思いながらの早退。今年の釣行はあと僅か。どこまで数を伸ばせるだろうか。




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